おはようございます。ヴィスタリアです。
いよいよ2019年が終わります。
2020年の各組がどのようになるかをヴィスタリアの独断と偏見と偏愛で書いてみました。
特に根拠があるわけではなく、ただただ「そう思った」という一個人の妄想です。
またトップさんスターさんの退団があるのでは?といったことも書いていますが、やめてほしい、潮時というようなネガディブな意図はなく、学年や在任期間等を考えたときに退団の可能性を否定できないのではないかというものです。
それは花の盛りで惜しまれながら退団するのが宝塚の美学だと思うからです。
目次
2019年はスター、トップの卒業の年だった
2020年の予想というか妄想を繰り広げる前に、2019年がどういう年だったかを振り返ると「卒業」そして「新生」という言葉が浮かびます。
トップスターをはじめスターの卒業が相次ぎ、新トップスターが誕生しました。
大きな組替えもあり「変化」の一年だったとも言えそうです。
花組は長きにわたってトップスターをつとめたみりおちゃん(明日海りお )とトップ娘役のゆきちゃん(仙名彩世)が、そして花組の誇る娘役さんたちが大勢退団され、
新トップコンビれいはな(柚香光・華優希)にバトンが渡されました。
また組替えで雪組からひとこちゃん(永久輝せあ)が来て、ひらめちゃん(朝月希和)も再び花組生となりました。
月組は2番手スターの美弥るりかちゃんが退団し、
組替えでちなつさん(鳳月杏)が花組から戻られました。
星組は3番手スターのお兄様(七海ひろき)が、そしてトップコンビべにあー(紅ゆずる・綺咲愛里)が退団し、
こっとん(礼真琴・舞空瞳)がバトンを受取りました。
宙組から専科を経て愛ちゃん(愛月ひかる)が、花組からあかさん(綺城ひか理)が組替えになりました。
宙組はせーこさん(純矢ちとせ)、あっきーさん(澄輝さやと)、りくさん(蒼羽りく)をはじめ上級生スターが大勢卒業され、
組替えでるりこちゃん(紫藤りゅう)が来ることになりました。
振り返るとスター揃いの89期生の卒業が相次いだこと、新トップスターの2人の”れい“(柚香光・礼真琴)が95期生であることも印象的で、
2019年の宝塚歌劇は世代交代が一気に進んだと言えるかもしれません。
なお新人公演学年内でいうと102期生の躍進が目立ちました。
雪組のあみちゃん(彩海せら)、じゅんはなちゃん(潤花)
星組のカノンくん(天飛華音)、ゆりちゃん(水乃ゆり)
宙組のひなこちゃん(風色日向)、さらちゃん(花宮沙羅)
が主役やヒロインををつとめました。
2020年は103期生以下が活躍するのか、
新人公演長の学年となる100期生に光があたるのかも気になります。
2020年の宝塚歌劇はどうなるのか
世代交代を経た宝塚歌劇は2020年、新たなファンを獲得するために積極的に話題作、大作ミュージカルを上演することに打って出ていると言えるのではないでしょうか。
月組未定
雪組 | ONCE UPON A TIME IN AMERICA |
星組 | 眩耀の谷/Ray |
花組 | はいからさんが通る |
月組 | WELCOME TO TAKARAZUKA/ピガール狂騒曲 |
宙組 | アナスタシア |
雪組 | fff/シルクロード |
星組 | ロミオとジュリエット |
花組 | 未定 |
現段階で発表になっている本公演は星組「ロミオとジュリエット」までの7本のうち4本が1本物です。
特に原作ファンの多い「はいからさんが通る」、外部でも上演のある「アナスタシア」「ロミオとジュリエット」は初めて宝塚歌劇を見る、あるいはごくたまに見るという新たなファンを獲得する大きな力になりそうです。
チケット難公演はいつもは宝塚歌劇を見ない方が劇場に来るからこそ起きるわけですし、星組「ロックオペラ モーツァルト」から「ロミオとジュリエット」の流れもその一環なのでは?
