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星組全国ツアー「モンテ・クリスト伯」あらすじと、配役を予想してみる

こんばんは、ヴィスタリアです。

星組全国ツアー「モンテ・クリスト伯」のあらすじ、役のプロフィールに触れています。

星組「モンテ・クリスト伯」あらすじと配役の予習

星組東京宝塚劇場で上演中の「めぐり会いは再び/Gran Cantante!!」のmy楽を終えたので、次の全国ツアー「モンテ・クリスト伯」のあらすじの予習と配役の予想をしてみたいと思います。

外部の舞台を見たことがあり(永遠の贔屓ヤンさん(安寿ミラ)がエドモンでそれはかっこよかったんです)小説も遠い昔に読みましたが、
星組全国ツアーに向けて宙組「モンテ・クリスト伯」の映像を見ました。

あらすじはこんな感じです↓

19世紀初頭、フランスの港町マルセイユ。
モレル海運のファラオン号の若き航海士エドモン・ダンテスは恋人メルセデスとの結婚、ファラオン号船長への昇進も決まり幸せの絶頂にあった。

だが彼に嫉妬する人物によって身に覚えのない罪を着せられ、孤島の監獄に投獄されてしまう。

ダンテスを陥れたのは、メルセデスに想いを寄せていた恋敵のフェルナン
ダンテスの出世を妬む同僚のダングラール
そしてダンテスを取り調べた検事補のヴィルフォールだった。

獄内でファリア神父と知り合い教えを受けたダンテスは脱獄に成功し、
モンテ・クリスト島の財宝を手に入れモンテ・クリスト伯爵となり彼を絶望のどん底におとしめた人々に復讐を開始する。

彼が投獄されている間にメルセデスフェルナンと結婚していた――。

最初に演目が発表になったときは、ことなこ(礼真琴・舞空瞳)の星組はまた重たい物語をやるのね…ということが頭に浮かびました。

別箱は
「ロックオペラモーツァルト」
「エル・アルコン」
「王家に捧ぐ歌」
「VERDAD!!」
ショー作品の「VERDAD!!」以外は外部ミュージカル、漫画原作、オペラのミュージカル化と成立ちは異なれど重ための作品が続いています。

が、映像を見てスーパースター礼真琴にとって非常に演じ甲斐のある役だから「モンテ・クリスト伯」が選ばれたのかなと思い直しました。

凰稀かなめさんのエドモン・ダンテスが七変化の変化変貌ぶり、大活躍ぶりを見せていたからです。

未来への希望いっぱいの若き航海士の溌剌さ、獄中で痛めつけられ怯え絶望する姿。

モンテ・クリスト伯となってからの堂々たる、そして冷たい炎を燃やす貴公子。

復讐ために巡らすあれこれの中での数々の変装。

再会を果たすメルセデスとの、息のつまるようなシーンもあります。

1時間半の中でこれだけ様々な面を見せることができる役が主役の作品は
歌・ダンス・芝居なにをとってもたしかな実力のあることちゃん(礼真琴)だからこその再演なのだと強く思いました。

