ちぎさん(早霧せいな)が2018年秋に主演される「るろうに検心」の制作発表動画を拝見しました。
そして雪国のときの制作発表動画も。
ヴィスタリアはちぎみゆ(早霧せいな・咲妃みゆ)時代は宝塚から離れており、1作品も観劇しておりません。
雪組版「るろうに剣心」は舞台映像も未だに見ていない上に雪組にも詳しくないという、偏っている上に浅見にもほどがありますがヴィスタリアなりの感想などを書いてみます。
1.在団中に男役として演じた役を退団後に再び演じる異例の作品。いったいどんな舞台になるの?
2.雪組の制作発表時と比べて、ちぎさんが全然変わっていない
3.ちぎみゆファン、当時の雪組ファンの心境は?
4.すごいイケメンを見つけた! 廣瀬友祐とれいこ(月城かなと)
目次
1.在団中に男役として演じた役を退団後に再び演じる異例の作品。いったいどんな舞台になるの?
男役さんが卒業後にも男役や男装の役を演じることは珍しくはないかと思います。
タニちゃん(大和悠河)の「セーラームーン」のタキシード仮面、ターコさん(麻実れい)やヤンさん(安寿ミラ)のハムレット、モンテ・クリスト伯…ヴィスタリアが知っている例をあげましたが、他にもたくさんあるでしょう。
そしていつも拝読しているブログ様でも書かれていましたが、男役さんが退団されてから在団中に男役として出演していた作品に女役として出演することも増えています。
「エリザベート」で在団中にトートをやって退団後にエリザベートをやるパターンが多いでしょうか。
最近では「1789」でまさおさん(龍真咲)が在団中にロナンを、退団後にマリー・アントワネットを演じ、「スカーレット・ピンパーネル」でトウコさん(安蘭けい)が在団中にパーシーを、退団後にマルグリットを演じられています。
しかし在団中と同じ作品に同じ役で男役として出演するというのは前代未聞です。
制作発表で小池先生はこのようにお話されています。
”小池は、早霧が再び男役を演じることについて触れ、「古くから演じられている歌舞伎はもちろんですが、宝塚や2.5次元といったように、性別を超えて役を演じることの垣根が、近年特になくなってきているのではないかと思います」と演劇界の潮流に対する感触を明かし、「今まで見たことがないものを生み出すということだけではなく、ずっと続いてきた文化と次世代のものが融合したときに生まれるものが、“新しい”という概念なのではないか」と創作への意欲を見せた。”
ずっと続いてきた文化(宝塚)と次世代のもの(2.5次元)の融合したときに生まれる”新しい”概念…。
ちぎさんだけでなく元タカラジェンヌが多数出演されるあたりも”ずっと続いてきた文化”を補強する意味合いがあるのでしょうか(単に梅芸だからだけかもしれませんが)。
つかこうへいの「幕末純情伝」や野田秀樹の「贋作罪と罰」のように男装や男役の要素のある役でもなく、男女逆転劇でもなく、舞台で男性が男性を演じ女性が女性を演じているなかに一人男役がいる……いったいどんな舞台になるのか想像がつきません。
やるからにはその新しいもののヴィジョンが小池先生には見えているのでしょう。
ヴィスタリアにはまったく見通せませんが小池先生の手腕に期待することにします。
2.雪組の制作発表時と比べて、ちぎさんが全然変わっていない
動画で見ても写真で見ても、ちぎさんの剣心は雪組時代と全然変わっていないように見えました。
写真をシャッフルされたらどちらが雪組版でどちらが退団後の剣心なのかヴィスタリアはわからないかもしれません。
ちぎさんは退団されて約1年でまだ男役度が高い時期なのかもしれませんが、既に舞台女優として「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に主演された後で再び男役を演じるのはすごい男役力だと感嘆しました。
(男役力とは変な言葉ですがヴィスタリアはほかに適当な表現が見つけられません)
ところで剣心のちぎさんのお顔、すごく痩せているようにお見受けしました。
コケた頬はメイクでそう見えるだけなのか、痩せている人物の設定で役作りをされているんでしょうか。
ヴィスタリアがちぎさんの退団直後の舞台「SECRET SPLENDOUR」を観たときも心配になるほど華奢だったのですが、もう少し頬がふっくらしてもいいのでは…余計なお世話もいいところですが気になりました。
3.ちぎみゆファン、当時の雪組ファンの心境は?
