夏休みの残り1日を使って遠征中のヴィスタリアです。
車で片道8時間くらいかかるところなので中々遠くて大変です。
ヴィスタリアはペーパードライバーなので運転は夫ラウールに任せきりなのですが。
先週のことになりますが宙組「白鷺の城/ルネサンスの異人たち」のニュースが2つありました。
どうしても気になるので更新いたします。
陰陽師と妖狐玉藻前(ようこたまもまえ)の対決する日本物ショー
ネタ元の玉藻前伝説はおもしろそう
浄瑠璃になったり江戸の人々に人気だったそうですが、ヴィスタリアは今回初めて玉藻前伝説を知りました。
なんておもしろい題材なんでしょう。
一部、公式サイトから抜粋して紹介させてください。
「白鷺の城」玉藻前伝説
“話の舞台は、後に武士国家へと変貌を遂げていく前の、平安時代末期の鳥羽上皇の時代。
ある日、鳥羽上皇の御所に一人の美女が現れます。美しいだけではなく無類の博識を示す女は、やがて上皇の寵愛を受け、玉藻前と呼ばれるように。ところが、次第に上皇が悪霊によって健康を害してしまいます。その悪霊の正体を見破った人物こそが、陰陽師・安部泰成だったのです。
鳥羽上皇は、心優しい玉藻前が妖狐であると、すぐには信じられません。
かくなる上は、と安倍泰成が悪霊祓いの儀礼を執り行うと、玉藻前の姿は忽然と消えてしまいます。逃げた妖狐を討ち取るよう命じられた東国の武士たちは、苦心の末に狐を退治しました。
玉藻前は、従来の日本の古典文学の世界で人気の献身的な女性像とは異なり、王権に仇なす存在でありながら、恐ろしくも妖艶な美しさで人びとを魅了しました。
そして陰陽師・安倍泰成と美しい妖狐の対決は、スリリングな展開と幻妖な世界観で、今も人びとを惹きつけています。”
ヴィスタリアがもっともグッときたのが玉藻前の女性像です。
「従来の日本の古典文学の世界で人気の献身的な女性像とは異なり、王権に仇なす存在でありながら、恐ろしくも妖艶な美しさで人びとを魅了しました」
この妖艶な、美しい妖狐を誰がやるんでしょう。
専科から松本悠里さんがご出演されますが、主役らしき陰陽師安倍泰成と対決するなら、星風まどかちゃんがやるんでしょうか。
まどかちゃんの新しい一面が見られそうで期待大です。
レビュー本で「天は紅い河のほとりは自分に近い役だったけどこれからは大人っぽい演技も求められると思う」とお話しされていて、ご本人もいろいろな役をやって幅を広げたいと思うところはあるのでしょう。
「白鷺の城」の玉藻前がその記念すべき一歩になるのかもしれません。
大野先生の壮大そうなアレンジが気になる
そしてヴィスタリアが気がかりなのがこちらです。
“絢爛たる平安の都で始まった、白皙の貴公子、陰陽師・安倍泰成と、艶やかに人心を惑わす妖狐・玉藻前の対決は、時を越え、場所を変え、豪壮たる名城「白鷺の城」で終に決着の日を迎える。
千年に亘って転生を繰り返しながら、争い、そして魅かれ合う陰陽師と妖狐の宿縁を、時に雅やかに、時に妖しく描く、日本物レヴュー”
“伝説上の対決に千年に亘り時を駆けるという独自のエッセンスを加え、演出家・大野拓史が壮大なスケールで描く日本物レヴュー『白鷺の城』。
宙組を率いる真風涼帆が凛々しい陰陽師となり、妖しく雅やかな世界へ皆様をお連れします。どうぞご期待ください。”
千年の時を超えるとはずいぶんスケールが大きいですね。
陰陽師と玉藻前の平安時代で充分すてきだと思うのですが、このアレンジが変なふうにならないことを祈ります。
それにしても宙組は「天は紅い河のほとり」といい時をかける系が続きます。
「異人たちのルネサンス」新人公演一部の配役発表
レオナルド・ダ・ヴィンチ/真風涼帆(瑠風輝)
カテリーナ/星風まどか(夢白あや)
瑠風くんは98期生で新人公演主演4回目。
夢白あやちゃんは103期生で新人公演ヒロイン。
「神々の土地」新人公演でも伶美うららさんの役でした。
今回ヴィスタリアは、「不滅の棘」をスカステで見て華妃まいあちゃんが気になっていて、一度はヒロインを…と思っていたのでなんともいえない気持ちを抱いています。
学年順を完全に守るのは現実的ではないにせよ、若い子の抜擢よりも、見るべき生徒さんがいるのではないかと思うのです。
華妃まいあちゃんは99期生。
新人公演のリミットを考えると…夢白あやちゃんを批判しているのでは決してありませんが、まだ103期生なのですよね。
こういうケースはたくさんあるのでしょうけれど、新人公演にはリミットがある分、複雑な気持ちになります。
まいあちゃんは「不滅の棘」のクリスティーナがすばらしかったので、多くの人に評価される日がくると信じているヴィスタリアでした。
もちろん、宙組の本公演・新人公演に出演されるみなさんを応援していますし、劇場で観ます!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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