月組

月組「ブラック・ジャック」再演!/鳳月杏「ELPIDIO」主演

こんばんは、ヴィスタリアです。

月組「ブラック・ジャック」再演!!

れいこうみ(月城かなと・海乃美月)の月組全国ツアーが発表になりました。

2022年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【全国ツアー公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。   

月組公演
■主演・・・月城かなと海乃美月

◆全国ツアー:2022年11月18日(金)~12月7日(水)

ミュージカル・ロマン『ブラック・ジャック 危険な賭け
─手塚治虫原作「ブラック・ジャック」より─
作・演出/正塚 晴彦

漫画の神様と称される手塚治虫氏の代表作の一つ「ブラック・ジャック」を、オリジナル脚本で描いた『ブラック・ジャック 危険な賭け』。

1994年、安寿ミラを中心とした花組によって上演され大好評を博したこの作品を「ブラック・ジャック」連載開始50周年のメモリアルイヤーのスタートとなる2022年11月、月組全国ツアーにて再演いたします。
無免許ながら、神技と称される腕を持つ天才外科医ブラック・ジャックに月城かなとが扮し、人間への深い愛や命の尊さといった手塚作品に込められたメッセージをドラマティックに謳いあげます。

ジャズ・オマージュ『FULL SWING!
作・演出/三木 章雄

心躍る音楽ジャズで綴るショー『FULL SWING!』。
スウィングのヒーロー誕生を祝うゴージャスなプロローグをはじめ、時にスタイリッシュに時にソウルフルに、バラエティに富んだ場面で構成する魅惑のステージ。

月組トップコンビ・月城かなとと海乃美月のお披露目公演として大劇場で上演した作品を全国ツアー版としてブラッシュアップしてお届けいたします。

月組の魅力を詰め込んだ、ファンキーでスウィンギーなジャズの世界をお楽しみください。   

正塚先生の芝居に三木先生のショーとはまるで90年代だなあという感慨があり、自分の初観劇が星組「二人だけが悪/パッション・ブルー」という正塚先生✕三木先生だったので懐かしい一方で滾るものもあります。

若手、中堅の演出家の先生方の活躍もうれしいですがベテランの先生方の活躍もまたうれしいものです。
「FULL SWING!」は三木先生の久々の本公演、新作でしたしね。

さらに演目がもう……!(←落ち着け)
正塚先生の、そして永遠の贔屓ヤンさん(安寿ミラ)の代表作「ブラック・ジャック 危険な賭け」が再演されるんですからこれほどうれしいことがあるでしょうか。

あんまり驚いたのとうれしいのと信じられないのとでとても興奮しています(←いいから落ち着け)。

今年は演劇界、歌舞伎界で手塚作品の上演が続きます。
荻田先生演出の「アラバスター」↓

歌舞伎座は8月に「新選組」↓

そして宝塚歌劇で「ブラック・ジャック」再演。
雪組でまっつさん(未涼亜希)が再演されたときは「許されざる者の挽歌」という副題でまったく違うストーリーでしたが、
今回は「危険な賭け」なので初演版の29年ぶりの再演ですね。

再演にあたって変更などあるのか今から気になって気になってうずうずしています。

正塚先生と月組のご縁は「ブエノスアイレスの風」から続いておりプログラムには「台本や演出に大きな変更は考えていませんが、気になるところには少し手を加えてブラッシュアップしたものをお届けできたら」と書かれていましたが「ブラック・ジャック」はどうでしょうか。

ピノコをどなたが演じるのかも楽しみです。

初演時に手塚治虫記念館のオープンに合わせて劇団から「リボンの騎士」を打診されたヤンさんが
ブラック・ジャックを正塚先生で、と要望して生まれた佳作です。

トップスターが顔に大きな傷をつけたことも当時は話題になったそうですが、今では顔に傷のある役は珍しいものではなくなりました。

主題歌「かわらぬ思い」は名曲で様々なスターさんが歌い継いでいます。

れいこちゃん(月城かなと)がどんなふうにBJを演じ、舞台化粧を施し衣装を着こなすのか、「かわらぬ思い」をどんなふうに歌うのか楽しみです。

れいこちゃんは芝居心があって深い表現のできるトップスターですから期待が高まります。

ブラック・ジャックはヤンさんをお好きだったまっつさんが再演し、まっつさんと雪組で同じ時をすごし今も気にかけたり連絡を取り合っているれいこちゃんが演じるのも最高です。

