こんばんは、ヴィスタリアです。
まあやちゃん(真彩希帆)の1 Day Special LIVE「La Voile」の夜の部のライブ配信を見ました。
出演はあやなちゃん(綾凰華)、るいくん(眞ノ宮るい)、いちかっち(一禾あお)、しゃんたん(壮海はるま)という男役4人です。
これがすばらしいライブで見て本当によかったです。
真彩希帆ちゃんのスペシャルライブ「La Voile」が神公演だった
始まって冒頭、まあやちゃんのシルエットが浮かび上がって開演を告げる言葉が流れると、それだけで泣きそうになってしまいました。
自分でもまったく予期していなかった涙だった上にまだ1音も歌っていないのに今から泣いていてどうするの!?と動揺しました。
まあやちゃんのシルエットの美しさ、纏っているオーラの清らさかと高貴さ、
それがいかに貴いものか。
そして「大好きな皆様にこの思いが届きますように」という言葉に心のすべてが込められているのが伝わってきたから涙が出るくらい心を動かされたんだと思います。
怒涛のセットリストはまあやちゃんのあれもこれも歌いたい!お届けしたい!という気持ちがぎゅうぎゅうに詰まっているのが伝わってきました。
タカラヅカニュースでまあやちゃんはをこんなふうにお話されていました。
いままで歌わせいただいた曲をいまの自分が歌ったらどうなるんだろう、いまの自分の頭で考えて表現したらどういうふうになるんだろうというのが毎日すごく勉強で。
後半の方にタカラヅカじゃない曲も入ってくるんですけど、真彩希帆という人を歌を通してお伝えできたらいいなと思います。
これを聞いたときに想像していた以上のバリエーションと曲数でした。
元花組トップ娘役ゆきちゃん(仙名彩世)のミュージックサロンも怒涛のセットリストだったことを思い出しました。
歌えるからこそ、表現したいものがあるからこそ、あれもこれも…と自然と曲数が増えるのでしょう。
しかも生演奏なのがうれしかったです。
コロナ禍以降生演奏に飢えているので、ライブ配信で自分が生音を聞いているわけではないのですがうれしいものはうれしいです。
まあやちゃんは菫色のドレスから始まってたくさんお着替えされていましたが、一層華奢になりかつ美しくなられたと思いました。
メイクやアクセサリー、髪型の工夫と研究はもちろんのこと、内面から滲むものがそう思わせるのだな…と画面に見入りながら感じました。
またいろんなドレス、雰囲気の違うまあやちゃんを見ることができてうれしかったですし、
「こうしたら喜んでもらえるかな」というのをよく考えていらっしゃるであろうことを感じました。
真彩希帆ちゃんの美声に酔いしれた曲
怒涛のセットリストから特に気になったナンバー、場面などについて書いておきます。
セットリストを書き出そうとしたのですがあまりにも曲数が多いので諦めました(すみません)。
まず元気いっぱい、弾ける笑顔のまあやちゃんがかわいくて元気をもらいました。
そしてマダム・ヴォルフのコレクションがすごかった…この音域で歌うまあやちゃんが新鮮でした。
そして公演ではなくライブだからかもしれませんがこんなに大仰さのない、アクの強さを押し出していないマダム・ヴォルフを初めて見たと思ったからです。
こういうマダム・ヴォルフも見てみたい気がしました。
また娘役さんの掛け声が好きなのですが、特にGato Bonito!!は高めのかわいい掛け声がたくさん入っていてテンションが上がりました。
圧倒されたのは黒いマーメイドラインのドレスに着替えてからの「Diamonds Are A Girl’s Best Friend」です。
セクシーでチャーミングで、歌声にパンチがあって、この夜に君臨するクィーンだと思いました(もちろん最高にいい意味で、です)。
と思ったら次は白いディズニープリンセスのようなドレスと巻いた髪で可憐さと清らかさを見せてくれて幅の広さに感服していたら、
それが「メモアール・ド・パリ」のパッツィの館なんですから泣いてしまいます。
しかもちゃんとお話までしてくれて、冥土歌劇団にいらっしゃるなつめさん(大浦みずき)も、そしてキャルさん(ひびき美都)もきっと喜んでおられるでしょう。
映像でしから知らない自分ですがまあやちゃんとあやなちゃんの同期コンビがこんなに素敵な形で見せてくれて本当にうれしくて
ありがとう…とお礼を言いたくなるくらいでした。
またこの場面だけでなくあやなちゃんの流れるような優美なダンスがとてもすてきで、
次は劇場で思いっきり踊るところが見たいと思いました。
星組時代のナンバー(「鈴蘭」「ひとかけらの勇気」)を星組で育ち雪組で輝いているお2人が歌っているのもうれしかったですし、
同期トークでまあやちゃんがデレデレに照れているのもかわいかったです。
(綾)お稽古期間が短ったけれど、予科生からいままで全部が詰まっているようだった。
舞台に立てるのが当たり前じゃない中できぃちゃんのこの舞台にたててよかった!
