観劇の感想

星組新人公演のハプニング「GOD OF STARS-食聖-」

おはようございます。ヴィスタリアです。

初めての星組新人公演はあてがきの中のあてがき

昨日は星組「GOD OF STARS-食聖-」新人公演を観劇してきました。
ヴィスタリアにとって初めての星組の新人公演観劇でした。

これまで花組「CASANOVA」月組「夢現無双」雪組「壬生義士伝」の新人公演を観劇しましたが、
いずれも原作があったり実在の人物が題材であったりで完全オリジナル作品のあてがきではありませんでした。

今回の「GOD OF STARS-食聖-」はトップコンビの退団公演ということもあり完全オリジナルのあてがきの作品で、特にトップコンビの役はあてがきの中のあてがきと言えるでしょう。

その役を新人公演初主演のカノンくん(天飛華音)と次期星組トップ娘役のひっとん(舞空瞳)がどのように演じるのかがとても気になっていました。

キャストごとの感想はあらためてゆっくり書きたいと思いますが、今回珍しいアクシデントがありました。

設備トラブルで天飛華音くんのマイクが入らずやり直し

冒頭からカノンくんのマイクがまったく音を拾わないというトラブルがありました。

カノンくんは芝居と銀橋を渡る歌も地声のまま続行し、オーケストラが音をうーーーんと抑えたり、銀橋でデュエットするひっとんが自分のマイクを近づけるように寄り添ったりしたりと必死の対応が展開しました。

劇場中が緊張して固唾をのんで見守っているのを感じました。

カノンくんは動揺をまったく見せずに役になりきって演じ歌っていましたし、ヴィスタリアは2階の16列目に座っていましたがカノンくんのセリフも歌も聞こえて発声と東京宝塚劇場の音響の底力を体感しました。

とはいえこのままマイクなしで続けるには長いので大変では……とハラハラしていたところで緞帳がおりて客電がつき、10分ほどの調整を経て再度開演アナウンスからやり直しとなりました。

一番最初のチョウ一家の微笑ましい場面で父親で料理人のミッキー・チョウ役の蒼舞咲歩くん「パパの餃子が冷めちゃったよ」とアドリブでセリフを変えた(本来「パパの餃子ができたよ」)のには拍手喝采でした。

設備トラブルはあってはならないことだと思いますが、新人公演初主演という一度きりの舞台でトラブルに動揺せずに堂々と対応したカノンくん、アドリブで機転をきかせたサキッポくん、出演者には拍手を送りたいです。

終演後の挨拶は小桜ほのかちゃんと天飛華音くん

終演後の長の挨拶は小桜ほのかちゃんで、最初に設備トラブルのお詫びの言葉がありました。
凛とした、しっかりとしたご挨拶でした。

また主演のカノンくんもご挨拶で設備トラブルのお詫びの言葉がありました。

カノンくんもしっかりとした、まっすぐな気持ちが伝わってくるようなご挨拶で胸を打たれました。

覚えている限りでご紹介したいと思っていたのですが今回はとにかく無事に終演したことに客席で安堵してしまってほとんと覚えられず……でした。

新人公演の観劇の感想はあらためて記事にできたらいいなと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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