こんばんは、ヴィスタリアです。
卒業の日の10日前 すべてが白くなる
月組「夢現無双/クルンテープ」大千秋楽の10日前となりました。
ヴィスタリアの贔屓である美弥るりかちゃんが宝塚歌劇団を卒業されるまであと10日となりました。
誰が決めたのかいつからの伝統なのか、この10日前のからすべてが白くなります。
会服も化粧前も白くなり、卒業される日には生徒さんの服装は白になります。
10日前にこうして白くなるという明確な区切りがあるのは、卒業がいよいよなのだということを意識させられます。
卒業することの覚悟なんてできない
とはいえいくら意識をしようとも卒業することへの覚悟がちっともできないでいます。
昨日が退団発表があった大劇場の集合日からちょうど4ヶ月の日でした。
卒業するその日の日付ーー6月9日はたぶん一生忘れられないだろうと思うのですが、この退団が発表になった集合日1月29日もヴィスタリアは忘れることができません。
この4ヶ月の間に卒業に向けた儀式をいくつも通過してきました。
大劇場遠征、お茶会、大劇場千秋楽のライブビューイング、ディナーショー、そして東京公演観劇、お茶会、写真集発売にGRAPHのさよなら特集。
こうしたことを通過するたびに「区切りをつけなくては」と思い、自分なりにできていたと思っていたのですが、やっぱり全然できません。
だって観劇するたびにるりかちゃんの男役としての魅力、まとっている空気、生み出す色気が増していく一方で、舞台で輝かれていて、稀有な存在感があって、いままでで一番すてきになっていくのをこの目で見ているんです。
「夢現無双」でるりかちゃん演じる小次郎が「早く私の頂きに上がってこい」と武蔵に言い放ちますが、まさにるりかちゃん自身が頂きへと上り詰めて極めていくのを観劇のたびに感じるのです。
そんなの見たら、卒業されることが信じられない……信じたくなくなってしまいます。
終演後劇場をあとにすると、次の観劇が千秋楽になることが受け入れがたくてチケットを追加するという観劇→追加→観劇の無限ループになっていました。
このループができなくなったとき一体自分がどうすればいいのか途方にくれています。
6月9日のこと。6月10日からのこと。
実際問題としてそろそろ追加はできなくなりヴィスタリアの観劇はあと3回となりました。
千秋楽はお取次があるのかわかりませんが、前楽のチケットをお友達が取ってくれて6月9日の、ご卒業の日のるりかちゃんをこの目で見られることになりました。
この日は入りから2公演、楽屋出にフェアウェルパーティーと長い1日になるでしょう。
お別れとおめでとうの、最後の儀式を経験することになります。
このとき自分がいったいどうなっているのか、そして6月10日の自分がどうなっているのか想像がつきません。
たぶんこれを書いているいまと同じように「覚悟しなくちゃ」と「覚悟なんかできない」の間でぐるぐるぐちゃぐちゃしているのかなと思います。
なんだかいまの心情そのまま、まとまりのない文章になってしまいました。
つたない文章を読んでくださってありがとうございました。
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