こんばんは、ヴィスタリアです。
定期購読している宝塚GRAPHの2021年11月号を読みました。
例によってヴィスタリアの独断と偏見と偏愛で特に気になったページについて順不同で記事にしてきます。
93期のスターたち 彩風咲奈・芹香斗亜・愛月ひかる
奇しくも93期の男役スターたちが並んでいます。
◆Cover Special 彩風咲奈
まずは表紙のさきちゃん（彩風咲奈）。
厚めに前髪をおろしているのが新鮮でかっこいいです。
そしてまっすぐと見据えられた視線の強さと白眼がたまらなく素敵です。
舞台でも三白眼、美しい白眼が印象的なさきちゃんですが素化粧でも白眼がいいですねえ。
ページをめくると同じオレンジのスーツ✕黒のドレスシャツで下から見上げるように投げかけられる視線に射抜かれそうです。
と思ったら本誌を後ろからめくれば白いお召し物のイノセントな雰囲気で笑みを浮かべていて、また違うさきちゃんの美しさ、瞳と白眼の魅力を見せてくれています。
The Costumeではお披露目公演のショー「Fire Fever!」のデュエットダンスのアシンメトリーの青✕白のお衣装を紹介されていて、
「Talk DX」ではあーさ（朝美絢）と対談されていて、トップスターになられたんだなあと誌面からしみじみ実感します。
ビジューとスパンコールがたっぷりついたお衣装のバックショットがじっくり見られて貴重です。
さきちゃんご自身も「早変わりなのでじっくりと見たのは今日が初めて」とコメントされています。
◆S-Learning 芹香斗亜
続いてはキキちゃん（芹香斗亜）。
裸足の上にシャツを肘のあたりまで捲くっていてどきっとしました。
男役さんは舞台では基本的に首筋、手しか見えませんからね。
男役のこだわりを紹介しているページではその肘の下～手、指先が緊張感のあるポージングでとても美しいです。
また濃いめの深紅寄りのベージュ系のルージュもふつうのポートより濃い目に見えて気がしてどきっとしました。
余談ですが自分がキキちゃんの指、手ですごいと思ったのは「オーシャンズ11」のラスティが煙草を持つところで、そんな持ち方は絶対にしない！という持ち方をしていたんです（自分でペンでやろうとしてもできませんでした）。
いまハマっていることでは朝活を取り上げて瞑想にヨガに…と充実した時間の過ごし方を紹介されています。
特に興味深かったのが宙組生からの質問に答えている中でキキちゃんが客席の空気をよく感じていることが伝わってきたことです。
アドリブの多彩さと巧さはピカイチだと思うのですが、「アナスタシア」を何度か見たときに
いずれもそのときにふさわしいアドリブ（貸切公演であったり千秋楽であったり）をされる上におもしろいのに関心しきりだった理由がわかった気がします。
◆ZUKA LIVE 愛月ひかる
３人目は愛ちゃん（愛月ひかる）です。
来月号は愛ちゃんのサヨナラ特集号とのことでいよいよ…と思うとこみあげるものがあります。
読者様から寄せられた「一番好きな台詞は？」という質問の答えもまた寂しさと時間が止められないことの哀しみとやるせなさを感じます。
「美しき生涯」の新人公演で演じた石田三成（本役 大空祐飛）の「散ることを知らずに咲いている花よりも、終わりを知って色づいている紅葉の方がいとしいかと…」という台詞がすごく綺麗で好きなんです。（中略）
私自身、「星組に行ってからよくなったね」と色んな方から言っていただくのですが、組替えになった時点で退団を決めていたので、この台詞の通りだなと。
また今年の誕生日には星組のお稽古場で全員が集まり星組伝統のお誕生日の歌でお祝いがあったことも明かされていました。
このコーナーは楽屋入り出風の私服コーディネートが楽しみなのですが、読者様のリクエストでめずらしい眼鏡のショットも披露されていて素敵です。
98期娘役スター 有沙瞳と星南のぞみ
◆Decor 有沙瞳
ページを開いた瞬間あまりのみほちゃん（有沙瞳）のかわいさに悲鳴をあげてしまいました（比喩ではなく本当に）。
このブログをご覧いただいている方はご存知かと思いますがヴィスタリアはみほちゃんが大好きで、好きになったきっかけは一目惚れだったのですが
かすみ草に囲まれて白いレースのワンピースを纏ったみほちゃんの透明感とかわいさにまた好きになってしまいました。
本当にかわいい…！サイン入りポートレート、気合をいれて応募します。
好きだった台詞で「ベルリン、我が愛」のルイーゼロッテ役の台詞を挙げながら「かわいらしい役をできたことがうれしくも…」という言葉に、
以前インタビュー番組で色濃い役が多いことについてご自身で触れられていたことを思い出しました。
みほちゃんは色濃い役から老け役（「ロミオとジュリエット」の乳母）から宝塚歌劇の娘役らしいヒロインまで似合う娘役さんだと思っています。
素化粧でこれだけかすみ草とヌーディーな色味をおさえたメイクに白いドレスがお似合いなのですから舞台だって！
◆星南のぞみ さよならポートレート
真っ白なドレスに身を包んだりさちゃん（星南のぞみ）、とってもかわいくて輝いています。
ドレスは「パッション・ダムール」でお召になったものですね。
しなやかで美しいりさちゃんのダンスがもう見られなくなると思うと寂しいです。
はみだしSHOTではひとこちゃん（永久輝せあ）とあやなちゃん（綾凰華）の２人の王子様が駆けつけています。
りさちゃん、ご卒業おめでとうございます。