「ロックオペラ モーツァルト」の劇中にあった「100年後にはロミオが歌いジュリエットが踊っているかもしれない」というモーツァルトとコンスタンツェのセリフは
元からあるものなのか、石田先生なりのアレンジなのか定かではないのですが、
「ロミオとジュリエット」の上演が決まったいまでは後者のように思えてなりません。
そして新規ファンの獲得を目指す中でトップスターの退団など組の体制の大きな変化は起こらない気がしています。
オリジナル作品で言えば、2019年に柴田侑宏先生が亡くなられたためか、柴田作品に名作が多いからか、2020年も多くの作品が再演されます。
(月組「赤と黒」、雪組「炎のボレロ」など)
まだ発表になっていませんが2020年後半の別箱(月組全国ツアー、宙組博多座)も柴田作品の再演があるやもしれません。
「誰がために鐘は鳴る」「花の業平」など見たいですし、
久しぶりに「アンジェリク」の上演があったら原作の木原敏江先生の漫画に親しんだ者として歓喜します。
花組 夏の梅芸・バウが気になる
2020年の花組の公演はこのようになっています。
1月 | マスカレード・ホテル(DC・青年館) | 瀬戸かずや・朝月希和 |
1月 | DANCE OLYMPIA(国際フォ) | 柚香光・華優希 |
3〜6月 | はいからさんが通る(本公演) | 柚香光・華優希 |
7〜8月 | 未定(梅芸メイン) | 柚香光・華優希 ※推定 |
7〜8月 | 未定(バウ) | 未定 |
10〜12月 | 未定(本公演) | 柚香光・華優希 |
10〜12月の本公演は「はいからさんが通る」が1本物でしたからお芝居とショーの2本立てになるのがふつうでしょう。
7〜8月のバウホールと梅田芸術劇場の演目、振分が非常に気になります。
梅田芸術劇場はれい華でミュージカルかなと、2018年の宙組「WEST SIDE STORY」、2019年月組「ON THE TOWN」の流れを見ていると思います。
タカラヅカスペシャル2019の組コーナーにあった「ME AND MY GIRL」がくることをあり得るのでは?と、ビルとサリーのはまり具合に思いました。
バウホールはせおっち(瀬央ゆりあ)の主演が「New Wave」「デビュタント」「龍の宮物語」が続いたことを思うと、同じ95期のマイティ(水美舞斗)に芝居で主演を、と願います。
可能性でいえばひとこちゃん(永久輝せあ)、つかさくん(飛龍つかさ)、ホッティ(帆純まひろ)、ほのかちゃん(聖乃あすか)の主演やダブル主演もありえるかもしれませんが、
なんとなく花組さんは上級生、学年順を大切にするイメージがある気がして、
ここは95期のマイティかなと。
新人公演に関しては100期生のはなこちゃんにぜひ初主演を、いとちゃん(糸月雪羽)に初ヒロインをお願いしたいです。
2019年に102期生が活躍したことを思うと103期生の希波らいとくんは新人公演主演が来ても納得だと、「花より男子」での活躍を見て思いました。
月組 3年ぶりの全国ツアー
月組は秋に2017年以来の全国ツアーがあります。
2月 | 出島小宇宙戦争(DC・豊島区) | 鳳月杏 |
2〜3月 | 赤と黒(御園座) | 珠城りょう・美園さくら |
4〜7月 | WELCOME TO TAKARAZUKA/ピガール狂騒曲(本公演) | 珠城りょう・美園さくら |
9月 | 未定(バウ) | 未定 |
9月 | 未定(全ツ) | 未定 |
11〜12月 | 未定(本公演) | 珠城りょう・美園さくら |
全国ツアーの裏、9月のバウホールはおだちん(風間柚乃)の主演が活躍をみると自然なように思います。
そうなると全国ツアーは春の御園座「赤と黒」と同じたまさく(珠城りょう・美園さくら)にれいこちゃんになるでしょうか。
なんとなくですが、ここはまだ公表されていない別箱公演があって、全国ツアーがれいこちゃんで、
