こんばんは、ヴィスタリアです。

雪組「fff/シルクロード」大劇場千秋楽ライブ配信
ライブ配信で雪組「fff/シルクロード」の宝塚大劇場千秋楽を見ました。
約1ヶ月前に劇場で見たときは目の前で展開するものについていくのに必死でしたが
今回はもう少しいろいろなことを感じたり受け取ったりできたような気がします。
ルートヴィヒ/望海風斗が謎の女/真彩希帆の正体を見つけて名前を呼び受け入れてからの「歓喜の歌」は泣かずにいられませんでした。
真っ白な衣装で円になって喜びを爆発させるようなだいきほはじめ雪組生には退団公演であることを重ね合わせずに見ることはできません。
ショー「シルクロード」は大世界(ダスカ)の場面に大興奮し、羽山先生の振付のフィナーレに「これが最後」と胸がいっぱいになりました。
望海風斗・真彩希帆の幸せなさよならショー
さよならショーのセットリストはこのような感じでした。
1.悪の華「ドン・ジュアン」(望海・彩風・煌羽ほか)
2.エメ「ドン・ジュアン」(望海・沙月・笙乃・彩)
3.シャロンのテーマ「琥珀色の雨にぬれて」(真彩)
4.クロードとルイ「琥珀色の雨に濡ぬれて」(望海・彩凪)
5.酔いしれて「凱旋門」(望海・煌羽・真地)
6.愛のひとひら「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」(望海・真彩)
7.アンダルシアに憧れて「SUPER VOYAGER!」
8.黄金の翼「春雷」(彩凪)
9.Dancing in the dark「”D”ramatic S!」(望海・真彩)
10.石を割って咲く桜「壬生義士伝」(望海・真彩)
11.Gato Bonito!!(彩風・煌羽・笙乃・真地・ゆめ・朝澄)
12.HOME「ファントム」(望海・真彩)
13.ひかりふる路
14.DIAMOND SHOW TIME「SUPER VOYAGER!」
15.Music is my life「Music Revolution!」
のぞ様が雪組にいらしてからの作品で
主に「NOW!ZOOM ME!!」でセットリストに入っていなかった曲で構成されているのかなと思いました。
別れを惜しんで寂しくなるというよりはこんな作品もやった、あんな作品もやった、それも素敵だったというのを思い出して楽しく、幸せになるようなさよならショーだと感じました。
それにしてもまさか1曲目がドン・ジュアンとは思いませんでした。
そしてまさかカリ様のアンダルシアの美女が見られるなんて!
「シルクロード」の千夜一夜での雪娘たちの腹筋もすばらしいですが
カリ様の腹筋は美しい筋がビシッと入っていて拝みました。
「ドン・ジュアン」は作品ものぞ様のお役も大好きでBlu-rayも音楽配信も買ってリピートしているので、
当時は宝塚から離れていて観劇できなかったのでこうしてのぞ様が歌うのを聞くことができてうれしかったです。
きぃちゃんの「シャロンのテーマ」はトップ娘役として非常に深く役に取り組んだことを
Dream Timeでお話されていたので今またこうして聞くことができてうれしいです。
番組内でも「真彩さんのシャロンが好き」と言われてすごくうれしいと目を細めて笑っておいでだったのを思い出しました。
「凱旋門」の曲は、これが自分の雪組初観劇だったのですが、カリ様の不死鳥マルクスの雰囲気がすごくて衝撃を受けたのを思い出しました。
凪様(彩凪翔)のソロ「黄金の翼」は最後の歌詞が「はるか未来へ」で
凪様がスペシャルライブで披露されたご自身の作詞「明るい未来へ」を思い出しました。
「春雷」ものぞ様とのデュエットも凪様が好きな役に挙げている作品ですね。
歌っても踊っていてもかっこよくて美しくて、ショーでは重ためのウィンクもばっちり映っていて、黒燕尾は美学があって、
もう少し見ていたい気持ちを完全に抑えることはできません。
しかし凪様の澄んだ晴れやかなお顔を見ていると、そして選ばれた歌を思うと祝福すべき門出であり新しい世界が待っているのだなと感じます。
「Dancing in the dark」はのぞ様が歌って踊ってまた歌ってなのが
歌うまならではのデュエットダンスだなあと思いました。
きぃちゃんももっと歌ってもいいのに…と思うのはだいきほが稀有な歌うまコンビだからでしょう。
ふつうならこうしてトップ娘役さんが添うように歌うのが気になることはなく自然なことと受け止めていると思うので、
あらためてこの特別なトップコンビは運命であり、同時代にファンとして劇場で出会えた幸せに感じました。
「Gato Bonito!!」でさきちゃん(彩風咲奈)とカリ様が背中合わせでくっついていて、1期違いだから予科本科でずっと一緒だったんだよね…思ったり、
けんじ(ゆめ真音)のソロに目をうるませたりしました。
「HOME」のきぃちゃんはやわらかなエメラルドグリーンのドレスで、ふわふわに広がった裾がディズニープリンセスのようで素敵でした。
のぞ様はそのグリーンから白にかけてのグラデーションで、スパンコールやビジューが雪の結晶でとても美しかったです。
だいきほで「ファントム」を観られたこと、あの奇跡のような舞台は一生忘れません。
「DIAMOND SHOW TIME」「Music is my life」は久しぶりに組子全員が舞台に立っているのを見て胸がいっぱいになりました。
