観劇の感想

美弥るりか様宝塚大劇場ご卒業〜恋は成就した〜

こんばんは、ヴィスタリアです。

月組「夢現無双・クルンテープ」の宝塚大劇場千秋楽を、美弥るりかちゃんのさよならショーをライブビューイングで見ました。

泣きすぎて頭が痛いです。
そして泣きすぎてさよならショーのレポートができるほど記憶できていないのですが、さよならショーやご挨拶などで特に心に残ったことを書いてみました。

よって生徒さんの言葉は正確なものではなくニュアンスです。

美弥るりかちゃん卒業 白色と菫色に染まった一日

美弥るりかちゃんの楽屋入りは白色のジャケットに菫色のブラウスだったようです。

るりかちゃんの会服が白と淡い菫色を使ったものだったので、るりかちゃんの装いはファンの方とおそろいのようだと思いました。

それだけでも大感動でしたがさよならショーでヴィスタリアの涙腺は崩壊でした。

るりかちゃんが衣裳替えをして大階段に一人立ったときの、夢々しい白い衣裳の長い裾が菫色のグラデーションになっているんです。

そしてお花は、同期生のカチャさん(凪七瑠海)からのお花が白、組からのたま様(珠城りょう)のお花が淡い紫~濃い紫などのお花でした。

るりかちゃんが入りの装いからさよならショーの衣裳、お花を考えられ、それが会服ともリンクしていることに感動したのです。

ファン思いのるりかちゃんのことですから偶然ではないとヴィスタリアは思っています。
たとえ偶然だとしてもこんなに幸せな偶然はありません。

日刊スポーツさん↓白~菫色の衣裳のお写真が見られます。

るりかちゃんのご挨拶も長めに引用してくださっています。

ご卒業される方たちの挨拶がすばらしかった

卒業される音風せいやくん、玲実くれあさん、響れおなさん、そしてるりかちゃん、それぞれの挨拶がとてもすてきでした。

「幸せ」「感謝」といったことをそのまま伝えるだけでなく、ちょっとしたエピソードが添えられていたり話の始め方が自然で、その生徒さんらしさがあるんです。

るりかちゃんのご挨拶はニュアンスで覚えている限り書き出してみます。

1993年、私は宝塚大劇場の客席にいました。
初めて本拠地で涼風真世さんの「グランドホテル」を見ました。

宝塚に恋をした私は、帰りの花の道で「いつか素敵な男役さんになりたい」と思いました。

宝塚に入り、個性的な役をいただき、自分なりにゆっくりと進み続けて気がつけば17年が経っていました。

うれしかったとき、悔しかったたとき、すべてが愛おしい瞬間です。

私の存在がどなたかのエネルギーになっていると知ったとき、自分が存在している意味を認めることができました。

勇気をもって新しい人生の一歩を踏み出したいと思います。

もっともっとたくさんお話されていたのですが泣きすぎて記憶があやしくてこれが精一杯です。

送り出す人々の涙にも涙せずにいられない

卒業される生徒さんが涙を流されるのはもちろんですが、見送る方、残る組子が泣いているのを見るともうダメです。
もらい泣きで涙腺崩壊してしまいました。

最初のもらい泣きはショー「クルンテープ」の幕が下りた後、光月るう組長がるりかちゃんの舞台歴、メッセージを紹介されたとき でした。

淀みなくお話される るうさんが最後の方で涙を湛えながら「もっと宝塚の美弥るりかを見ていたかった」と言ったとき、
映画館でヴィスタリアは耐えきれなくなり落涙……。

そしてこのときスクリーン内の劇場がものすごくざわめいていて、一体何が起きているのかよくわからなかったのですが、
るうさんの思いの丈をこめた言葉に劇場中が嗚咽していたと客席で見ていた方が教えてくれました。

るうさんとるりかちゃんの特別な絆の強さを思えば劇場中が涙涙になるのもわかります。

るうさんの「大きな瞳で甘えるるりちゃんに会えなくなるのが寂しい」というコメントにも涙があふれました。

退団される方の花束贈呈とご挨拶、そして見守る月組子たちの涙にももらい泣きをして、 最後の貰い泣きは何度目かのカーテンコール でした。

舞台上にたま様と退団者4名が残り、たま様が各卒業者さんとの思い出を語ってから卒業者さんがご挨拶をされました。

音風せいやくん、玲実くれあさんのご挨拶を終えて響れおなさんについてたま様がお話されているときでした。

「再下級生でなにもわからなかった私に群衆芝居から舞台の居方から教えていただいて」とたま様が響さんを見つめ、涙がぼろぼろとこぼれて言葉が続かなくなってしまったのです。

これほど涙を流すたま様を初めて見ました。
そんなたま様を見たら泣いちゃいます(涙)

たま様は何度も涙を振り払うようにして目元をぬぐっておいででした。

そしてたま様がるりかちゃんのことをお話されるとき、これ以上ないくらい近い位置でしっかりと目と目を合わせているたまるりにジーンとしました。

「るりさんとだから作れた舞台があった」 というたま様の言葉の深さを目にしたような気がします。

さよならショーは月組2番手時代の曲

前述のとおりるうさんの言葉に貰い泣き、涙がひかないうちにさよならショーが始まりました。

そのイントロが「BADDY」で、幕が上がるとスイートハートがいるのですからまいりました。

ずるい、ずるいよ。そんなことされたらもっと泣いちゃうじゃないですか。

さよならショーのセットリストはこんな感じでした。


1.BADDY
2.私が神だ 「1789」
3.テキーラ 「カルーセル輪舞曲」(男役さんたちと)

4.この地上のどこかに 「All for One」
5.カンパニー(美弥・響・玲実・音風)
6.All for One(響・玲実・音風)

7.At the Grand Hotel「グランドホテル」
8.We’ll Take a Glass Together「グランドホテル」(たまるり、月組生)
9.Everything for love「アンナ・カレーニナ」(みやうみ、月組生)

すべて月組の、るりかちゃんが2番手になられたからの曲です。

いまの月組の仲間たちとのショーであることを意識しての選曲なのかなと思いました。

「カンパニー」で退団される4人が踊った後るりかちゃんが捌けて、次に大階段に1人真っ白なきらめく衣裳で登場したときは悲鳴を上げそうでした。

るりかちゃんの美しさにも、白と濃い菫色の衣裳にも。

しかも歌うのがるりかちゃんにとっての大切なオットーの「グランドホテル」なのですからたまりません。

たま様の男爵との、そして月組子たちとの「We’ll Take a Glass Together」は嗚咽が堪え切れなくなるくらい泣いてしまいました。

ヴィスタリアはるりかちゃんが特別好きで、またたまるりが、いまの月組が好きです。
映像でしか見ていないものの、「グランドホテル」の再演はいまの月組にしかできない公演の究極だったと思うのです。

本公演よりもゆっくりめの、一つひとつの歌詞を噛みしめるように歌うオットーと男爵に、
たまるりは舞台においてただのトップスターと二番手スターではなかった、これも一つの奇跡なんだと嗚咽しました。

ぐずぐずに泣いているところに「アンナ・カレーニナ」の曲が流れて、
ショーを休演しているうみちゃん(海乃美月)がデュエットしてくれたのもたまりませんでした。

いまの宝塚でるりかちゃんと組んで最高の舞台を見せてくれる娘役はうみちゃんだとあらためて思いました。

1993年に小さな女の子が抱いた恋の成就を見届けることができました。

美弥るりかちゃん、宝塚大劇場ご卒業おめでとうございます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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