このあやなちゃんの言葉にまあやちゃんが照れて、照れているのを隠すような(いえ、隠していないのかな)目を細くして笑う表情がちょっと見たことのない感じだったんです。
よいものを拝見しました。
「ME AND MY GIRL」のサリーも最高にキュートで在団中に見てみたかったと思うほどですが、
ずーっと聞いてみたいと思っていた「モーツァルト!」のコンスタンツェが聞けて夢が叶いました。
「ダンスはやめられない」はコンスタンツェの絶望や諦め、一言ずつの歌詞にこめられた思いが痛いくらい伝わってきて
「モーツァルト!」の世界で息づくコンスタンツェがそこにいるーーと思いました。
ご卒業の前に書くのは不謹慎かもしれませんが、いつの日かまあやちゃんのコンスタンツェが見てみたいと思いました。
まあやちゃんを見ていると宝塚の娘役の枠を超えていると感じることが何度かあります。
たとえば「20世紀号に乗って」リリー・ガーランド役の大ナンバー「ヴェロニク」であったり、
2019年タカラヅカスペシャルでトップ娘役さんだけのシーンだったかお一人で舞台に立っているときだったかの神々しさであったり。
今回の「ダンスはやめられない」もそうで圧倒されました。
アンコール曲「My everlasting dream」はまあやちゃんの作詞であるというお話がありました、
まあやちゃんが曲の紹介をから歌へ移るときに「お聞きください」と右手をすっと画面の方に「どうぞ」といったふうに向けたんです。
曲に込められた思いと歌唱のすばらしさに心が震えたことはもちろん、開演冒頭のご挨拶にしてもそうなのですが、
本当に心を伝えようとしてこのステージに立ち、想いを届けようと歌っているのがこういう仕草からもわかって胸がいっぱいになりました。
本来のミュージックサロンであればこれはなかった仕草でしょうから。
新しい宝塚ホテル初のショーだったそうで会場にはきちんとテーブルがセッティングされていてホテルのホスピタリティを感じたのですが、
まあやちゃんも出演者のみなさまも画面の向こうのファンが見えているのだと感じました。
またこの歌詞も歌唱も泣かずに聞けなくて、途中でのぞ様(望海風斗)を感じたりしてもう…(涙)。
まるでお色直しのような黄色いドレスもお似合いで素敵でした。
怒涛のセットリストは歌いたいもの、表現したいもの、伝えたいものが沢山あって、なおかつそれが可能な歌唱力と表現力といった芸を身につけている証だと思いました。
ただ巧いだけではこんなに心を動かされ揺さぶられて泣いたりしません。
まあやちゃんが心を伝えようとしているのがわかるからこんなにも感動したんだと思います。
素敵な一時に大感動した夜でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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