花組

水美舞斗初表紙は星風まどかと/加藤真美先生の衣装(宝塚GRAPH4月号)

おはようございます。ヴィスタリアです。

定期購読している宝塚GRAPHの2022年4月号を読みました。

例によってヴィスタリアの独断と偏見と偏愛で特に気になったページについて順不同で記事にしてきます。

水美舞斗✕星風まどか

定期購読の濃い菫色のビニールの包みから取り出したとき、マイティー(水美舞斗)星風まどかちゃんの美しさと、どこか妖しさのある構図に思わず悲鳴をあげてしまいました。

深い赤の表紙のこのインパクトといったら。
マイティーまどかちゃんの肩に回した手がけしからん(とてもいい)ですし、まどかちゃんの陶然と夢を見るような表情もたまりません。

マイティーの初表紙を楽しみにしていましたが想像以上の絵にクラクラして我を失いそうでした(←落ち着け)。

マイティー、あらためて初表紙おめでとうございます!

さらに表紙をめくるとお2人が手をつないでいてマイティーが「俺の女」とでも言いたげにエスコートしているようなショットがあって、今度こそ我を失いました。
最高です。

ポスターも素敵です。

マイティー、こちらは両手をまどかちゃんにかけてます。

ZUCASINO 朝美絢

読み応えがあって毎月楽しみにしているコーナーにあーさ(朝美絢)が登場です。

顔周りのヘアカットがモード感があっておしゃれでお似合い、あーさの美貌が際立ちます。

単語カードの組合せで「奇想天外な」「下級生」にあがたくん(縣千)を挙げて「存在が奇想天外!」とお話しているのがとてもおもしろかったです。

「奇想天外な彼が好きですね」とナチュラルに”彼”と呼んでいるところも。

さらに単語カードの組合せのパフォーマンスでは「セクシーな」「ウィンク」を引き当てているのがさすがです。
あーさのセクシーなウィンク、誌面でも見られてうれしいです。

特に胸を打たれたのが「人生最高のラッキーエピソード」に95期生になれたことと答えていることです。

音楽学校時代からすごく仲がよく、もっとライバル意識を持ちなさいと先生に言われるほど和気あいあいとしていて。
その一員になれたことは今でもラッキーだと思いますし、誰が欠けても今の95期ではなかったのだなと思うと、運命的なものを感じますね。

先日スカイステージで放映された95期生の文化祭を見ましたが、あーさはもちろんあっちを見てもこっちを見てもスターさんばかりでさながらタカスペのようで、本当にすごい期だなあとあらためて思いました。

宝物にはきりやん(霧矢大夢)のお衣装の貴重なエピソードには感動しましたし、「おきばりやす」という声が浮かんでくるようです。

THE COSTUME 衣装デザイナー加藤真美の世界

有村淳先生のインタビューも非常に読み応えがありましたが、大好きな加藤真美先生のインタビューに大興奮です。

加藤真美先生は2009年入団し、デビューは2011年専科公演「おかしな二人」なのですね_φ(・_・

和物についてのお話が興味深かったです。

宝塚で上演する作品おいて、特に和物は嘘をつきづらいといいますか。生地や縫製も昔ながらのもので忠実に再現するようにしているので、その分大変なことも多いんですよ。

「出島小宇宙戦争」「元禄バロックロック」のような作品は和風ではありますが、私の中では和物のカテゴリーに入れていなくて。
でも、基礎を知らないと崩せないので、正統派の和物の作品で得た知識を派生させ、自由に発想していくのはとてもおもしろい作業ですね。

どちらの作品もお衣装が印象的かつ好きな作品です。

さらに「誠の群像」で土方歳三を、「壬生義士伝」で新撰組隊士吉村貫一郎を演じたのぞ様(望海風斗)のだんだら模様の羽織を「壬生義士伝」でどうアレンジしたのかというお話に感心しました。
あらためて映像で衣装をじっくり見直したいです。

5組のスターさんの最近のお衣装を振り返っているのも興味深くじっくり読んだのですが、雪組「CITY HUNTER」の冴羽獠/彩風咲奈の衣装のエピソードが印象深かったです。

リアルな男性感を追求するため、Tシャツには本革を使用して厚みをもたせた一方で、ジャケットはとても薄い素材なんです。
(中略)宝塚の男役としてもっとも着こなしの難しい衣装ですが、彩風さんの頭身バランスを持ってして成立したなと思います。

