こんばんは、ヴィスタリアです。
休演日明けの雪組「NOW! ZOOM ME!!」Bパターンを観劇してきました。
いつものヴィスタリアの独断と偏見と偏愛に満ちた感想と記憶できた限りのトークのレポートです。
望海風斗様がライブで歌うということ 素に触れるということ
すごく楽しくて幸せな観劇体験でした。
1幕は万人(というか多くのヅカファン)向けというより好みの別れるセットリストかもしれませんし
齋藤先生の”強烈さ”の合う合わないもあるかと思います。
ヴィスタリアは前者はシンプルに楽しみ、
後者は2幕7,8場で頭を抱えたクチです。
純日本人という人種に関わる言葉で揶揄するようなセリフは
変更になっていたことにほっとしました。
正直黒燕尾と2幕の宝塚の名曲揃いのセットリストが好きで、
これらの場面がもっと長くてよかったとは思います。
そうした個人的な好みは別として楽しくて幸せと思わせてくれたのは
のぞ様と雪組生のみなさまに他なりません。
すばらしい男役・トップスターの望海風斗を見ているのと同時に
本公演では見られない、望海風斗の素に限りなく近い部分をのぞ様は見せてくれたと感じました。
のぞ様、すごく楽しそうで心から喜んでいてリラックスしていて自由自在だったんです。
トークもニコニコの笑顔で楽しそうでお元気そうで、こちらもマスクのなかで笑顔になっていました。
最初のご挨拶では自粛中にしていたことで
「スカイステージを見ていたという方(拍手)。いま無料放送中です。明日までです」
としっかり宣伝部長をされていました。
宝塚が大好きなのぞ様らしいです。
そして本公演とは違う歌にも素の部分を感じました。
役や作品を作り上げて歌うのでもなく、ショーの場面で表現をするのでもなく、
のぞ様が心のままに存分に歌い上げるとどういうことが起きるのか。
すごかった……
どこまでも広がっていく美声に包まれ癒され、「この歌声はどんな遠くへ連れて行ってくれる」と身を委ね酔いしれる一方、
響き渡る美声も声量もすごい圧だったんです。
歌声で客席に押し付けられているんじゃないか、
身じろぎ一つできないくらいという緊張感と圧倒的なものがありました。
公演期間の違いなどもあるでしょうけれどいつもは温存しているか、
あるいは役や作品というフィルターを通していない素に近いものをフルスロットルで解放したのぞ様の美声を
全身で浴び感じることができて幸せでした。
これはライブ配信では得られない感動で
劇場で観劇できて本当によかったと噛みしめました。
1幕最後の黒燕尾が長いのもうれしいですし
ダーク系のスーツもかっこよかったです。
こ場面はセットの階段にもたれるようにラフな感じで登場したと思うのですが
さり気なさがあまりにもかっこよくて「この御方、スーツが普段着だな」と確信しました。
彩凪翔様が男役道を体現していた
凪様、とってもとってもかっこよかったです。
かっこよすぎてどうしようとくらいかっこよかったです(←落ち着け)
先日のライブ配信でも思いましたが、劇場で実際に聞いて
ものすごく歌が上手になったと実感しました。
発声の硬さ、苦しそうなものがなくなって柔らかな広がりが出て格段の進化を感じたのです。
もともとの表現力があわさって深みが増し、
スーツでの「She Bangs」
派手派手なバブリー衣装での「愛は勝つ」
名作「BLUE MOON BLUE」の「BLUE ILUTION」
いずれの曲も最高でした。
(「BLUE ILUTION」は一瞬ガイチ(初風緑さん)の硬質で響く歌声を思い出しました。)
ところでこの日は2階下手寄りのS席で、舞台全体がよく見える上に銀橋でスターさんが立ち止まるスポットの延長戦上で
視線がたくさん飛んできました。
マスクの内側で声にならない悲鳴を上げることたびたび(周囲のみなさま同じことを思っているはず)。
特にのぞ様と凪様(彩凪翔)は2階席を本当によく見てくれました。
のぞ様は指差しをしてくれることが多く
凪様は強い視線と数々のウィンクで撃ち抜いていきました。