星組アンケート MY BEST 礼真琴
組本のようなこの企画を毎回楽しみにしています。
組子からのコメント、アンケートの回答もそれに答えることちゃん（礼真琴）の回答も楽しいです。
そして自分は生徒さんがどなたのお手伝いをしているかを知れるとうれしくなるのですが、煌えりせくんのコメントでことちゃんのお手伝いをしているメンバーがわかりました。
きさちん（希沙薫）、もえかちゃん（鳳真斗愛）、くがちゃん（凛央奈はる）だそうです_φ(･_･
またことちゃんが気づかいと思いやりの人であることが愛ちゃん、おさらちゃん（透綺らいあ）のコメントから伝わってきます。
泣き虫であることは同期の瀬央さん（ゆりあ）のコメントから（そんなせおことが好きです）。
このエンパシー、思いやりが組子に伝わっているからこそ「こんな礼真琴を見てみたい」の１位が医者なのかなあと思いました。
眼鏡✕白衣のことちゃんが優しげでぐっときました。
３位のアスリートの扮装ははみだしSHOTが組子たちに囲まれ楽しそうで、星組伝統のお掃除ショットもあって和みました。
そしてことちゃんが表彰する星組生はお一人おひとりに納得…！とうなずきながら読み、
公演中の「柳生忍法帖／モアー・ダンディズム！」で退団されるかなえさん（漣レイラ）、あんるちゃん（夢妃杏瑠）のお名前があることがうれしかったです。
ここにも自然と、ことちゃんの思いやりがあります。
Especial Time 暁千星→朝美絢
ありちゃん（暁千星）がどなたをお相手に指名されるのか楽しみにしていました。
新生月組になったタイミングなのでなんとなく同じ組の方かしら？と勝手に思っていたのでお相手があーさ（朝美絢）なのは意外でうれしかったですし、
お２人のトークの中で明かされるありちゃんの下級生時代も初めて知ることが多かったです。
（朝美） ありは組配属になってすぐの「ルパン」の新人公演でマギーサン（星条海斗）の役がついてね。（中略）
成績も１番だし、お稽古場のどこにいても光を放っているのに、不器用なところがあって、それが意外だった。
（中略）
その後も最下級生で場面に入ったりとバッ的続きでね。とにかくよく怒られていた（笑）。
怒られていない公演がないんじゃない？（笑）私も怒ったことがあるし。
ありちゃんが弟のようにかわいがられていったことやお２人が主演をつとめたバウ・ワークショップ「A-EN」のエピソードも明かされていますが、
なんでもできるスーパースターのイメージがあるありちゃんに怒られ続けた下級生時代があるというのは意外でした。
また緊張しいで上級生とうまくお話できないことや楽屋を訪問できていたときも観劇に行っても挨拶に行けないというお話もあれば、
はみだしSHOTでは大テレのかわいい表情を見せていました。
この意外なエピソードの数々がありちゃんの舞台での華やかなスターのオーラと実力とのギャップがあってますます応援したくなりました。
その他のページ
一言ずつですが触れさせてください。
◆As IS/To Be 桜木みなと
宙組は上級生を中心に退団されていったり組替えがありましたが、ずんちゃん桜木みなとが和希そらくんの組替えの思いを語る言葉が印象的でした。
公演中、袖でも舞台でも小学生のように楽しんでいて（笑）、息が合ったときには「さすが12年の仲！」「絆を見せつけてやりましょう！」なんて言い合っていた矢先の組替え発表だったのであまりの寂しさに号泣してしまいましたね。
◆RANDOM 瑠風輝
カラフルでポップなパーカーに、好きなファッションアイテムで挙げておられる「新人公演を卒業してから思い切って開けたピアス」という右耳のピアスがキラッキラでまぶしいもえこちゃん（瑠風輝）です。
モーニングルーティンが「ギリギリまで寝ていたいので、全てを同時進行し30分ほどで家を出ます」とのことで、
うんうん私もそうだよとうなずきながら読み親近感をいだきました。
また髪質が丈夫であるというお話をされていますが、あやなちゃん（綾凰華）といいぴーちゃん（天華えま）といい98期の男役スターさんは髪がしっかりしているんだなあと思いました。
◆TO THE FUTURE 瑠璃花夏・音彩唯
生徒さんはみなさま姿勢が美しいですが、ちなちゃん（瑠璃花夏）はダンサーらしい芯の通った上体の保ち方が一層美しいことがわかるお写真です。
憧れの上級生に元月組トップ娘役のよしこちゃん（麻乃佳世）のお名前を挙げておられるのもうれしいです。
同じコーナーにはばまいちゃん（音彩唯）も登場されていて、憧れの上級生にはやはり元月組トップ娘役のちゃぴちゃん（愛希れいか）のお名前を挙げておいでです。
また印象的だった役がちなちゃんは「婆娑羅の玄孫」のお蝶、はばまいちゃんは「炎のボレロ」のフラスキータと別箱公演の子役なのも共通していました。
お２人ともこれからますます活躍されていくことを楽しみにしています。
◆おとめタイムス 野々花ひまり
前雪組トップスターのぞ様（望海風斗）と電話でお話して大笑いした（「腹筋が割れると思うくらい」とのこと）というエピソードを紹介されています。
トップスターだったのぞ様が退団後もこのような距離の近い形で下級生とあたたかな関係をきずいているんだな…とじーんとしてしまいました。
次月号も楽しみです。
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