映像の感想

美弥るりか様卒業の大千秋楽を見て思ったこと。

こんばんは、ヴィスタリアです。

美弥るりか様ご卒業の大千秋楽「夢現無双/クルンテープ」ファーストランを見た

スカイステージで月組「夢現無双/クルンテープ」東京宝塚劇場の大千秋楽のファーストランを見ました。

2019年6月9日、美弥るりかちゃんのご卒業の日、前楽はお友だちがチケットを当ててくれて観劇することができました。

大楽は劇場どころかライブビューイングもチケ難でしたがファンの方が譲ってくださって日比谷で見ることができ、前楽も大楽も感謝を胸に客席に座ったのを覚えています。

朝がめちゃくちゃ早くて、終演後はフェアウェルパーティーがあって終電ギリギリで長い1日でした。
そして涙雨がびしょびしょに降っていて寒かったです。

……公演中の感想と思い出を書き出すと止まらなくなるのでこのくらいにしておきます。

さて。円盤を買わなかったのでその大千秋楽以来にこの作品を見ました。

贔屓の退団公演という個人的な思い入れは差っ引いても「夢現無双」「クルンテープ」作り手側の”好き”という情熱だけでは作品は成立しないという思いはいまも変わりません。

10ヶ月ぶりの「クルンテープ」を見て思うこと

「クルンテープ」のプロローグ冒頭を歌う僧たち(光月るうさん・千海華蘭さん・春海ゆうさん・佳城葵さん)もなんとなく重々しい感じの歌い出しで、特別な公演だんだな…と見ていて居住まいを正しました。

さらにたま様(珠城りょう)が大階段を降りてきたときの雰囲気も重々しさがあって、涙を浮かべているようにも見えて、なんだかたまらなかったです。

るりかちゃんはプロローグの音程が東京では低くなっていたこと、
プロローグでお着替えして出てくる黒髪の縦ロールのカツラが新鮮で大好きだったこと、
中詰のピンクピン太郎が捌けるときの目線と色気の出し方に毎回撃ち抜かれていたこと、
そんな思い出が蘇ったり「いまでも変わらず好きだ」という思いを新たにしたりしました。

一蓮托生の場面はるりかちゃんの表情に泣きそうになりつつ、当時は場面の世界観にどっぷりでしたが、いまこうして時間と距離を置いて見るとるりかちゃん美しい丁寧なダンス、細部に目が行きました。

裸足の脚の上げ方、残し方が美しく、指先まで優美で腕の動かし方が柔らかくて詩情があるんです。

劇場で見ているとるりかちゃんの美しさと雰囲気に夢中になってしまうのですが、私はるりかちゃんのダンスも大好きだったんだなあと発見しました。

もちろんいまも好きです。

黒燕尾は永遠の贔屓ヤンさん(安寿ミラ)の振付ということもあって冷静に見るのが難しいです。

舞台映像にさきがけて放映されたNOW ON STAGEるりかちゃんが涙をぽろぽろこぼしながら「りょうちゃんがトップになってからずっとこの位置で背中を見ながら踊っていたことを思い出す」と語っていたのも涙腺がゆるゆるになりました。

黒燕尾の最後、ライブビューイングでは鳴り止まない拍手の間るりかちゃんが万感の思いを込めて客席を見上げる表情を映してくれました。

すべてを目に焼きつけるような、なんとも言えない表情でした。

今回の放送は残念ながら数秒早く引きの映像になってしまったそこまで映っていなかったのですが(涙)、自分自身の思い出として大切にしておきます。

月組FOREVER たまるりFOREVER

さよならショーはセットリストも衣装もすべてが最高で、ご挨拶は夢の物語の最後を飾る美しいもので、奇跡のようだと思いました。

「BADDY」のスイートハート、「1789」のアルトワ伯、「All for One」のアラミス、「グランドホテル」のオットー、「アンナ・カレーニナ」のアレクセイ・ヴィロンスキー、大切な役の思い出の曲ばかりです。

白から菫色にかけてのグラデーションの美しい、夢々しい衣裳も大好きでした。

最後のご挨拶とカーテンコールのたま様との思い出話に涙腺はゆるゆるになったのですが、月組ジャンプのかけ声のゆる〜い打合せに涙が引っ込みました。

突然かけ声を振られて「いつもはどうしているの?」と訊くゆる〜い感じなのに、ご挨拶は一言一句完璧だったそのギャップがたまりません。

そしていよいよ最後の緞帳前にたまるりが出てきてくれたところまでで放送があったことが本当にうれしかったです。

異例のことでしょうし、もしかしたらルールなどあって放送されないかも?という思いを拭いきれなかったのです。

2人して「漫才のようだね」と笑い合い「ありがとう」と言い合い、仲良く履けていくところまで見ることができました。

放送を見たらものすごく泣いてしまうかしら?と思っていたのですが、卒業後のるりかちゃんの活動が充実していて幸せなファン生活を送っているいま、当時より冷静な気持ちで「やっぱり大好きだ」とシンプルに思いました。

これからもファンでい続けます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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