こんばんは、ヴィスタリアです。
宙組「HiGH&LOW/Capricciosa!!」を観劇しました。
ヴィスタリアの独断と偏見と偏愛に満ちた感想で作品の内容に触れています。
宙組「HiGH&LOW/Capricciosa!!」観劇の感想
お芝居もショーも楽しくてよい2本立だなあと観劇しました。
宙組はコーラスはすばらしい上に真ん中付近も歌える人が揃っているので聞きごたえがあります。
「HiGH&LOW」のプロローグはSWORDと呼ばれる5つのチームの頭がメンバーを率いて大階段に花道にそれぞれのテーマ曲を歌いながら登場するのですが、全員歌がうまくてかっこいい!
【S】山王連合会のコブラ/真風涼帆
【W】White RascalsのROCKY/芹香斗亜
【O】鬼邪高校の村山良樹/鷹翔千空
【R】RUDE BOYSのスモーキー/桜木みなと
【D】達磨一家の日向紀久/瑠風輝
最後に大階段に登場したゆりかさん(真風涼帆)、シルエットだけで、立っているだけであんまりにもかっこよくてまいりました。
仲間のトリオ(ヤマト/紫藤りゅう、ダン/若翔りつ、テッツ/亜音有星)がそれぞれキャラが立っていて見ているのも楽しかったです。
るりこちゃん(紫藤りゅう)は美貌で目立ちますし、
実力派のりっつくんの活躍はうれしく、
きょろちゃん(亜音有星)は髪型にびっくり!
ゆりかさんの極まったかっこよさはショー「Capricciosa!!」プロローグの白いスーツでの登場も然りで、
長身のスタイルで、ただそこにいるだけでどんな男性よりもかっこいい、現実にはこんなかっこいい男性いない…と思わせてくれる男役でした。
ショー「第6章 官能の町ローマ」ではコートを羽織って、やはり薄い菫色のトレンチコートの組子たちが見守る中大階段を上っていくシーンは美しく、
曲が「アルベデルチ・ローマ」で来年の6月でゆりかさんが退団してしまうんだ…ということを強く意識しました。
退団公演「カジノ・ロワイヤル」が1本物ですからこれが最後のショーになるのですね。
寂しいです。
等身大なカナを演じるかのちゃん(潤花)も魅力的で、今まで見てきた役で一番好きかもしれません。
歌も娘役さんとしては音域が低めなのだとは思いますが「Never Say Goodbye」のときよりずっとずっと伸びやかな歌声で、白いチャイナドレス姿も美しくて、
次回本公演「カジノ・ロワイヤル」での退団はやっぱり早いなあ…という思いを抱かずにいられませんでした。
カナの「出てきちゃった」には思わず笑ってしまいましたし客席も笑いに包まれていましたが、かのちゃんならあり得るかな…とつい納得してしまうような明るくて溌溂とした魅力がありました。
ショーでかのちゃんがダイナミックに踊っているとゴージャスかつ華やかで目が吸い寄せられました。
キキちゃん(芹香斗亜)のどんな役にも染まり切る演技が大好きなので、クールで熱くてかっっっこいいROCKYをオペラで追いかけがちでした。
まずルックスからして最高で、白いお衣装に杖に革手袋…それも赤!
サングラスを押し上げる革手袋の手がかっこよすぎました。
内心きゃーきゃー言いながら見ていたので次はもう少し落ち着いてROCKYさんを見たいです。
KOO/風色日向はじめ、まわりのメンバーがROCKYさん(←つい さん付けしたくなります)に心酔しきっている雰囲気がはっきりとあるのが印象的で、
これは他のグループとはちょっと異なるようにも感じました。
「Capricciosa!!」では「第5章 芸術の都ミラノ」の場面がストーリー仕立てで美しく好きでした。
この場面はずんちゃん(桜木みなと)と春乃さくらちゃんの「カルト・ワイン」コンビが美しい歌声を聞かせてくれてロマンチックでした。
春乃さくらちゃん、「HiGH&LOW」では苦邪組の仲間で、長身で着こなすチャイナドレスも最高でした。
ずんちゃんのスモーキーは物憂げで守ってあげたくなるような少年の雰囲気があって、髪型・お衣装もお似合いでした。
妹のように思っているというララ/栞菜ひまりが常にスモーキーのことを見つめているのもぐっときました。
「達磨一家」の由来が両手両足を折るからというのをプログラムで目にしてなんて怖い…と思った日向紀久のもえこちゃん(瑠風輝)。
血の気が燃え盛っているような凶暴性を感じて、目が離せなくなる瞬間が何度もあって、もえこちゃんって本当に巧い…としみじみ感じました。
歌うまが揃っている宙組の中であーちゃん(留依蒔世)、りっつくん(若翔りつ)と並んで歌のうまさも頭が抜けていると、
芝居でもショーでももえこちゃんの歌声に圧倒されること度々でした。
こってぃ(鷹翔千空)の村山良樹はその綺麗なお顔をもっと見せてくれ~~~と思いながらオペラで追いかけていました。
若くて、のし上がってリーダーになるシーンが見ごたえがありましたしそれだけの強い思いをみなぎらせているのが伝わってきました。
村山の細身のパンツもお似合いでした。
ショーのハットをかぶっているときの、削げたフェイスラインに男役の色気を感じてどきどきしました。
中詰(←だったと思います)の銀橋に並んだこってぃが下手の壁際から視線を動かしてウィンクを決めているときに目が合って(←気がする…幸せな勘違いです)、さらにどきどきでした。
今回でご卒業されるあーちゃん(留依蒔世)は「HiGH&LOW」の苦邪組のリーダーリンは悪役でコブラ/真風涼帆とバチバチに対決する場面があって、
言うまでもないことですが巧くてかっこよくて、まだまだ宙組で見ていたかった…と思いました。
ショーでは劇場いっぱいに響く朗々たる歌声に圧倒されましたし、パレードのエトワールでは大きな大きな拍手が降り注いでいました。
じゅっちゃん(天彩峰里)は苺美瑠狂の純子がかわいいだけではなくかっこよくてシビれましたし、ショーでは「ミ・アモーレ」の歌唱がすごかった!
「HiGH&LOW」は組子の出番も多くて目が足りませんでしたし、「Capricciosa!!」は大人っぽさとゴージャスさのある楽しいショーで、とても見ごたえがあって楽しい2本立でした。
ショー作家の先生はコロナ禍以降2本立が増えたことで登板が多くマンネリ化に陥らないのが大変なのでは…と思いますが、藤井先生はそうしたダレをあまり感じない気がします。
もっとチケットを取っておけばよかった…と思ったmy初日で、今から次の観劇を心待ちにしています。
読んでいただきありがとうございました。
押して応援していただたらうれしいです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