一番すごかったのはバブルの場面でサングラスを外して
右目で特大の重た~いウィンクを飛ばしていたやつですね。
いつかの「男役道」のお話を思い出しました。
こっちを見てくれているなというときはアイコンタクトのように、”あなたを見ています”というふうに(ウィンクを)やっている。
二階は遠いから”ちゃんと見えてますよ“という意味でしたりする。
また凪様は捌け際もぬかりないんです。
プロローグで捌けていくときは暗くなっても手を振り続けて袖に入り、
バブルの場面は帽子のツバをクイっと挙げて視線を投げてから去っていき、
「愛は勝つ」は花道をずっと客席を見ながら駆け抜けていって、
ラストに花道を捌けていくときも最後の最後に2階席を見上げていました。
そういうところが凪様で好きです。
歌はもちろんダンスもよくて、特に凪様の黒燕尾が大好きなのですが
オペラグラスを使わずに全体を見ていても「あ、あの人かっこいい」と自然と目が吸い寄せられるんです。
凪様の黒燕尾は正統派で、絶対に崩さない確固たるものの見せ方が最高峰の美しさだと思います。
このライブにおいて欠くことのできないスターとして大活躍されていました。
沙月愛奈さんの誕生日祭り
昨日の休演日があゆみさんの誕生日でした。
そして休演日明けの公演はあゆみさんの誕生日祭りでした。
まず2幕冒頭のホワイトボードの日直欄が
表があゆみ、裏が沙月でした。
裏面にはのこんなメッセージがありました。
アヤナギ先生 昨日誕生日だったの誰かわかりますか?
凪様は
「わかる!答えさせて。沙月さんでしょ」
自ら手を挙げて答えていました。
次に芝居ではのぞ様扮する吉村さんが桔梗の花束を渡しながらの
「あげる。お誕生日おめでとう」に拍手がおきていました。
さらにトークコーナーではあゆみさんがこんな素敵な幸せのお裾分けをお話してくれました。
このペンライトは煌羽レオくん(くん でいいのかちょっと迷いながら)が作ってくれたんです。
見えますか?HAPPY BIRTHDAYて書いてあって「明日使ってくださいね」と。
化粧前もきぃちゃんや羽織夕夏ちゃんたちが飾ってくれて。
しかも芝居で「私も真っ赤な薔薇な花がほしい」と言っていたら
昨日あやちゃんがくれたんです。
とってもうれしかったです。
同期に真っ赤な薔薇の花束を贈るのぞ様、かっこよすぎませんか。
愛する89期のエピソードを知ってますます愛しく感じています。
先日はカイちゃんもご観劇でした。
今日は、東京宝塚劇場で雪組の「NOW! ZOOM ME!!」を観劇。
年内最後の望海風斗様を目に焼き付けました。
懐かしの映像もあり感動で涙涙だったから、しばらく客席から立てなかったよー。
夢の時間でした^_^おやすみ。
— 七海ひろき (@hirokinanami773) September 27, 2020
のぞ様は照れ隠しか(?)
「あげたから(芝居は)桔梗で我慢してね」と笑いを取っていました。
ペンライトは2階席からでもキラキラしているのがわかって
デコのレベルが高くてさすがだなあと思っていたらカリ様の手によるものでした。
ちなみに本日のトークコーナーのテーマは挑戦したいことでした。
メンバーはこちらのみなさま。
敬称略で失礼いたします↓
・沙月愛奈
・華蓮エミリ
・愛羽あやね
・桜路薫
・星加梨杏
・蒼波黎也
(蒼波)いろんな国に行ってみたいです。
いま行ってみたいのはオランダ。
自分より大きな人がたくさんいるのってどんな感じだろうと。あと宝塚は外国の作品が多いので演じるとき知恵がつくかなと。
のぞ様が「…ひきだしが増えるかな?」とすかさずご指導していました。
よっしーくん(蒼波黎也)は175cmの長身なんですね。
(愛羽)子役が多いのでもう少し大きくなったらお母さんの役がやりたい。
今回は望海さんの子どもができて幸せです。
「壬生義士伝」は次男の役でったのですが舞台でお会いできなかったので。
(望海)そのとき私はにすればいいの?
( 愛羽)ええと…おじいちゃん!
