こんばんは、ヴィスタリアです。
ゆきちゃん(仙名彩世)の退団発表のショックが消えません。
ゆきちゃんが退団してしまうこと自体もショックですが、なぜみりゆきが同時退団(添い遂げ退団)してくれなかったのか、そのことも大きなショックなのです。
記者会見のゆきちゃんの言葉を聞く前に、いまの思いを書いておくことにします。
目次
ファンになると添い遂げ退団してほしくなる?
宝塚ファンはときとしてトップ娘役を”嫁”と呼び、同時退団を”添い遂げ”と言います。
この言葉そのものにファンの夢が詰まっているし、程度の差こそあれ添い遂げを望む気持ちがあると思うのです。
もちろん時と場合によりけりで、添い遂げ退団ではない方がいいと思うこともあります。
たとえばもうすぐ東宝で退団公演が始まるちゃぴちゃん(愛希れいか)は、宝塚の歴史に残る名娘役として一人での退団でよかったと思います。
しかし好きな男役さんがいるとして、その方がトップスターになったとします。
それだけでもファンとしては夢が叶ってうれしいですが、しかし夢はまだ続きます。
次に望むことがあるのではないでしょうか。
いい相手役に恵まれてほしい、そしていい作品に恵まれてほしい、組全体もいい方向に進んでいってほしい…ヴィスタリアはこういったことを望みます。
あるいは好きな娘役さんがいて、トップ娘役になったとします。
運も引き寄せて夢を叶えたことがうれしいですが、やはりファンとしてはトップスターといいコンビになってくれることを望みます。
そして トップコンビとしていい形になったら、それを大切にしてその形のまま残してほしい=一緒に卒業してほしいと、ヴィスタリアは思います。
仙名彩世様には明日海りお様と添い遂げてもらいたかった
ヴィスタリアはゆきちゃんが好きです。
すばらしい娘役さんであり、トップ娘役になってくれて本当によかったと思っています。
そしてみりゆきのコンビも好きです。
ヴィスタリアが観劇し始めたのは「邪馬台国の風/Sante!!」からで、前のトップ娘役さんとの比較とかではなく、 花組を背負うみりおちゃんにゆきちゃんがしっかりついていっているのが感じられ、みりおちゃんがゆきちゃんを信頼しているのも伝わってきて、いいコンビだと思うのです。
明日海りお様の横に立つのは、これだけの可憐さと艶っぽさと淑やかさと、たしかな芝居としなやかなダンスと美声の持ち主であるゆきちゃんを置いていないと思っています。
みりおちゃんの卒業がいつなのかはわかりませんが、ゆきちゃんにはそのときまでいてほしかったです。
2人がサヨナラショーで万感の思いをこめてデュエットするのが見たかった、退団してから振り返るときみりゆきという区切りが有ってほしかったです。
トップコンビの退団事情に組カラーが出る?
同時退団をしたトップコンビを調べてみました。
☆印はトップ就任も同時だったコンビです。
なんとなく書き出してみたのですが、組によって事情がずいぶんと違い、
こういうところにも組カラーがでるのかもしれないと思いました。
花組 同時退団が20年もない
高汐巴・秋篠美帆(1987年)
大浦みずき・ひびき美都(1991年)☆
安寿ミラ・森奈みはる(1995年)☆
真矢みき・千ほさち(1998年)
トップコンビの同時退団は20年前が最後です。
しかしその前はトップコンビの同時退団が続いていました。
月組 同時退団の方が珍しい
剣幸・こだま愛(1990年)☆
天海祐希・麻乃佳世(1995年)
霧矢大夢・蒼乃夕妃(2012年)☆
真琴つばさ・檀れいコンビもマミちゃんの退団とだんちゃんの専科移動が同時でしたが、だんちゃんはその後湖月わたるくんの相手役をつとめたので同時退団にはカウントしませんでした。
月組は2012年以降トップ娘役不在もあってトップコンビの同時退団はありません。
新トップコンビになるたまさく(珠城りょう・美園さくら)はどうなるでしょう。
たま様の後 誰がトップスターになるかが鍵でしょうか。
雪組 コンビ愛が強い?
絵麻緒ゆう・紺野まひる(2002年)☆
朝海ひかる・舞風りら(2006年)☆
水夏希・愛原実花(2010年)
音月桂・舞羽美海(2012年)
壮一帆・愛加あゆ(2014年)☆
早霧せいな・咲妃みゆ(2017年)☆
ちぎみゆのイメージが強いですが、雪組はトップコンビの同時退団が続いています。
絵麻緒ゆう・紺野まひるコンビの前任であるイシ様(轟悠)の専科移動と相手役だったぐんちゃん(月影瞳)の退団は同時でしたので、これも一種の同時退団になるかもしれません。
この流れを見ると現トップコンビのだいきほ(望海風斗・真彩希帆)も同時退団になるでしょうか。
ヴィスタリアはだいきほは特別なコンビなのでやめるときは添い遂げだったらいいなあと思っています。
(だいきほについてはいずれ記事にしたいと思っています。)
星組 同時就任、同時退団
稔幸・星奈優里(2001年)
香寿たつき・渚あき(2003年)☆
安蘭けい・遠野あすか(2006年)☆
柚希礼音・夢咲ねね(2015年)☆
北翔海莉・妃海風(2016年)☆
同時退団が多いのは雪組と一緒ですが、星組は同時就任かつ同時退団が続いています。
現トップコンビのべにあー(紅ゆずる・綺咲愛里)もそれに続くのではないかとヴィスタリアは予想しています。
あーちゃんの隣に立つのはべにーさん以外想像ができません。
宙組 同時退団→別々退団へ
和央ようか・花總まり(2006年)
貴城けい・紫城るい(2007年)☆
大和悠河・陽月華(2009年)☆
大空祐飛・野々すみ花(2012年)☆
これから後は別々の退団とトップ娘役不在の時期がありました。
現トップコンビのまかまど(真風涼帆・星風まどか)はどうでしょうか。
まどかちゃんは若いですし初の宙組生え抜きトップとして真風様退団後も残る可能性もありそうです。
花組だけ添い遂げ退団がないのはなぜか
こうして各組を見ると、花組だけ20年もの間トップコンビの同時退団がないのは意図的ではないかと感じます。
その意図とは花組のトップスターが(ある意味で)宝塚歌劇団の象徴であるというイメージを打ち出したいということではないでしょうか。
宝塚歌劇団を代表する生徒を一人選ぶとします。
誰を選ぶかはどういうシチュエーションによるかと思いますが、一番最初にできた組の男役トップスターを”多くのシチュエーションに答えられる特別な存在”として打ち出すことを劇団は戦略に据えたのではないでしょうか。
特別な組のトップスターという特別なイメージを保つために、花組はトップスターもトップ娘役も単独で退団するという方針が不文律になった、というのがヴィスタリアの考えです。
そこにはスポンサーの意向もあるように思います。
花組の同時退団が絶えたのはタモさん(愛華みれ)からで、オサさん(春野寿美礼)もみりおちゃん(明日海りお)もそうなわけですから。
(キムさん(音月桂)は退団自体が想定外に早まり、相手役のミミちゃん(舞羽美海)も一緒に…となったのだと思います。)
思いのままに書き連ねましたが、記者会見でゆきちゃんはどんなことを語るのでしょうか。
ゆきちゃん自身が「明日海さんには一人で退団していただきたい、一緒はおこがましい」と思っての決断なのかもしれません。
ゆきちゃんの選んだ道ですから応援したいですが、いまは「やめないで」という気持ちでいっぱいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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