たま様がみりおちゃんの「Delight Holiday」「恋スルARENA」のようにコンサート、ライブをやる可能性も無くはないのでは?と思ったりもします。
そして2021年は、たま様の2016年10月のプレお披露目からの任期を考えるとたま様の退団あるいは退団発表があることを考えないといけないのかな…と覚悟をしています。
なお新人公演主演はなんとしても100期首席のまおまお(蘭尚樹)にチャンスを!と切望してやみません。
蘭尚樹くんにしか表現できないものがあると舞台での丁寧なパフォーマンス、個性を見ると感じます。
また初ヒロインはやはり100期のキキちゃん(夏風季々)にチャンスがあってほしいですし、
おはねちゃん(きよら羽龍)あるいはゆうきちゃん(蘭世惠翔)、ミカコちゃん(羽音みか)もあり得るかな…と思っています。
雪組 真夏の雪組は退団公演になるのか
雪組の2020年はこのようになっています。
1〜3月 | ONCE UPON A TIME IN AMERICA(本公演) | 望海風斗・真彩希帆 |
4〜5月 | NOW! ZOOM ME!!(文京・神戸国際) | 望海風斗 |
5月 | 炎のボレロ/Music Revolution!(全ツ) | 彩風咲奈 |
7〜10月 | fff/シルクロード(本公演) | 望海風斗・真彩希帆 |
11〜−2月 | 未定(KAAT・DC) | 未定 |
11〜12月 | 未定(梅芸・豊島区) | 未定 |
もっとも気になるのがだいきほ(望海風斗・真彩希帆)が本公演6作目になる7〜10月の「fff/シルクロード」で退団してしまうのか?ということなのですが、
ヴィスタリアは無いと思ってます。
思っているといいますか、信じたい……信じている……そんな心境です。
雪組はここ最近添い遂げ退団の印象が強く、
だいきほというトップコンビと雪組の充実ぶりからしても
添い遂げ退団してほしいという気持ちが強いのです。
が、4〜5月のだいもんのコンサート「NOW! ZOOM ME!!」とまあやちゃんのミュージック・サロンに別れたことが不思議な気がしました。
「fff/シルクロード」で添い遂げ退団をするのならだいきほでコンサートをするのでは?と思ったのです。
また大劇場の公演期間が1ヶ月と短いこともひっかかります。
いくら宙組「アナスタシア」、星組「ロミオとジュリエット」の大作ミュージカルに挟まれているとはいえ、人気のトップコンビの退団公演期間を削るでしょうか。
このスケジュールから、もしもあり得るとしたら(あってほしくないですが)、
だいもんかまあやちゃんが1人で退団するのかな…と思ったりもしました。
しかし折しも東京オリンピックの大会期間中で日本国内の移動も苦労しそうですし、トップの退団公演は無いのでは?という気もします。
夏の雪組がどうなるかわからない上で年末の梅芸メインホール・Brillia HALLはトップコンビ主演として、
KAAT・ドラマシティの主演は凪様(彩凪翔)でぜひとも見たいです。
「FOCUS ON」を出したあきらさん(瀬戸かずや)、ちなつさん(鳳月杏)の東上主演がありますから凪様もぜひ、と願っています。
順番が前後しましたがさきちゃん(彩風咲奈)の全国ツアーのヒロインは、「ハリウッド・ゴシップ」がじゅんはなちゃんでしたから別の娘役さんと組むところが見たいです。
芝居心があってかわいいみちるちゃん(彩みちる)で…という気持ちがあります。
新人公演のヒロインは100期のなーこちゃん(羽織夕夏)でぜひお願いしたいです。
星組 2021年頭の別箱がいまから気になる
星組はすでに202年の全ての公演スケジュールが発表になっています。
2〜5月 | 眩耀の谷/Ray(本公演) | 礼真琴・舞空瞳 |
6〜7月 | シラノ・ド・ベルジュラック(赤坂・DC) | 轟悠 |
6〜7月 | エル・アルコン/Ray(全ツ) | 礼真琴・舞空瞳 |