のぞ様は「かわいいねー」と相好を崩していました。
(星加) 本公演でも新人公演でも髭をつけたことがないのでつけてみたい。
憧れがあるんですよ。
(望海)髭をつけると全然気持ちが変わるよ。
(華蓮)小さい頃からスーパーで流れている音楽で踊るような子で魚コーナーの前でシェネとかしていたのですが、
自粛期間中に振付をしてみました。いつか同期に踊ってもらったり、宝塚の好きな曲で振付てみたい。
私、踊りたい。
次の「シルクロード」でお願いします!
(桜路)
ヨーロッパに行ってみたいです。
クロワッサンを食べてショコラを飲みたい。
オスカルがジェローデルにかけるアレです。
ここでのぞ様が「私、食べたもんね」とドヤ顔で答え、
舞台上も客席も「食べましたもんね」を込めての笑いが起きていました。
(沙月)私もいつか振付をしてみたい。
あと雪組は和物が多いけれど和物のショーを最近やっていないので、
下級生のときとは違っていまできることもあるのでやりたい。
OGさんで素敵な振付をされている先生方がいますが、
生徒さんもやってみたいと思ったり実際に振付をされたというお話が印象的でした。
Bパターン 雪組を継いでいく男役たち
先日大劇場千秋楽のCパターンをライブ配信で見ましたが
Bパターンは初見にして最後でした。
Cパターンできぃちゃん(真彩希帆)が出演されていたコーナーが変わり、
あとは共通のセットリストです。
Bパターンのセットリストはこちらです。
・「夢を紡いで」レビュー誕生
(煌羽レオ・野々花ひまり)
・「ひかりふる路」(聖海由侑・羽織夕夏)
・「愛は枯れない」ONCE UPON A TIME IN AMERICA
(望海・諏訪さき)
・「夢の宙船」SUPER VOYAGER!
(カゲソロ 彩海せら)
のぞ様がトップスターになられてからの曲で構成されています。
同時にしゅわっちとあみちゃんが大きな役目を担っています。
「ひかりふる路」はやがてコーラスへとなっていくのですがソロのなーこちゃんが
低めの声で歌っているのが新鮮でした。
「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」の「愛は枯れない」は
本公演ののぞ様と新人公演のしゅわっちのWヌードルスの掛け合い、デュエットでした。
こんなの泣くに決まっているじゃないですか(涙)
後方のスクリーンにも本公演と新人公演の映像が交互に映っていました。
しゅわっちのヌードルスを見て、そして聞いて、
東京の新人公演は公演中止になってしまいましたら
「ようやく東京でしゅわっちのヌードルスが舞台に立てたんだね」
と熱い思いでいっぱいになりました。
しゅわっちはいまこの瞬間、命をかけてヌードルスになって歌っているーーと思いました。
そしてのぞ様はヌードルスでありながらも役としてだけではなく
ライブにおいて、その歌を表現して聞かせる一面もあって
公演とはまた違う歌唱で圧倒されました。
しゅわっちは「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」の初日を観劇したとき
「やってやる!」というエネルギーが燃え立つようでどこにいても目立っていたのを覚えています。
今回はそういうエネルギーよりも余裕といいますか、頼もしさを感じました。
そして綺麗になったしお化粧も上手になったと感じました
「SUPER VOYAGER!」の「夢の宙船」は本公演ではのぞ様の子ども時代で舞台に立っていたあみちゃんのカゲソロで
のぞ様が踊っていました。
あみちゃん、すばらしい歌唱でした。
あみちゃんはかわいらしいお顔立ちと子役の多さから
まだまだ下級生というイメージで見ていたのですが、
今回舞台を拝見してハッとしました。
すでに立ち姿がすらりとした男役さんで背も高く、
爽やかさの奥底に色気のようなものもあったからです。
歌唱力も圧倒的なものがありますしこの先がますます楽しみな男役さんだと思いました。
1幕のバブルの場面でも「すごくいい!」と思ったのが
しゅわっち、あみちゃん、まちくん(真地佑果)が銀橋を渡った「Self Control」でした。
……長くなってしまいました。
まだ感動を書き切れていないのですが、興奮が冷めないのと
Aパターンも観劇するので落ち着いたらまた書きたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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