まっつさんのブログには「I AM FROM AUSTRIA」のときにれいこちゃんから連絡があったことや、今年は帰国中に観劇されたことなどが書かれています。

それにしてもれいこうみはトップコンビになる前に「ダル・レークの恋」、
プレお披露目で「川霧の橋」、本公演でVISA協賛の一本物で「グレート・ギャツビー」、
そして今回の「ブラック・ジャック 危険な賭け」と名作、良作の再演が続いているのは
正統派でクラシカルな魅力がある上に芝居がうまく相性がよいからこそ、宝塚歌劇が誇る名作をぜひこのトップコンビで――と任せたくなるのかなと思いました。

再演を任される作品のバリエーションが広いのもすごいことではないでしょうか。

「危険な賭け」のストーリーでいけばれいこうみの関係はこれまでの作品とは一線を画すものになりますから(なんてったって正塚先生ですし)、再演ものではありますがトップコンビのまた違う魅力にも出逢えそうです。

月組 鳳月杏が謝珠栄先生の新作で東上主演

もう一つの別箱はちなつさん(鳳月杏)の二度目の東上主演、謝珠栄先生の新作です。

2022年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【KAAT神奈川芸術劇場公演/梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。

月組公演
■主演・・・鳳月杏

◆KAAT神奈川芸術劇場:2022年11月21日(月)~11月27日(日)
◆梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ:2022年12月3日(土)~12月11日(日)

ミュージカル・ロマンティコ『ELPIDIO(エルピディイオ)
~希望という名の男~
作・演出・振付/謝 珠栄

植民地が次々と独立し、隆盛を極めたスペイン帝国が終焉を迎えた20世紀初頭のマドリード。

国の将来を憂える男達が集う酒場 Camino(道)に、仲間たちからロレンシオと呼ばれる男の姿があった。
かつて死に直面しながらも命を取り留めた過去を持つ彼は、生きる意味を求め彷徨う中、この街へと辿りついたのだった。

ある夜、何者かに襲われたロレンシオが連行されたのは、軍の大佐でもあるアルバレス侯爵の館。
侯爵と瓜二つの顔を持つロレンシオは偽の身分証を所持していたことで脅され、替え玉となるよう迫られる。

ELPIDIOというペンネームで新聞に詩を投稿していた彼は、それを続けることを条件に替え玉となることを受け入れるが、侯爵の妻パトリシアに偽物と見破られてしまう。
侯爵と離婚協議中であったパトリシアは福祉活動に従事しており、同じ思想を抱くロレンシオと次第に惹かれ合い、二人は恋に落ちていく。

侯爵家の人々に見守られながら様々な事柄に向き合ううち、ロレンシオはようやく自らの使命を見出していき…。

弱者に寄り添うELPIDIOの詩に触発された人々が“希望”を胸に行動を始める中、この世に蔓延する嘘の在り方に対峙する偽侯爵ロレンシオは、スペインが抱える問題を如何に解決していくのか。
そして、彼の本当の名に込められた意味を見出すことが出来るのか。

ちなつさん、おめでとうございます!

トップコンビが再演作品の一方でもうひとつの別箱公演は新作というのも興味深いですしワクワクします。

激動する世相のなかでドラマチックに、ロマンチックにストーリーが展開しそうでおもしろそうではないですか。

公演解説を読むとちなつさんロレンシオアルバレス侯爵の二役だったりするのかしら?

気の早い話ですがヒロインであろうパトリシアはどなたでしょう。

彩みちるちゃんちなつさんの並びが見てみたいなあと思い浮かびましたが果たして……下級生の娘役さんが抜擢されるかもしれません。

出演者・配役の発表を楽しみに待ちたいと思います。

どちらの月組公演も観に行きたいです。
チケットがんばります!

読んでいただきありがとうございました。
押して応援していただたらうれしいです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