観劇の感想

「エリザベート」を息づかせた月組と美弥るりか様おかえりなさい!(LV感想)

こんばんは。
月組「エリザベート」大劇場千秋楽のライブビューイングを観た興奮がさめないヴィスタリアです。
 
 
月組「エリザベート」宝塚大劇場の千秋楽の幕が無事におりました。
千秋楽おめでとうございます。
 
そして大劇場を卒業されたちゃぴちゃん(愛希れいか)、すーさん(憧花ゆりの)、ご卒業おめでとうございます。
 
ヴィスタリアは文化系企業で働いているのですが月末月初は休みが取りにくいです。
昨日はライブビューイング(以下LV)のために出勤して怒涛の勢いで仕事を片付けて昼休みに入るのと同時に退社したのですが、退社するとき「第1営業日に半休?」というやや冷ややかな視線を感じました。
 
しかし無理をしてでもこの「エリザベート」を見逃さないでよかったです。
仕事はリカバリできますがLVは、舞台は、その日そのときしかありませんからね。
 
いまの月組の「エリザベート」の感動とちゃぴちゃんとすーさんの大劇場卒業とで昂っていて言葉にしきれるかわかりませんが、ヴィスタリアなりに書いてみます。
 
 

月組バンザイ!月組エーヤン! 芝居の月組が息づかせた「エリザベート」

いまこの瞬間、すごい舞台が生まれていてすごいものを見ている、と幕が開いてすぐに思いました。
 
なにがどうすごかったのかというと、いろいろなヴァージョン(の映像)の「エリザベート」を何度となく見てきて、一人エリザベートができるくらい聞き込んできたのに、まるで違う作品のように感じたのです。
 
こんな「エリザベート」は見たことがないと、ヴィスタリアは心を揺さぶられました。
主役から脇役から名前のない役まで、その人物がまさに”そこ”に生きていて、”そこ”に至るまでの生い立ちや出来事、人となりが立ち上がってくるようだと感じたのです。
 
生きているから、この舞台の上のトートもエリザベートもフランツ・ヨーゼフも、ルキーニもルドルフも革命家たちもハプスブルク家に連なる貴族たちもウィーンやブタペストの市民たちも、名もない役でも、なぜその行動をとるのか、なぜそのセリフを喋りその仕草をするのかが、見ていて自然と腑に落ちるのだとヴィスタリアは思いました。
 
どの人物にも説得力、役の厚みがありました。
 
「エリザベート」はセリフの多くが音楽に乗せられていて、セリフを聞いているというより歌を聞いているようにさらりと聞いてしまうことがあります。
 
それはそれでいいのです、歌の技術があり聞かせてくれるということです。
 
しかし月組は歌であっても「エリザベート」の名曲を聞いているのではなく、芝居を見ていて、伝えたいことが歌にのっている、芝居の延長に歌があるとヴィスタリアは感じました。
 
劇場だったら「あの人も見たい、この人も見たい、この役の人はこんなことをしている」といくつ目があっても足りなかったと思います。
LVでは「ああ、あっちで何が起きているのか見たい」「この役の人はここでこんな表情をしていたんだ」というカメラワークへの恨みと発見とがありました。
 
ヴィスタリアはいまの月組のイメージと「エリザベート」のイメージが合わないからこそ、いまの月組の「エリザベート」に期待していたのですが、期待以上、想像以上の「エリザベート」でした。
 
芝居の月組だからこそ到達できた「エリザベート」だったと思います。
心から拍手を送りたいです。
 
 

美弥るりかちゃん、おかえりなさい!

作品そのもの、各キャストの感想も書きたいのですが、まず美弥るりかちゃんについて書かずにいられないので書きます。
 
休演が発表されたとき復帰の時期が未定だったので「ライブビューイングはもしかしたら代役公演かもしれない。東京公演だってどうなるかわからない」とヴィスタリアは覚悟していました。
 
なのでルキーニの語りから物語が始まり、美弥るりかちゃんが舞台にいる姿を見ただけでヴィスタリアは涙が出てしまいました。
 
ハンドタオルを用意しておいてよかったです。
ちゃぴちゃんとすーさんの卒業で最後はびしょびしょになると思っていたのですが、のっけからびしょびしょでした。
 
るりかちゃんが元気に舞台に立っている!歌っている!というだけで、いろいろなものがこみあげてしまったのです。
 
休演大変だったよね、復帰できて本当によかったね、ちゃぴちゃんとすーさんの卒業だものね、スクリーン越におめでとうって思っているファンがいっぱいいるよ、と感情が昂ぶるのを止められませんでした。
 
舞台が進行していくうちに涙腺は収まっていたのですが、最後の最後でやられました。
 
フィナーレの男役総踊りのセンターできらきらと輝くるりかちゃんにうれしくなってウルウルきましたが、どうにか留まることができました。
 
しかし最後のパレードで大階段を降りてきて最後にお辞儀をした後、るりかちゃんの口元が「ありがとうございます」と動いていたのを見て、涙腺が耐えきれくなってしまいました。
 
るりかちゃん、本当におかえりなさい。
すばらしい舞台を見せてくれて、るりかちゃんの気持ちを届けてくれてうれしいです。
 
「エリザベート」の幕がおりてからちゃぴちゃんとすーさんのサヨナラショーと挨拶がありましたが、るりかちゃんがかなり泣いているようでした。
他にも泣いている組子さんがたくさんいました。
 
ちゃぴちゃんもすーさんも目をうるませながらも涙を流してはいないし、たま様(珠城りょう)は責任感からかしっかり挨拶をして涙をこぼしていないのに、るりかちゃんがそんなに泣いているのを見たらこっちも泣いちゃいます。
 
興奮のままに書き始めてしまいましたが各キャストごとの感想は次の記事で書きます。
 
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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