ポスターといい舞台といい、冴羽遼が宝塚歌劇の世界に飛び込んだら正にこれだ――と思わせてくれた衣装はさきちゃん(彩風咲奈)のスタイル、着こなしあってこそだったのだとあらためて思いました。

Real Fashin Snap!雪組

生徒さんの私服を紹介する神企画、今回は雪組のこの方たちです(ページ掲載順)↓

・彩風咲奈
・諏訪さき

・縣千
・野々花ひまり
・朝月希和

・朝美絢
・綾凰華
・夢白あや

・音彩唯
・久城あす
・真那春人
・和希そら

春ですねえ。生徒さんの装いから季節を感じられるうれしさを噛みしめながらページをめくりました。

そしてさきちゃん(彩風咲奈)がおしゃれすぎてかっこよくてかわいくて最高です。

さきちゃんは彩風咲奈にしか似合わないというファッション、コーディネートをする天才だとお洋服を見る度に思います。

はみだしSHOTではコートを脱いであーさと並んでいるツーショットが美✕美でありかわいい✕かわいいで和みました。

あやなちゃん(彩凰華)が「大切なファンの皆様からプレゼントいただいたもの」と指輪を、
夢白あやちゃんが「ファンの方からいただいったもの」とピアスを紹介されていて、こうして誌面でプレゼントをお召しのところを見せてくれるのもうれしいです。

入り出のあったころ、お茶会の翌日にプレゼントを身に着けて入りにいらしたスターさんにうれしくなった日がありましたっけ…(遠い目)。

その他のページ

一言ずつですが触れさせてください。

◆Maxim 永久輝せあ
ひとこちゃん(永久輝せあ)が「自分にキャッチフレーズをつけるなら」というお題に「目が合ったら最後」と回答しているのですが、これほどぴったりなものがあるでしょうか。

「いつも2階席など、お顔を認識できない距離にいるお客様にまで目線をお届けするように心がけていて」とのことですが、だからこそ2階席を見上げるお顔、目が美しく、オペラグラス越しでも目があったと幸せな錯覚をさせてくれるのだと思いました。

◆稽古場のもえこ
もえこちゃん(瑠風輝)が「Never Say Goodbye」のお稽古場の様子を紹介されていますが、
「元宙組の風馬翔先生によるお稽古」とあるのがうれしくなります。

またゆりかさん(真風涼帆)が「振り起こしは速いし特技なんだ」と仰せなのが納得…!です。
多くの場面を任せられているこその特技なのではないでしょうか。

◆Talk DX 月城かなと✕鳳月杏
れいこちゃんがトップスターとなってのお披露目のショー「FULL SWING!」での不安をのぞ様(望海風斗)にご相談されたそうです。

(体力的に)最初は”これは無理かも…”と不安だったので望海さんにどうされていたか聞いたんです。
すると、セーブせずがむしゃらにやっていたら、いつの間にか体力がついているよ!と(笑)。

持つかな…と思わず楽しんでと言われたのでその通りにしていたら、本当で!

(今号はほかにも野々花ひまりちゃんのぞ様のお話をされています)

この公演を最後に組替えをするありたん(暁千星)(byちなつさん(鳳月杏))について、ちなつさんとたくさんお話されているのも印象的でした。

◆波瀾爆笑!?我が人生 英かおと
音楽学校受験に向けてご自分で教室を探したり努力をしたうーちゃん(英かおと)もすごいですが、お母さまもすごい!です。


元役者さんとのことですが、うーちゃんにバレエを続けてほしいがゆえに一緒に習ったり、受験をめぐって半年も口をきかない喧嘩をしたりというエピソードに大きな衝撃を受けました。

きっと今、うーちゃんの活躍をうれしく思われているでしょう。
「今夜、ロマンス劇場で」の虎衛門、大好きです。

◆絵え日記 和希そら
宙組から雪組へ組替えとなったそらくんの「夢介千両みやげ」の稽古場での元気な様子が伝わってきてうれしくなりました。

エピソードに登場するりーしゃさん(透真かずき)の笑顔も目に浮かぶようです。

また山吹ひばりちゃんが「Never Say Goodbye」のお稽古で側転をひなこちゃん(風色日向)に教えてもらったというエピソードも
下級生がどんなふうにお稽古をしているのかが伝わってくるようで読み応えがありました。

読み応えのある楽しい4月号でした。
次月号は創刊900号の記念特集があるとのことで楽しみにしています。

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