こんばんは、ヴィスタリアです。
花組「銀ちゃんの恋」あらすじのおさらい
先日出演者が発表になった花組「銀ちゃんの恋~銀ちゃん、本日も反省の色なし~」の配役を予想してみました。
初演(月組1996年)、再演(花組2008年、宙組2010年)を経て4回目の上演となります。
いずれも映像ですが初演と08年を見たことがあります。
初演はちょうど第一次ヅカファン時代で、芝居巧者ののんちゃん(久世星佳)、コウちゃん(汐風幸。現 片岡サチ)にゆうこちゃん(風花舞)はじめこれぞ芝居の月組で大好きでした。
映画監督のるんぱちゃん(真山葉瑠)も絶妙すぎて大好きです。
いまだにスカイステージで放映があるとついつい見入ってしまいます。
(石田先生の演出にヒヤヒヤしたり首を捻ったりする場面もありますが、
この原作ということもあってギリギリセーフ…いや、やっぱりアウトかなあと自問自答しつつ、それでも生徒さんがすばらしくて見ちゃいます。)
何度も再演されていますし原作の「蒲田行進曲」でご存知の方も多いかと思いますが、あらすじはこんな感じです↓
東洋映画の京都撮影所では新撰組の映画の撮影がおこなわれていた。
ハイライトはスタントマンでさえ恐れをなして逃げ出す高さ数十メートルの大階段を使っての池田屋の”階段落ち”である。
新撰組隊士に斬られた尊皇攘夷派の志士が大階段から落ちる壮絶なシーンで、落ちればもちろん無事ではいられない。
よくて半身不随、悪ければ命はないというまさに命がけの見せ場だ。
映画の主役は土方歳三役の倉岡銀四郎――のはずだが、坂本竜馬役の新進スター橘のカットがやたら多い。
自分が主役でないと我慢がならないスター気質の銀ちゃんは気が立っており、焦ってもいた。
さらにかつての恋人の女優水原小夏が妊娠し、
銀ちゃんはスキャンダルを避けるために自分を慕う大部屋俳優ヤス(平岡安次)に小夏と結婚するよう言い渡す。
最初はちぐはぐな小夏とヤスだったがだんだんと心を開き通じ合っていく一方、
銀ちゃんは新しい恋人朋子と噛み合わず、小夏に朋子に話をしてくれと頼んだりする。
そんな中、銀ちゃん――土方歳三の最大の見せ場である階段落ちのシーンが危険すぎるという理由でカットされそうになる。
銀ちゃんを慕うヤスはある一大決心をする……
花組「銀ちゃんの恋」水美舞斗の小夏とヤスは誰か
まずヒロインの小夏役はみさきちゃん(星空美咲)でしょうか。
105期生で新人公演が実施されていないこともあってヒロインは未経験ですがバウ「PRINCE OF ROSES」ではヒロインをつとめていますし、
本公演ショー「Cool Beast!!」でもすでにお役がついています。
そしてヤスは飛龍つかさくんでしょう。
「マスカレード・ホテル」能勢刑事、
「はいからさんが通る」牛五郎、
「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」デュークで
芝居・歌・ダンスの実力に加えてコメディアンの才能も発揮されていますし、ヤスもばっちり演じてくれるでしょう。
ただここのところ三枚目な役が続いていることが気になります。
まだ研10のスターさんですから持ち味を固定することなくもっといろいろなお役を見たいです。
以下、こんな感じで予想してみました↓
役名 | 配役予想 | 08年花組 |
倉丘銀四郎(スター俳優。自分が常に主役でいたい) | 水美舞斗 | 大空祐飛 |
水原小夏(売れない女優。銀四郎の恋人) | 星空美咲 | 野々すみ花 |
ヤス(平岡安次。銀四郎に憧れ師事している大部屋俳優) | 飛龍つかさ | 華形ひかる |
朋子(銀四郎の新しい恋人) | 糸月雪羽 | 華耀きらり |
ヤスの母 | 京三紗 | 邦なつき |
