雪組

望海風斗様が語る男役と難しかった作品【横浜Walker】/美弥るりか様のインタビュー

おはようございます。ヴィスタリアです。

望海風斗様 最後の「横浜Walker」表紙を飾る

のぞ様が表紙を飾る横浜Walkerが発売になりました。

今号をもって休刊になるとのことで最後の表紙をのぞ様が飾ったことになります。

表紙は白いトップスの爽やかなのぞ様ですが、誌面では黒✕白コーディネート・カジュアルなシャツスタイルを見ることができます。

リラックスした笑顔、柔らかな表情から思わせぶりな表情、ポーズもありどのページものぞ様の美・美・美です。

劇団のサイトにムービーが公開されたときは「これ以上痩せるところがないのでは…」と心配になるくらいお痩せになっていたのが今回は頬の線が少し柔らかくなった印象で安心しました。

ことちゃん(礼真琴)との「音楽の宝箱」トークに雪組生徒のラジオ体操、そして今回の表紙&ポートなどお元気そうなのぞ様を見ることができてうれしいです。

撮影はおなじみ吉原朱美さん。撮影時のすてきなエピソードを紹介されています。

男役という枠を超えて

のぞ様のインタビューでは男役についてのお話にはっとしました。

男役10年と言われるだけあって、年数を重ねると、その人物を演じるにあたって、男役だから…と考えなくても人物を掘り下げることで自然と自分自身が役に入りこんでいけるようになり…(後略)

というのもこれと似たことを同じ89期の美弥るりかちゃんも話しているんです。

退団後の大きな話題になった週刊文春WOMANのインタビューにはこんな言葉があります。

……そうなったときに、男であろうと女であろうと結局は自分の人間性が舞台に出てくるわけだから、
変に肩肘張るのではなく「男役」という鎧を脱いで、もっと自由に魂を動かして、
何でも柔軟に感じないと、舞台人としての魅力はないなと思い始めたんです。

在団中の「25ans」のインタビューでも「グランドホテル」のオットーから「BADDY」のスイートハートという幅広い役を演じた経験から到達した境地を話しています。

男性を演じるから、女性を演じるから、というところに壁は感じなくなりました。
表現方法が違うだけ。(中略)

私自身、そういうことにとらわれなくなったのかもしれません。

るりかちゃんはそこからいま自認しTVガイドperson vol.94の最新インタビューでも語っているジェンダーレスな表現者へと繋がっていくわけです。

ちなみに美弥るりかちゃんのこのインタビューには退団を発表したのぞ様とたま様とのエピソードも語られているのでぜひご覧になってみてください。

のぞ様るりかちゃんは男役のタイプも魅力も違います。

しかし男役10年どころか、在団するだけでも大変な15年をさらに超えて長く男役を極めスタートして舞台に立ち続けているのぞ様るりかちゃん
同じような境地に至りそれぞれの言葉で表現していることが興味深いです。

望海風斗様が目指す頂は遥かな高み

またのぞ様はインタビューで難しかった作品に「はばたけ黄金の翼よ」を挙げているのですが、
いかに緻密に、ストイックに深く深く役づくりをしているのかが伝わってきました。

数々の作品で役を作り上げてきたのぞ様にしか言えない重みのある言葉でした。

本当はもっと役を掘り下げる時間があるのに、途中で役づくりを終わらせてしまいがちなのが再演の難しさですね。

一文だけ引用いたしましたが、のぞ様が目指し見据えているもののレベルの高さがわかるお話がたくさんあって読み応えがありました。

そして雪組の舞台のレベル、完成度の高さがどこから生まれるのかという一端に触れた気がします。

その集大成となる退団公演「fff/シルクロード」についてのぞ様が「毎日1回の公演に命を燃やしていきたいと思います!」と力強くお話されています。

どのような時期にどのような形で上演されるかはわかりませんが、この目で劇場で見られることを祈っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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