こんばんは、ヴィスタリアです。
小川理事長が語る感染症対策・トップスターの条件
小川理事長のたいへん興味深いインタビューを拝読しました。
※全文はPDFのダウンロードが必要です。
2020年のコロナ禍での4ヶ月に及ぶ舞台の休止は「太平洋戦争以来」であること、
休止中のスカイステージなYou Tubeでのメッセージ配信、「OUR FAVORITE TAKARAZUKA」は生徒から声が上がっての企画であったことが明かされていたり、読みごたえがあります。
特に印象的だったのが感染症対策の厳しさとトップスターの人事についてです。
宝塚歌劇は2020年8月に公演再開後に生徒と関係者に感染者が出て休演となりましたが、
その後感染も出ておらず公演が止まることもありません。
劇団の外の世界に目を向ければいくつかの舞台公演で感染者が出て公演中止やリスケジュールがあったり、
OGさんにも感染の報道があった中で、宝塚歌劇は相当に厳しい対策をとっているであろうことは想像に難くありません。
演出家の先生がプログラムに寄せた言葉や生徒さんのインタビューなどから、その対策が生徒さん、スタッフさんの大きな犠牲によるものであることも察せられました。
が、インタビューで明らかになった対策は想像以上の厳しさでした。
自宅から通う生徒や家族と暮らすスタッフには家でも常時マスク着用を義務付けた上、
食事も単独でとるよう指示した。
生徒や演出家、衣装部など生徒に近いスタッフは週ごとに、
それ以外のスタッフも月ごと或いはは公演ごとに、
定期的なPCR検査を行い、少しでも体調の悪い者がいれば迅速抗原検査を行っている。
家でもマスク、家族と暮らしていても食事は1人。
それが毎日続くという相当高い負荷の上ですばらしい夢の舞台をつくりあげて届けているのですね。
想像するだけで気が滅入り胸が重苦しくなります。
また小川理事長は「トップスターの人事は間違えてはならない」という人事的なことも語っています。
トップスターは常に主役を担い、演目の決定も左右する宝塚歌劇の看板です。
それにふさわしい条件は、芸が優れているのは当たり前でやはり人として優れてなければいけません。肉体的な強さはもちろん、組を背負いまとめるリーダーシップも求められる。
遠くないうちに発表されるであろう月組の次のトップスターはどなたかしら…と思いながら理事長の言葉を読みました。
小川理事長は3月31日での退任とタカラヅカ・ライブ・ネクストの社長就任が発表になっています。
退任の前に興味深いインタビューをじっくり読むことができてよかったです。
読んでいただきありがとうございました。
はげみになりますので応援していただたらうれしいです。
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