8〜11月 | ロミオとジュリエット(本公演) | 礼真琴・舞空瞳 |
このスケジュールで行くと2021年の国際フォーラム、別箱が星組になるかと思いますが、
その別箱が東上して「龍の宮物語」を再演してくれたら泣いて喜びます。
できれば初演時のキャストが揃ってほしいですからどうかどなたも退団しないでね…と祈るような気持ちでいます。
そして2021年後半に東上別箱があるとしたら愛ちゃん(愛月ひかる)の星組生としての東上主演が2020年に実現しなかったからこそ、2021年は頼むよ!と念じています。
2020年末夏にイシ様(轟悠)が主演する「シラノ・ド・ベルジュラック」のヒロインロクサーヌは小桜ほのかちゃんやまめちゃん(桜庭舞)の活躍するところが見たいです。
みほちゃん(有沙瞳)は「ドクトル・ジバゴ」でイシ様の相手役を既につとめていることもあり、
「エル・アルコン」は娘役の役どころが多いので存在感を存分に発揮してくれることを期待しています。
そして「ロミオとジュリエット」の新人公演のジュリエットは星組の娘役さんのイチオシちなちゃん(瑠璃花夏)で見たい!と願っています。
ロミオは舞台姿が美しくて「ロックオペラ モーツァルト」で歌も進化したシンくん(極美慎)が見てみたいです。
宙組 博多座の後が気になる
宙組は2年連続で博多座があります。
まかまど(真風涼帆・星風まどか)再びの博多座が順当でしょう。
1〜2月 | El Japon/アクアヴィーテ‼︎(本公演) | 真風涼帆・星風まどか |
3〜4月 | 壮麗帝(青年館・DC) | 桜木みなと・遥羽らら |
3〜4月 | FLYING SAPA(赤坂) | 真風涼帆・星風まどか |
6〜8月 | アナスタシア(本公演) | 真風涼帆・星風まどか |
10月 | 未定(バウ) | 未定 |
10月 | 未定(博多座) | 真風涼帆・星風まどか(※推定) |
一部SNSで「アナスタシア」でタイトルロールの星風まどかちゃんの退団があり得るのでは、という意見を見かけて、
ダメダメ、絶対にダメ!と思っていたのでほっとしているところです。
まどかちゃんが退団するにはまだ早すぎます。
10月の博多座はゆりかちゃん(真風涼帆)の九州凱旋再びですが、
昨年が柴田先生の「黒い瞳」だったので日本物の柴田作品「花の業平」あたりどうでしょう。
宙組は日本物の芝居が少ないのでどっぷりと和物の芝居が見てみたいです。
このときのバウホールはこってぃ(鷹翔千空)かなあ?と思うのですがどうなるでしょうか。
あるいはもしかしたら96期のそらしど(和希そら・紫藤りゅう)コンビでダブル主演とか?
バウのヒロインは順当にいけばじゅりちゃん(天彩峰里)や夢白あやちゃんでしょうか。
専科はどうなるのか
スター専科で言えば愛ちゃんが宙組から専科を経て星組に組替えとなりましたが、この短い専科期間は一体なんだったんでしょう。
またみつるさん(華形ひかる)の退団が発表され、スター専科はイシ様を除けばカチャさん(凪七瑠海)1人になります。
カチャさんがもしも退団されたらどうなるのかな…と気がかりですし、
専科の存在意義とは?と答えのない考えを巡らすこともありまふ。
映像を中心に活動するという異例の発表で専科に組替えとなったせーらちゃん(星蘭ひとみ)がどのような活動をされるのかも要注目ですし、
「ロックオペラ モーツァルト」で殻を破った印象があったので、タカラヅカスペシャルを怪我で休演されましたが、怪我が治ったらまた舞台姿を見せてほしいなあと思います。
以上、組替えがない想定での2020年の予想でした。
来年も宝塚歌劇から目が離せません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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