こんばんは、ヴィスタリアです。
花組「CASANOVA」新人公演を観劇してきました。
例によってヴィスタリアの独断と偏見、偏愛に満ちた感想です。
初の新人公演観劇!舞台は技術のみではなく、熱意のみでもない
人生初めての新人公演を観劇して、昨夜は興奮がなかなか醒めませんでした。
花組新人公演見てきました。舞台からあふれるエネルギーがすごくて、自分の受容できる器がいっぱいに満たされて放心しています。いまはなにも受け取れない。そんな心地よい興奮と疲労感のなかにいます。
— ヴィスタリア (@zukabana_vis) April 11, 2019
舞台から放たれるものすごい熱量を受け取って終演後に興奮と心地よい疲労感を感じました。
生徒さんたちの熱意やエネルギーはものすごくて、宝塚の舞台の大きな魅力であることをあらためて感じました。
また一方で熱意だけではなく技術、芸もまた舞台の最重要なものであり、本公演の生徒さんたちがいかに芸を精進されているかに気づくこともできました。
立ち居振る舞い、衣裳の着こなし、発声、歌唱、ダンスなどの技術といえばいいのか芸といえばいいのか、
そういったものに支えられている宝塚歌劇の舞台は美しくて魅了されるのだなと思いました。
たとえば宝塚の娘役さんのドレスの着こなしはすばらしいですが、新人公演では裾の長いドレスをつまみ上げる手つきがぎこちなく見える方もいました。
(本役さんとのサイズ感の違いのせいかもしれませんが)
これから多くの舞台を経験していくなかでこうした所作も美しく磨かれてすてきな娘役さんになっていく過程を見ているのだと、
あたりまえのことかもしれませんがこの目で初めて新人公演を観たからこそ感じることができました。
新人公演はなかなかにチケット難ですがぜひまた観劇したいです。
ちょうど友の会で宙組「オーシャンズ11」の第1抽選があるので新人公演のチケットも申込みました。
第1抽選はなかなか当たりませんが申込まないことには可能性は0ですからね。
花組「CASANOVA」本公演と新人公演の違い
本公演では2幕の1本物が休憩なしの2時間弱の芝居に変更されていました。
新人公演の演出担当は指田珠子先生でした。
フィナーレ+αをカットするくらいかとなんとなく予想していたのですが、いくつかの場面やエピソードがカットされていることで「祝祭喜歌劇」から「祝祭歌劇」になっていると思いました。
特にコンデュルメルもコンスタンティーノ、ゾルチ夫人も笑いを取る場面やセリフが大きくカットされていることにより、
各人のキャラクターも変わってきていると感じました。
たとえばコンスタンティーノがゾルチ夫人に一目惚れをするところで惚れ薬は出てきません。
ゾルチ夫人の美貌なら惚れ薬などなくともコンスタンティーノが惚れる説得力があるのですが、
惚れ薬であることを忘れて「喉が渇いた」と飲んでしまうコンスタンティーノではなくなっていました。
また本公演でコンデュルメルが笑いをとっていたセリフのほとんどがなくなっています。
「薔薇は出るんじゃない、咲くんだ」(袖に捌けるときのジャンプ込みで好きでした)
「仮面舞踏会はヴェネツィアの伝統芸能だからだ!」
これらのコミカルなセリフが好きだったのでちょっと残念でした。
とはいえ新人公演という勉強の場で制限時間もあるであろうことを考えるとこれらの刈り込みは妥当だったのかなと思います。
カットされたシーン、エピソードを覚えている限りになりますが、挙げてみます。
◆幕開きのカサノヴァが裁かれるシーン
◆カサノヴァとバルビ神父の脱獄シーン
◆薔薇が”出る”シーン(カサノヴァが宮殿に侵入する際の女官たちとのシーン)
◆仮面舞踏会のシーン
◆コンデュルメルの涙薬とコンスタンティーノの惚れ薬
歌やダンスがカットされているところもありました。
◆パラリス神の神託で水晶を持って踊るところ
◆ゴンドリエーレに扮装したカサノヴァが運河で歌うところ
◆カーニヴァル(短縮されていました)
◆仮面舞踏会
ゴンドリエーレのカサノヴァとベアトリーチェのやりとりは変わっていたような……記憶違いかもしれません。
とてもすきてな場面でした。
キャストごとの感想は次の記事に続きます!
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