もしヴィスタリアがちぎさん「だけ」のファンだったら、今回の舞台は「サヨナラ公演でもう二度と見られないと別れを惜しんだのはなんだったんだろう」と思う一抹の気持ちはありながら、再び男役が見られるのがうれしくて全力でチケットを取ったことでしょう。
それに同じ男役であっても在団中とはまた違う、新しい一面を見せてもらえるという期待も抱くと思います。
好きだった男役さんが退団後に男役をする、男装の役をするのはヴィスタリアは好きです。
宝塚の舞台でなくても再び観られるのはうれしいのです。
しかし雪組版「るろうに剣心」の制作発表動画と見比べて、もし自分がちぎみゆファン、あるいは当時の雪組ファンだったらと考えるとヴィスタリアはとても複雑な気持ちになりました。
制作発表動画に出ていた雪組の主要キャストですでに退団されている方は、退団後も芸事を続けられています。
咲妃みゆ:神谷薫
鳳翔 大:相良左之助
大胡せしる:高荷恵
しかし今回は他の役者さんが演じるのです。
ちぎみゆファンだったら、そして当時の雪組生や組のファンだったら、そのまま素直には受け止められないかもしれません。
そしてこれはヴィスタリアの超偏見ですが、もっともひっかかったのが薫役です。
制作発表動画のみゆちゃん(咲妃みゆ)の薫がめちゃくちゃかわいいではありませんか!
ヴィスタリアはみゆちゃんのことは退団後のSNSでしか知らないのですが、薫のメイク・衣裳、表情がとってもかわいい。
それに比べて…比べるのはよくないかもしれませんが、いえ比べる以前の問題で、今回の薫をかわいいとはヴィスタリアには思えませんでした。
ヴィスタリアの独断と偏見、好みの問題ですけれど思えないものは思えません。
トップコンビのファンが一番複雑かもしれないと、ヴィスタリアは思いました。
4.すごいイケメンを見つけた! 廣瀬友祐とれいこちゃん(月城かなと)
今回の舞台の制作発表動画で「ほんとうに2.5次元のすごいイケメン」と思ったのが斎藤 一役の廣瀬友祐です。
そして雪組版で「すっごいイケメン!」と目を奪われたのが四乃森 青紫役のれいこちゃんです。
ヴィスタリアは「カンパニー/BADDY」を劇場で観て、そしてBlu-rayをリピートしまくり、れいこちゃんが輝く美貌の持ち主であることはわかっていましたが、この青紫の扮装は作りこまれている分美貌が際立っていると思いました。
この世のものとは思えない美しさ、天からもたらされた奇跡ではないでしょうか。
ヴィスタリアはみやちゃん(美弥るりか)に絶対にトップになってもらいたいと思っているので、美貌のれいこちゃんが実力を備えていて劇団に激推しされているのは「いつかあなたの時代はくる、でもまだためよ、もう少し待っててね」という気持ちなのですが、このれいこちゃんの美しさにはまいりました。
これは雪国版「るろうに剣心」を見ずにはいられません。
ヴィスタリアはスカステ難民なので、スカステ環境のある実家に録画を依頼しようと決意しました。
今秋の「るろうに剣心」が上演されるころはヴィスタリアは他の趣味のかきいれ時で観劇には行けないと思いますが、どんな”新しい”ものが生まれるのか注目したいと思います。
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