こんばんは、ヴィスタリアです。
星組バウ「ベアタ・ベアトリクス」の千秋楽公演をライブ配信で視聴しました。
ヴィスタリアの独断と偏見と偏愛に満ちた感想で作品の名鏡に触れています。
星組「ベアタ・ベアトリクス」ライブ配信の感想
もう一つの星組公演全国ツアー「モンテ・クリスト伯/Gran Cantante!!」が公演中止、休演者7名での公演再開という発表があった中で、この星組バウホール公演「ベアタ・ベアクス」が無事に千秋楽を迎えられてほっとしました。
この「ベアタ・ベアクス」は100期のしんくん(極美慎)のバウ初主演作であり熊倉飛鳥先生のバウデビュー作ですし、
104期生のしほちゃん(麻丘乃愛)のご卒業の公演でもあります。
よかった…本当によかった。千秋楽おめでとうございます!
劇場に行くことは叶いませんでしたがこうしてライブ配信で楽しむこともできました。
作品は題材がおもろしく様々にドラマが展開するストーリーが秀逸で、
セットの転換、ストーリーの展開もよく、ダンテとベアトリーチェの幻想、オフィーリアの絵を彷彿とさせる見せ方など舞台らしい視覚的な効果もよくてよきミュージカルだと思いました。
新しい先生方のデビューが続く宝塚歌劇ですが熊倉先生の次の作品も大いに楽しみにしています。
役の感想も配信なので簡単に書いてみますね↓
ダンテ・ガブリエル・ロセッティ/極美慎
ミュージカルと銘打たれているように1幕の幕開きからダンスナンバーで物語が展開していきますが、
極美慎くんのスタイルのよい長身、華やかな美しさが誰よりも目を引くのが映像でもよくわかります。
身長175cm。星組の中でこの長身、小さなお顔に手足の長さは一際目立つのは客席でも感じていましたが、今回映像での主演を見てよくわかりました。
恋多き一面からリジーとの関係、才能あるライバル エヴァレットとの関係の変化、苦悩、失意の日々など様々な表情のしんくんに出会うことができました。
あらためてバウ初主演おめでとうございます!
リジー・ジダル/小桜ほのか
芝居心があってすばらしい歌唱力の持ち主の99期の小桜ほのかちゃんがヒロインでとてもうれしかったですし、リジーの赤毛に黄色✕水色のお衣装がとてもかわいかったです。
帽子屋で一生懸命に働いたりロセッティに惹かれ恋をする表情も生き生きと鮮やかでしたが、ミレイの絵のためにオフィーリアのモデルをするようになってからの不安げで儚げな表情が特に印象的でした。
美しい歌声のすばらしさは言わずもがな、オフィーリアの絵を彷彿とさせる裸足のダンスとそれと重なる一幕最後も幻想的で素敵でした。
また、もう一つの星組全国ツアー「モンテ・クリスト伯」では休演に伴う代役で99期のはるとくん(遥斗勇帆)、さきっぽくん(蒼舞咲歩)のお名前がありました。
・ノワルティエ 大輝 真琴→遥斗 勇帆
・ヴィルフォール 綺城 ひか理→夕陽 真輝
・ハッサン 夕陽 真輝→樹澄 せいや
・ルイジ・ヴァンパ 天華 えま→蒼舞 咲歩
・ムハンマド 蒼舞 咲歩→御剣 海
・ヴァランティーヌ 二條 華→綾音 美蘭
・イザベル 紅咲 梨乃→星影 なな
はるとくんはすばらしい歌唱力の持ち主で「ロミオとジュリエット」のヴェローナ大公の迫力、存在感と歌唱には圧倒されましたし、
さきっぽくんはいつだって個性的かつやりすぎにならないおもしろがあって、芝居心がある男役さんです。
星組はここ数年上級生の層が厚かったのが変わりつつあるのを感じていますが、芸を研鑽し実力を備えてきた生徒さんの活躍の場があることを期待しています。
99期は今年研10、これからもっと大きな役を、場面を任されていってほしいです。
ジョン・エヴァレット・ミレイ/天飛華音
金髪の長い髪を結ったスタイルが新鮮でした。
歌も巧くて、才能がありながら、いえあるからこそ苦悩する葛藤も魅力的でした。
また後年の場面での、きちんと歳を重ねた表現が声にも歌にもあるのが巧いなあと思いました。
いつかカノンくん(天飛華音)がバウで主演するところも見てみたいです。
パレードのご挨拶のときにソロで長めに踊っていましたが、これがまたショースターっぷりを発揮していてとってもかっこよかったです。
ジョン・ラスキン/ひろ香祐
95期のひーろーさん(ひろ香祐)が座長という、若い座組の公演でした。
年上の男性の重厚感と存在感があり、彼なりの生き方と芸術家たちへの愛をひしひしと感じました。
また終演後のご挨拶も優しさと包容力がありました。
エフィー・ラスキン/瑠璃花夏
一幕でバイトなどでも画面に映るとかわいいかわいいちなちゃん(瑠璃花夏)の笑顔、ダンスの美しさがぱっと目立ちました。
またエフィーとしての台詞、出番は一幕の中では短いものの込められている想いが際立っているからこそ、彼女がミレイとする選択につながる説得力を感じました。
ジェイン・バーデン/水乃ゆり
目元の濃いメイクが艶っぽくて、登場シーンはミステリアスさがあってどきっとしました。
美しい数々のドレスが長身に映えますし、ロセッティと踊るシーンの妖しさ、背徳感にはどきどきしました。
クリスティーナ・ロセッティ/麻丘乃愛
ロセッティの妹役で、愛らしいお顔にピンク色のドレスがとてもかわいかったです。
この公演でご卒業してしまうのが早すぎるように思えて、寂しくてなりません。
以上、ライブ配信の感想でした。
よき作品に映像でですが出会えてよかったです。
星組「ベアタ・ベアトリクス」千秋楽本当におめでとうございます!
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