望海風斗のファンへの思いと思いやり
退団者紹介のVTRにメッセージ、そしてご挨拶に泣いたり笑ったりと忙しく、
にわ組長(奏乃はると)が退団者を呼ぶ後ろにあゆみさん)が真っ赤な薔薇の花束を抱えて涙を流していたのが映っていてもらい泣きでした。
お花渡しはこんな感じだったと思います↓
朝澄希(水色) | 縣千 | 天月翼 |
ゆめ真音(白) | 希良々うみ | 桜路薫 |
真地佑果(青) | 橘幸 | 愛すみれ |
煌羽レオ(白・紫) | 久城あす | 杏野このみ |
笙乃茅桜(黄色) | 真那春人 | 朝美絢 |
彩凪翔(白胡蝶蘭) | 真那春人 | 透真かずき |
真彩希帆(ピンク・白の薔薇) | 綾凰華 | 千風カレン |
望海風斗(赤い薔薇) | 沙月愛奈 | 彩風咲奈 |
全員の言葉を紹介することはできませんが
きぃちゃんのご挨拶は言葉を選びながら、大切な思いを伝えてくれました。
(真彩)この場所で人の優しさと愛情に触れました。
一人では作ることのできない舞台、様々な方の支えが会って私はここにこうして存在しています。
みなさまに育てていただいて、私はここで生まれました。
雪組の皆様、お客様、本当にありがとうございました。
のぞ様は黒燕尾でした。
大劇場を黒燕尾でご卒業されたのは同期のみりおちゃん(明日海りお)と一緒ですね。
真っ赤なバラの花度に豪華なゴールドのリボンが添えられていて、「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」のヌードルスを思い出さずにいられません。
(望海) 卒業を決めたのは私自身です。
ですが思いもよらない事態となりました。いまも見えない恐怖と戦っている方はたくさんいらっしゃいます。なんとかこの退団公演をいまできる最高の形でできるようご尽力してくださった方々、たくさんの方々にたくさんの幸せをいただきました。
そして本日、全員で舞台に立つことができて最高の日となりました。
今日、この日のことは一生忘れません。どんなときも私を信じて笑顔でついてきてくれた雪組の仲間、大切な同期、いつも隣で全開の笑顔で走り続けてくれた真彩、私は皆のことが大好きです。
そして大切な……ファンの皆様、私を見つけ、支えてくださり、たくさんの愛をそそいでくださり、ありがとうございました。
皆様に出会えて幸せでした。
いまはただ、皆様にお会いしたいです。
いつの日か一緒に笑いあえる日が来ると信じています。本日、大好きな宝塚大劇場を卒業いたします。
皆様ほんとうにありがとうございました。
涙を見せずにお話されていたのぞ様がファンの皆様への言葉のところで、言葉につまって涙をこらえているのにこちらは泣いてしまいました。
今の状況でなかなかファンの方に直接できないことをどのように思っているのか、真っ直ぐな言葉に泣かないでいるなんてできません。
2回目のカーテンコールでまれくんが笑顔で「A,B日程にわかれていたのでB日程のときにこの公演を観劇することができて、とってもすてきな舞台でした」との言葉に、
特別な状況でのご卒業を感じました。
のぞ様が退団同期となる仲間に一言ずつお声をかけていたのですが、それが優しくて和やかで、いい組なんだなあとしみじみあたたかい気持ちになりました。
そしてまさか凪様の一世一代の「愛してんで」が聞けるなんて。
ありがとうございます。
なによりきぃちゃんの言葉には返しているうちに「私の話になっちゃった」と言ったのぞ様に「私も一緒です」と自然と答えていたのがもう…だいきほフォーエバーでした。
さらに3回めのカーテンコールで大階段の前にだいきほがだけがいて
「望海さんの隣で舞台に立たさせていただいて、世界一幸せな娘役です」というのもたまらなかったです。
お二人がしみじみと繰り返す「幸せです」という言葉に画面越しに照らされてファンとしてもたくさんの幸せをもらいました。
最後は望海風斗からあやちゃんになっていたのがかわいく、
本当に心から幸せに満たされていらっしゃるのかなと思うとこれ以上のことはありません。
(望海)今朝の様子、知りたいですよね?
黄色い○ーさんのきぐるみがありまして、それを着て外に出ますと蜂蜜のツボがありまして、○ニー○ントの世界がありまして、
それに乗ってみんなの化粧前を練り歩くという…みんな団扇にいろいろ書いてくれて、投げキスしてとか。
朝から泣くは笑うはリクエストに答えるわで忙しかったです。本当にみんなが愛おしてしょうがない…うん!(←完全にあやちゃん)
舞台に出たらさらに幸せで、ペンライトまで点いて、歌えなくなりそうになったじゃないですか!
皆様、本当にありがとうございました。
この「…うん!」がものすごくかわいくて、完全にあやちゃんで、後ろの組子たちも泣き笑いで
こちらも泣いて笑って幸せにひたって忙しかったです。
楽屋入りがないからこそこうしてお話してくれるのはご自身が宝塚が大好きだからこそファンの気持ちを汲んでくれるのがうれしかったです。
しばしこの幸せに酔いつつ夜はスカイステージの生放送を見たいと思います。
どっせい!
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