映像の感想

雪組「ファントム」で驚いた3つのこと(大劇場ライブビューイングの感想①作品について)

こんばんは、ヴィスタリアです。
昨日はどうにかこうにか休みを取り、雪組大劇場「ファントム」千秋楽のライブビューイング(LV)に行ってきました。

雪組さん、千秋楽おめでとうございました。
たわし君(陽向春輝)、大劇場卒業おめでとうございます。
そして専科への異動が発表された組長のみとさん(梨花ますみ)、長い間お疲れ様でした。

映像でしたがすばらしい舞台でした。
これは本当に宝塚なんだろうか、間違いなく宝塚歌劇の舞台ではあるんだけれども…見終わったあと、余韻と感動でしばらく客席で動けなくなりそうでした。

一番の驚きはこのすばらしい舞台の完成度なのですが、今回は作品そのものについて書きたいと思います。

「ファントム」という名作を新鮮な気持ちで見た

大劇場の千秋楽は平日なので見に行くのは難しいのですが、どうしても見に行きたい理由がありました。

まずヴィスタリアが東京で観劇するのはAパターン(シャンドン伯爵/彩凪翔、アラン・ショレ/朝美絢)なので、このLVでBパターン(シャンドン伯爵/朝美絢、アラン・ショレ/彩凪翔)を見たかったのです。

また東京宝塚劇場で見る前に予習をしたいというのも大きな理由でした。

なにを隠そう、ヴィスタリアはこれが「ファントム」初見なのです。
「ファントム」は2004年宙組、2006年花組、2011年花組に次いで4回目の上演になります。
しかし過去の上演時にヴィスタリアは宝塚を離れていたり、映像も見る機会がなかったのです。

できるだけ真っさらな目で見たいと思い、今回はいつも以上に観劇の感想なども読まないようにしていました。
(そうは言ってもどうしても入ってくる情報を完全にシャットアウトすることはできないのですが)

なのでストーリーも予習しておらず 「オペラ座の怪人」を元にしたストーリーで悲劇であることしか知りませんでした。

キャリエールという役が非常に難しい役で、初演でじゅりぴょん(樹里咲穂)が熱演したということは知っていましたが、ファントムことエリックの父親であること、そして起こる悲劇も今回映画館で見ながら初めて知りました。

そんなファン歴の浅いヴィスタリアなので気づいていないこと、見落としていることがあるかと思います。
なにかお気づきのことがありましたらこっそり教えていただけたらうれしいです。

「ファントム」で驚いたこと①キャリエールとエリックの父子関係

銀橋でエリックとジェラルド・キャリエールが歌うとことは涙なしには見られませんでした。

驚いたのはエリックの「いつかあなたの手で僕を安らかに眠らせてほしい」といったセリフです(言葉は正確ではないかもしれません)。

そして本当にそのことが起きるとは、キャリエールがいったいどんな気持ちで息子エリックに銃口を向け引き金をひいたのかと思うと、胸が痛くてたまりませんでした。

「ファントム」が悲劇とは知っていましたが、 実の父親であるキャリエールがエリックを殺してしまうとは衝撃的な展開でした。

親殺し、主人公が殺人を犯してしまう作品はあれど(エリックもカルロッタを殺してはいますが)、子殺しでしかも主人公が殺される側というのは珍しいように思いました。
(ヴィスタリアが知らないだけかもしれません。)

何度も使われる「生け捕り」という残酷な言葉とエリックの願いからキャリエールは殺すことを選択し、エリックを守ろうとしたのだと思いますがあまりにも哀しい結末です。

また生まれついて顔に傷があったエリックはどれだけ辛い目に遭って生きてきたのかと思わずにいられませんでした。

エリックの顔では(殺人を犯したので罪を償う必要もありますが)生きていくことよりも死んだ方が楽になれる、安寧を得られる、そういう社会、時代だったのかと思うと遣る瀬無いです。

キャリエールはまた「自分はカトリックで離婚は到底できない」とも言っていて、この「ファントム」の時代背景の知識があればこの舞台の世界をもっと楽しめただろうなと、ヴィスタリア自身の知識のなさを残念に思いました。

先日観劇した宙組「異人たちのルネサンス」もですけれど基礎知識、予備知識があった方が何倍にも舞台を楽しめると感じています。

「ファントム」で驚いたこと②カルロッタの毒の効果、クリスティーヌのその後

カルロッタに毒を盛られたクリスティーヌは美しい歌声を失います。
しかしその後、クリスティーヌはエリックの前で歌ったり、エリックが息絶えてからもすばらしい声で歌っていました。

これはつまり カルロッタが作った毒は効果が一時的なものだったのかな?とヴィスタリアは解釈しました。

カルロッタの調べ方が足りなくておそらく永遠に声を失うような毒を調合できず、クリスティーヌは美声を失うことはなかったのだと思うことにします。

なんでこのことを書いたかと言うと、クリスティーヌのその後を考えてしまうからです。

エリックが亡くなった後、シャンドン伯爵から離れて1人で歌うクリスティーヌを見ていると「どうかこれからも歌い続けてほしい」と思わずにいられませんでした。

天与の美声とエリックに導かれてすばらしい歌声を得たクリスティーヌがこの先歌わないことは考えられなくて、いえ考えたくないのかもしれません。

できることならクリスティーヌに “自分が歌うとき、先生は、エリックがいつもそばにいる”と思って歌い続けてほしいと願わずにいられませんでした。

ファントムで驚いたこと③効果的な映像の多用

今回幕開きから映像が多用されていることに驚きました。

緞帳の開いた舞台面の「Phantom」という文字が煙のように消えるのがまず意外でした。
これまでの宝塚だったら文字といったら電飾だったのが新しい表現方法を得たと思いました。

その後もオペラ座の地下をまるでドローンの目で見ているかのような映像が展開していきました。
かなり凝って工夫している(そしてお金がかかっていそう)と思いました。

またエリックやクリスティーヌたちが登場してからも光(?)が背景に漂うように映されていて、スポットライト、ミラーボール以外の光の演出を見たように思います。

外箱の公演だと、たとえば「サンダーボルトファンタジー」や「戦国BASARA」のような原作のネタ、世界観の紹介として映像や文字が映し出されますが、それともまた違う宝塚の新しい映像の演出なのではないかとヴィスタリアは感じました。

これは劇場で実際に見てみるとまた違った感じ方をするのかもしれません。
東京は2階S席で見る予定なので全体がよく見えそうなので楽しみです。

次はキャストごとの感想を書きたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
ランキングに参加しています。
ポチッとしていただたらうれしいです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください