おはようございます。ヴィスタリアです。
雪組「fff」の感想を更新してから間があいてしまいましたが続いてショー「シルクロード」の感想です。
1回目の観劇の興奮のままに、独断と偏見と偏愛のままに書いています。
また作品の内容に触れています。
目次
生田先生の初めてのショー「シルクロード」
生田先生がだいきほ(望海風斗・真彩希帆)のお披露目公演「ひかりふる路」から
繋がるものとして「シルクロード」という今作を企画され、
しかも意欲作を次々と生み出している生田先生の初めてのショー作品ということで楽しみにしていました。
そしてしっかり観劇したいと思っていたのですが、目の前の興奮とときめきに興奮しすぎてとても感想が書けそうにありません。
あふれる光と音楽に圧倒されて、約1時間があっという間で、
好きなスターさん・生徒さんに目と心を奪われて「素敵だった」「ときめいた」「幸せだった」しか言葉が出てこなくなってしまうのです。
観劇の幸せな高揚だけが残っていて、観劇ってそれで充分なんだよね…と思ったりもします。
それでも自分は観劇したら書きたいので書きます。
ただ一言にしきれないものを言葉で表現したいのです。
というわけで散漫なメモ的な感想であり、言葉が見つかったことについてのみ書きます。
まずなによりだいきほが歌もショースターとしての表現の幅もトップコンビとしてもすばらしくて大感動しました。
生田先生は路のはるか先の美しい世界を創り出してくれました。
またヴィスタリアは彩彩(彩風咲奈・彩凪翔)が特にショーで並んでいるのがたまらなく好きなので
ときめいて昂っているうちに幕が下りていました。
凪様もさきちゃんもそれぞれをかっこよくて素敵な男役スターさんとしてときめくのと同時に、
お2人が並んで違う魅力を放ち、それぞれ違う形でダンスのうまさを見せてくれるのが好きです。
阿吽あるいは風神雷神か。
のぞ様の左右に双璧のように並び立つお2人のどちらも観たくて目が追い付かないと悩む幸せに
「Music Revolution!」以来久しぶりに溺れていました。
プロローグ シルクロード~盗賊と宝石
プログラムによるとホープ・ダイヤモンド/真彩希帆(wikipedia)と盗賊/望海風斗が出会うところから始まります。
盗賊の一味にはさきちゃん、あーさ(朝美絢)、あやなちゃん(綾凰華)、あがたくん(縣千)もいて、
一方でキャラバンの男/凪様が率いるキャラバン隊がいて、
シルクロードの様々の国を東へ西へ、遠い過去、近い過去へと流転しながらショーは展開していきます。
幕開きのキャラバン隊がご卒業のカリ様(煌羽レオ)、まちくん(真地佑果)、けんじ(ゆめ真音)で胸がきゅっとしました。
菅野よう子先生提供の曲がとてもかっこよくてクセになります。ずっと聞いていたい。
そして登場したのぞ様の歌い出しの第一声が
「のたうち狂い 駆け巡る 欲望に…」で生田先生はブレないなと感心しました。
ホープ・ダイヤモンドのきぃちゃんはどこかミステリアスで、歌声はまさにこの世で唯一無二の宝石でした。
ロングヘアの毛先が青くなっているのが素敵でした。
第2章 シルクロード幻視
キャラバンの男/彩凪翔が次に誘うのはいまは亡き国の青年/彩風咲奈と乙女/朝月希和の思い出です。
爽やかで清涼な青いモンゴル風(でいいんでしょうか)の民族衣装のさききわがとても素敵でした。
自分が雪組を観始めたのは「凱旋門」からだったのでさききわが組むのをきちんと把握した上で見たのはほとんど初めてのように思います。
(「Gato Bonito!!」でも組んで踊っておられますが、ヅカファン復帰したばかりの初雪組さんで把握できていなかったのです。
「SUPER VOYAGER!」の黄色いスーツとドレスで踊りまくるお2人を劇場で観たかったと臍をかんでいます。)
なので次期トップコンビとして発表になったとき驚きと同時に「どんなコンビになるんだろう」と思っていたのですが、
さきちゃんがすごく幸せそうに優しそうにきわちゃんを包んでいて、
きわちゃんが一層かわいく見えて、おめでとうございますという祝福の気持ちでいっぱいになりました。
第6章 盗賊と宝石でも二羽の鳩として白い衣装で踊るさききわの動きがよく合っていて、相性のよさを感じました。
第3章 ペルシャ・運命のアラベスク
スリを目論む盗賊/望海風斗がキャラバンの男/彩凪翔に捕まって
短い間にアドリブが展開します。
よくこの短い間に…というくらいあっという間なので耳が鍛えられます。
凪様の深紅のターバンに赤い毛が新鮮かつお美しいです。
このターバンの角度がまた完璧で拝みたいくらい美しいんです。
奴隷がシェヘラザード/真彩希帆と惹かれあい、手鎖のまま踊るのはのぞ様の愛するゆりちゃん(天海祐希)の「EXOTICA!」を連想しました。
きぃちゃんはじめ娘役さんの美しい腹筋も拝みました。
薄い筋肉で引き締まっていて華奢で、タカラジェンヌはある意味アスリートだなと思いました。
王シャリフール/朝美絢がゴージャスかつ傍若無人で色気があります。
第4章 インド・神々の饗宴
中詰とロケットです。
最初に出てくるあやなちゃんの緑色の鮮やかなお衣装がとてもお似合いで素敵でした。
あがたくんと並ぶと違う魅力のお2人で目が足りません。
あとすっごくかわいい!と目が吸い寄せられた先には彩みちるちゃんがいました。
カリ様とひーこさんのデュエットに酔いしれました。
カリ様、すごく明るいハイライトを目頭に入れてらしたと思うのですが怜悧な美貌が際立っていました。
第5章 中国・蒼く燃え立つ、緋き夜
インドの次は懐かしい上海のナイトクラブ「大世界(ダスカ)」へ。
さきちゃん率いる紅幇と凪様率いる青幇の男たちが対立する中に劉衛強/望海風斗が現れ、生田先生のデビュー作「BUND/NEON 上海」が蘇ります。
紅いチャイナ服にハットのさきちゃんが最高にかっこよくて溶けるかと思いました。
しかも彩彩で踊っているのも最高でした。
さらにラップで歌いまくるきぃちゃんが最高にかっこよくて、
左右にありすちゃん(有栖妃華)となーこちゃん(羽織夕夏)がいるのも最高でした。
かわいくて艶があって歌声にパンチがあってかっこよくて、こんな贅沢な歌で男役さんが踊りまくるなんて最高です。
いますぐもう一度見たい場面です。
フィナーレ
フィナーレはキャラバンの男/彩凪翔の銀橋を渡りながらの歌で、「じゃあね」に撃ち抜かれました。
はぁ……(ため息)かっこよすぎます。
今回は1階後方からの観劇でしたが、凪様がいつものように2階席をたくさんご覧になっているのがよく見えて、
東京は2階席でも観たい、いや観ようと心に誓いました。
ストーリー仕立てのショーなので難しかったのかもしれませんが、これで卒業される凪様の宝塚らしい衣装がもう少し見たかったとも思いました。
それは無観客ライブ配信で楽しませていただきましたけれどやはり劇場で…という思いもあります。
羽山先生の振付のフィナーレは娘役さんに囲まれるのぞ様も黒燕尾もデュエットダンスもすばらしかったです。
黒燕尾でカリ様がまぶしいくらい輝いていて、
凪様がこれぞという美学を羽山先生の振付で見せてくれました。
青い一輪の薔薇が象徴的に使われているのがなかなか見ない演出で目を惹かれました。
また同じ89期のみりおちゃん(花組)は最後の黒燕尾でバトンを渡すれいちゃん(柚香光)の背中をそっと押しましたが、
のぞ様はさきちゃんを手を取ってぎゅっと握っているのが印象的でした。
しかも「fff」でも「シルクロード」でものぞさきが手をにぎっているシーンがあったからです。
真っ白なお衣装のだいきほのデュエットダンスはこれ以上ない幸せでした。
「NOW!ZOOM ME!!」もこれ以上無いほど幸せだと思いましたがその先があったんだね…と途中から涙が止まらなくて困りました。
きぃちゃんの髪飾りが凝っていて素敵で、これもまたのぞ様が見てあげたのかな…と思い出しました。
キスシーンの入っているデュエットダンスのなかの最高峰を見た思います。
エトワールはありすちゃんでした。
「炎のボレロ/Music Revolution!-New Sprit-」「パッション・ダムール」に今作と活躍が続いてうれしいです。
「fff」はスルメ系でしたが「シルクロード」も何度か見た方が楽しいことは間違いありません。
次の機会を楽しみにしています。
読んでいただきありがとうございました。
はげみになりますので応援していただたらうれしいです。
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