観劇の感想

花組全国ツアー「フィレンツェに燃える/Fashionabel Empire」初日(柚香光のご挨拶・ショーのアドリブ、変更点)

こんばんは、ヴィスタリアです。

梅芸メインホールで初日を迎えた花組全国ツアー「フィレンツェに燃える/Fashonable Empire」を観劇してきました。

ヴィスタリアの独断と偏見と偏愛に満ちた感想で、作品の内容に触れています。

花組全国ツアー「フィレンツェに燃える/Fashionable Empire」 柚香光のご挨拶

昨日は雪組「蒼穹の昴」(それもSS 席)から花組「殉情」初日を観劇し、
公演間が30分もなくて慌ただしくも楽しい1日でした。

今日は今日とて梅芸メインホールで初日を迎えた花組全国ツアー「フィレンツェに燃える/Fashionable Empire」を観劇してきました。

さらに明日も明後日も観劇の予定があって、今年の私の秋は読書でもスポーツでもなく観劇の秋です。

花組トップスターれいちゃん(柚香光)のご挨拶をいつも楽しみにしていますが、
2回目だったかで秋についてのお話がありました。

柚香)秋っていいですよね。
前回の全国ツアーは夏でしたが今回は秋で、移動中に秋の風景、景色を楽しめるのではないかと思っています。
みなさまの秋も楽しい物でありますように。

3回目のカーテンコールはスタンディングオベーションで、

柚香)お立ちいただいたので全国ツアーの完走を願って花組ポーズをしたいと思います。
秋が来たぞー!のかけ声でお願いします。

私が「秋が」と言いますのでみなさんは(舞台の組子を振り返って)「来たぞー!」でお願いします。

花組ポーズの説明もれいちゃんがしてくれたのですが、
「鏡だとわかりにくいですよね」と客席と同じ向きになるよう背を向けて詳しく実演しようとすると特大の大羽根の中にすっぽり埋もれてしまって左耳にあてた右手も、腰の右側に添わせた左手もまったく見えませんでした。

なごみました。

そして舞台も客席も元気に花組ポーズをして、初日の舞台は無事に終わりました。

また全国ツアー恒例のご当地出身者紹介では、航琉ひびき副組長に「大阪府出身、水美舞斗!」と呼ばれたマイティー(水美舞斗)が元気に、かわいらしく「はい!」と手をあげていました。

航琉)この場にはいらっしゃいませんが梨花ますみさんも大阪府のご出身です。

お芝居の「フィレンツェに燃える」に出演されている専科のみとさん(梨花ますみ)も紹介があると、大きな拍手が送られました。

れいちゃんはご挨拶の中で作品についても触れていました。

柚香) 今は亡き柴田先生の「フィレンツェに燃える」は(中略)感傷的で、愛の強さも弱さも描いた作品です。
ご覧になったみなさまの間でいろんな感想が交わされるのでは。

この作品についての評がとてもすばらしくて「わかる」「正にそれ」と思ったのですがポンコツで覚えきれず…タカラヅカニュースで放映されますように。

ショー「Fashionble Empire」についてはこの全国ツアーから発売されたシャンシャンの王冠を模したミニ王冠に触れて

柚香)客席のみなさまが王冠を振っていると王冠とみなさまの笑顔がキラキラと輝いているですよ。

(客席が一斉に王冠を取り出して振ると)しかもシャラシャラと音がするんですね。

王冠に取り付けるストラップの金具が立てる音が梅芸にしゃらしゃらと響きました。

ちなみにこの振付、ものすごく難しくて客席では全然できませんでした。


でも舞台上の生徒さんもプロローグでこのシャンシャンを持ち、共に動かして作品に参加するのはとても楽しかったです。

久しぶりの客席参加を楽しみました。

全国ツアー「Fashionable Empire」アドリブ、変更点、感想

昨日から「蒼穹の昴」「殉情」と深い作品が続いた上にお芝居の「フィレンツェに燃える」がずっしりと重たかったので、ショーがとっても楽しかったです。

待っていました!

飛龍つかさくん、音くり寿ちゃんというスターがご卒業しバウ・ワークショップ「殉情」に下級生を中心に出演者が分かれたことで、
各場面で本公演とは違う生徒さんの活躍を見られるのもうれしかったです。

まずプロローグFashionable Momentの場面のエンペラー/柚香光が青い髪が長めでハーフアップというかなり斬新な髪型で驚きました。

お芝居が地毛ですから全カツラを作られたようですね。

ひとこちゃん(永久輝せあ)はピンクめの髪色、マイティー(水美舞斗)は金髪で本公演とはイメージが変わって新鮮です。

星風まどかちゃんのカツラもThe Fashion Showの変身前のおさげも変身後も、中詰のカツラも変わっていました。

このThe Fashion Showで変身前のまどかちゃんとさおたさん(高翔みず希)の後ろを通るのはマイティーほのかちゃん(聖乃あすか)

2人して変装?コスプレ?をして、ご当地キャラクターの絵を持っていて、ここが各地のアドリブになるのですね。

ちなみにファッションモデル(女)の都姫ここちゃんがとってもキュートでかわいくて目が釘付けでした。

片足ダルマ?といいますか、ラムちゃんみたいな?お衣装を着ているんです。

ここちゃんは「フィレンツェに燃える」冒頭の舞踏会のドレス姿もとってもかわいくて、これまでとは明らかに違うかわいらしさで輝いていました。

続いてLabyrinthの場面ではカゲソロ、カゲコーラスともに106期生の湖春ひめ花ちゃんが歌っていました。

コーラスは美風舞良組長、音くり寿ちゃんからみょんちゃん(咲乃深音)湖春ひめ花ちゃんに変わりました。

湖春ひめ花ちゃんはプロローグで音くり寿ちゃんが歌っていたところにも入っていましたし、お芝居でも歌のソロを任されていました。

またみょんちゃんもお芝居で美しいソロを聞かせてくれましたしエトワールにも選ばれていて、これから花組の歌姫として一層活躍していくのかな…と思いました。

みょんちゃんと99期のみはるくん(春矢祐璃)は今回の全国ツアープラグラムでスチール入りをされています。

ラビリンスの娘役さんの中にとっても美しくてまぶしい子がいるなあと思ったら107期生の七彩はずきちゃんでした。

他の場面でも「あの娘役さん、かわいい」「綺麗な娘役さんがいる」と思うと七彩はずきちゃんで、目を奪われること度々でした。

中詰Beautiful Momentのはじまりをひとこちゃんを真ん中に歌うのはしぃちゃん(和海しょう)キョンちゃん(航琉ひびき)という上級生男役さん。

渋くて歌うまでかっこよくて、贅沢な時間でした。

中詰のれいまど(柚香光・星風まどか)マイティーと音くり寿ちゃんが組んでの高速リフトは春妃うららちゃんに代わっていました。

マイティーがもんのすっごい勢いでリフトして回転していてすごかった…リフトするマイティーもすごいですがされるうららちゃんもすごい。

ロケットのビューティーズを率いて踊るのはホッティー(帆純まひろ)からまのっち(愛乃一真)に変わり、
これがバッチバチのキレッキレの踊りで同じ振り付けでこうも変わるのか…!という衝撃でした。

ホッティーは一つひとつの振りが優美で指先、足先から色気を置くようにしている印象でしたが、まのっちはエネルギー、躍動感がほとばしっていました。

そのホッティーがミスティとしてマイティー(水美舞斗)を誘惑したClub MISTYの場面、
ミスティーはだいやくん(侑輝大弥)でした。

ホズミスティーは金髪の妖しくて危険な美女でしたが、だいやくんのミスティーは黒髪で艶っぽくて湿度が高いといいますか、しっとりとした色気がありました。

マイティーのことが大好きでスカイステージの番組「CAST」の自己紹介で「水美さんの大型犬」と言ってのけるだいやくん、お稽古場風景がどんな感じだったのか気になります。

フィナーレではハットに長いコートを翻して踊るところに星風まどかちゃんが新たに加わっていました。

このたっぷりとしたコートを翻しているのを見ていると花組の名作ショー「ジャンクション24」のプロローグを連想するのですが、
以前スカイステージの番組でまどかちゃんが「ジャンクション24」が大好きとお話されていたのを思い出しました。

星風まどかちゃんが熱く語るショーの名作と真風涼帆様のことこんばんは、ヴィスタリアです。 星風まどかちゃんが語るショーの名作と真風涼帆様のこと タカラヅカニュースで憧れのときめきMoment...

「ジャンクション24」のその場面でも、娘役さんが男役さんと一緒にビッグシルエットのコートをはためかせてかっこよく踊っているんです。

パレードの階段おりはこのような感じでした↓

咲乃深音(エトワール)
 ↓
星空美咲・侑輝大弥
 ↓
聖乃あすか
 ↓
永久輝せあ(3番手羽根)
 ↓
水美舞斗(2番手羽根)
 ↓
星風まどか(大羽根)
 ↓
柚香光(大羽根)

「Fashionable Empire」は東京宝塚劇場公演がほとんど中止になってしまってほとんど観劇できないまま終わってしまったので、
こうして全国ツアー公演で劇場で観ることができてとっても楽しかったです。

宝塚歌劇ってほんとうにすばらしい芸術でありエンターテイメントですね。

各地の公演、全日程が無事に完走できますように。

秋が来たぞ!花組最高!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