監督<大道寺> | 悠真倫 | 悠真倫 |
橘(銀四郎のライバル俳優。坂本龍馬役) | 帆純まひろ | 真野すがた |
ジミー(銀四郎に師事している大部屋俳優。沖田総司役) | 侑輝大弥 | 望海風斗 |
トメ(銀四郎に師事している大部屋俳優) | 希波らいと | 日向燦 |
マコト(銀四郎に師事している大部屋俳優) | 翼杏寿 | 夕霧らい |
専務(東洋映画の重役) | 航琉ひびき | 眉月凰 |
女秘書(東洋映画の社員) | 美風舞良 | 初姫さあや |
カメラマン/スポンサー | 舞月なぎさ | 紫峰七海 |
助監督<鈴木> | 峰果とわ | 白鳥かすが |
橘のマネージャー/保険屋/池田屋 | 紅羽真希 | 紫陽レネ |
女医/ホステス | 真鳳つぐみ | 聖花まい |
島子(映画のスタッフ) | 都姫ここ | 瞳ゆゆ |
銀ちゃんのライバルの売れっ子俳優橘は帆純まひろくん。
マイティー(水美舞斗)のディナーショー、「恋スルARENA」「Dream On!」もご一緒で、今回はマイティーの東上主演作品とご縁が続きます。
橘は銀ちゃんと2人のシーンもありますし、坂本竜馬の扮装で出ていることが多くてかっこいいです。
銀ちゃんの現在の恋人はいとちゃん(糸月雪羽)。
初演月組と08年花組でまったく違うキャラクターになっていましたが、08年の方が銀ちゃんと壊滅的に相性がよくないのが際立って好きでした。
専科のいっちゃんさん(京三紗)はヤスの母で決まり、
そしてまりんさん(悠真倫)は監督役に再登板ではないでしょうか。
初演のるんぱちゃんの監督も絶妙ですが、
08年のまりんさんもルックス、歩き方から作り込みがすごくて好きです。
宙組から花組へ戻ってこられるあおいさん(美風舞良)は
てっきり星風まどかちゃんと同じく全国ツアー組かと思っていましたがこちらでした。
出番の多さからすると東洋映画の秘書かなあと予想したのですが、ややエキセントリックな役どころで
しょみちゃん(真鳳つぐみ)が演じてもおもしろい気がします。
そしてこの08年花組版で天使のようなかわいさできらっきらに輝いていたのぞ様(望海風斗)のジミーは
だいやくん(侑輝大弥)でどうでしょう。
希波らいとくんと悩みましたが、
あどけない少年のようなかわいいだいやくんが見たいという欲求を抑えきれませんでした。
らいとくんは銀ちゃんが焼肉をおごるシーンで音頭をとるトメでしょうか。
08年ではパンチパーマの髪型でしたが、どなたが演じるにしろこのあたりがどうなるのかも気になります。
同じく気になっているのがヤスの故郷の村のシーンでの村長や玉美という役の描き方がかなり類型的で、
石田先生は笑いどころにしたいのでしょうけれどまったく笑えない上にこういう役にする必要性も感じられないので、
変わっていてほしいという願いをこめて予想をしませんでした。
せっかく再演されるのですから前回とまったく一緒ではなく変えるべきところ、手をいれるべきところはブラッシュアップしてほしいと願っています。
せめて配役の「女医」「女秘書」「看護婦」が
「医師」「秘書」「看護師」に変わっていることを望みます。
……配役予想がだんだん石田先生の演出についての話になってしまいました。(お好きな方ごめんなさい)。
もちろんマイティーの満を持しての東上主演も、銀ちゃん、小夏、ヤスのドラマもとっても楽しみにしています。
大好きな生徒さん、気になっている生徒さんも出演されますしちょうど夏休みとも重なりそうなので通うつもりです。
読んでいただきありがとうございました。
押して応援していただたらうれしいです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