なこちゃん(舞空瞳)のメルセデスも、年月でがらりと立場の変わる役ですから見応えがありとても楽しみです。

出演者も発表になっているので配役予想もしてみますね。
関係のありそうな役順に並べてます↓

役名配役(予想)13年宙組
エドモン・ダンテス(ファラオン号の一等航海士・後のモンテ・クリスト伯)礼真琴凰稀かなめ
メルセデス(エドモンの婚約者)舞空瞳実咲凜音
ファリア司祭(イタリアの神父・大学者)/モレル社長(モレル海運社長・メルセデスの父親)美稀千種寿つかさ
マドレーヌ(メルセデスの乳母)二條華大海亜呼
フェルナン(貴族の御曹司)瀬央ゆりあ朝夏まなと
アルベール(フェルナンとメルセデスの息子)鳳真斗愛愛月ひかる
フランツ(子爵の息子。アルベールの士官学校の同級生)紘希柚葉美月悠
ヴァランティーヌ(フランツの婚約者。ヴィルフォールの娘)綾音美蘭瀬音リサ
ダングラール(モレル海運の会計士)天華えま悠未ひろ
エルミーヌ(ダングラールの妻)彩園ひな愛花ちさき
オービーヌ(ダングラールの母親)白妙なつ鈴奈沙也
ヴィルフォール(検事)綺城ひか理蓮水ゆうや
エロイーズ(ヴィルフォールの後妻。ダングラールと昔馴染み)音咲いつき純矢ちとせ
ノワルティエ(ナポレオン派。ヴィルフォールの父)大輝真琴天風いぶき
ベルツッチオ(密輸船の乗員・後にダンテスの家令)暁千星緒月遠麻
ルイジ・ヴァンパ(密輸船のボス)輝咲玲央七海ひろき
ムハンマド(密輸船の乗員)夕渚りょう凛城きら
ハッサン(密輸船の乗員)天希ほまれ松風輝
アリ(密輸船の乗員)蒼舞咲歩星吹彩翔
ボーシャン(新聞記者)遥斗勇帆澄輝さやと
イザベル(ボーシャンの同僚)都優奈愛白もあ
エデ姫(元はギリシャの王女でモンテ・クリスト伯に寄り添う)有沙瞳すみれ乃麗
ミス・メアリー(ハイスクールの演劇部顧問[アメリカ])紫りら美風舞良
ジェニファー(ハイスクールの演劇部員[アメリカ])詩ちづる伶美うらら
ケント(ハイスクールの演劇部員[アメリカ])蒼羽りく
ディック(ハイスクールの演劇部員[アメリカ])稀惺かずと桜木みなと
フレディ(ハイスクールの演劇部員[アメリカ])風馬翔

エドモン・ダンテスを陥れた友人にて恋敵のフェルナンせおっち(瀬央ゆりあ)
やはり友人でモレル海運の会計士ダングラールぴーすけ(天華えま)
そしてヴィルフォールあかさん(綺城ひか理)かなと。

悪役というかエドモンに対してしたことが本当に卑劣な裏切りなのですが、こうした黒いところのある役は悪いからこその魅力がありますよね。

フェルナンの崩れた貴族の御曹司の色気、ダングラールの野心と男くささ、ヴィルフォールの苦悩と焦燥。

まぁ様(朝夏まなと)も、悠未ひろさん蓮水ゆうやさんもかっこよくて素敵でしたし、
それぞれモンテ・クリスト伯の復讐のなかで関わる場面もあります。

フェルナンとエドモンはメルセデスを巡っての三角関係でもありますから、ことなこせお(礼真琴・舞空瞳・瀬央ゆりあ)で見られたら…!

そして復讐をしようと様々に策略を巡らすモンテ・クリスト伯に付き従うベルツッチオ
この公演が星組生デビューとなるありちゃん(暁千星)でどうでしょう。

モンテ・クリスト伯と2人だけのシーンや台詞があったり、ラストシーンでも特別な関係がうかがえます。

娘役はギリシャの王女という出自を持つエデ姫が印象的で、みほちゃん(有沙瞳)で見たいなあと予想しました。

エデもまたある復讐を胸に秘めています。

石田先生あるあるですが物語世界より未来の、現代のアメリカの演劇部顧問ミス・メアリーと部員たちがストーリーテラーをつとめていると言いますか、現代の場面と物語世界が行き来するような進行になっています。

文庫本7冊の長大な原作を巧いこと端折って役をつくってミュージカル化しているのは見事だと思います。

またこの現代の演劇部で「モンテ・クリスト伯」を上演する流れと
舞台上の「モンテ・クリスト伯」がときにリンクしクロスするのはおもしろいかな?と思いもします。

が、それが活かしきれているとは言い難く、
狂言回しのところどころに「ね、こういう現代的な解説おもしろいでしょ?」という石田先生のしたり顔が浮かぶような台詞があってこういうところは再演で変わっていたらいいな…と自分は思います。

宙組上演時はヅカファンをお休みしていたので今回の星組全国ツアーで初めて観劇することになります。
どうか無事にチケットが確保できて見られますように。

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