こんにちは、ヴィスタリアです。
元星組トップスター峰さを理さんの訃報
とてもショッキングな報道がありました。
元星組トップスター峰さを理さんの訃報です。
峰さを理さん死去 元宝塚男役トップ68歳 昨年甲状腺がん見つかり闘病 コロナ禍で「病院に行くのを我慢していた」 https://t.co/rOng3HT0iq #芸能ニュース #ニュース
— スポーツ報知 (@SportsHochi) January 31, 2021
68歳…あまりにも早すぎます。
しかもコロナ禍で病院にかかるこを我慢していらしたとは想像するだけで胸が苦しくなります。
多くの方が惜しんでおられます。
峰さを理さん。
峰さん。峰先生。
調子に乗って峰ちゃんとお呼びした時もありました。初めて舞台の峰さんを拝見したのは上杉祥三さんの『BROKEN(暴君)西遊記』でした。
同じシリーズの『ロミオとジュリエット』も拝見した。
美しく凛とした歌声と確かな存在感、そして包容力。— おぎた (@onighillie) January 31, 2021
「もしかしたらこれが最後になるかもしれないからどうしてもでたいなあ、私それまで頑張る」とおっしゃった。峰さんの体調が持つことを心から祈っていたが、残酷な知らせが待っていた。残念でならない。ただただご冥福をお祈りします。 pic.twitter.com/BF9v2DE8mu
— 高橋正人 (@masatango1962) January 31, 2021
峰さん。
深川マンボご一緒したかったです。
お稽古は沢山した方が良いから、と本当に手取り足取り一から教えて頂きました。毎週のように通わせて頂き、広い場所の方が練習になるからとお稽古場を借りて下さり、本番前に衣装も着ておいた方が良いからと着付けまでして下さいました。— 美翔かずき (@mission626) January 31, 2021
峰さを理先生。
いつも気にかけて下さり、
背中を押して下さり、
愛のこもった稽古をして下さり、
本当に大好きな先生。
先生の後ろ姿を見て、
いつも先生みたいになりたいと
思っていました。
本当にありがとうございました。
これからも私達を見守っていて下さい。
ご冥福をお祈りします。— 蓮城まこと (@makotorenjo) January 31, 2021
峰さん・・・再びマグノリアホールで歌って頂く日を、何の疑いも無く心待ちにしていました・・・峰さんの歌声、優しさ、そして温かさを・・・絶対に忘れません。最後に御出演の峰さんのお姿・・・今は切なくて・・・ただただ・・・感謝しかありません。ご冥福をお祈りしています。 pic.twitter.com/oyqXBSnA5N
— マグノリアホール (@magnoliah_hall) January 31, 2021
峰さを理先生。
時に厳しく、時に優しく。
愛情いっぱいの峰先生のお稽古は、私の大好きな時間の一つでした。
平成から令和へと変わる時には、同じ空間の舞台に立たせて頂き、峰先生の舞台人としての情熱を、間近で拝見できた事は宝物です。
本当にありがとうございました。
ご冥福をお祈り致します。 https://t.co/L8MpUy2AKQ— 水谷美月(瑞羽奏都) (@mizuki_m_mizuha) January 31, 2021
自分は峰さんの現役時代は映像で断片的にしか知らないのですが日舞の名手であり、
現在も振付で宝塚歌劇のスタッフとして参加されてエンドロールにお名前があるとうれしく思っていました。
新しいところですと星組全国ツアー「アルジェの男」でしょうか。
峰さんも新人公演、そしてトップスター時代に演じられた作品です。
峰さんは少し前にスカイステージのオリジナル番組「宝塚魂」の日本物をテーマにした回に出演されていました。
黒地に桜の花びらが舞う模様のお着物で、黒髪のショートカットで、美しさは健在でした。
放映は11月だったかと思いますが、このときはすでに闘病中だったということなのでしょう。
いまあらためて見ると、後輩たちへの熱い言葉に力が入っているのが胸に迫ります。
ご自身の出演された日本物のショーのことや印象的な振付作品について語った後、
最後に宝塚歌劇の日本物の魅力を語るとき、それまでにない強い力が入っているのが語り口から伝わってくるんです。
まず洋楽で踊るというのは宝塚でしかないですね。
それとものすごいオリジナリティっていうんですかね、想像外のことが出てくる気がするんです。
宝塚でしかできない世界観のある作品に必ずなるんですよ。この色はどこの誰ががんばっても出せないんですよ。
それと時間の流れ方が綺麗なんだと思う。大勢で踊ったときの魅力って群舞になると、めちゃくちゃ揃えるんですよ。
もちろん体の向きはあるんですけれど、個性はあっていいんですよ。
揃えるってそれじゃなくて、息を揃えるのよ。息が揃ったときのウワッというのが出たらあんな気持ちいいものはないので、それを体感してほしいなあってすごく思う。
トップスターとしてその気持ちよさを知っているからこその、振付のスタッフとして宝塚歌劇に関わっているからこその熱い言葉だと思いました。
また日本物を敬遠しないでいいという言葉にも情熱があふれていました。
(スタッフとして宝塚歌劇に関わって思うこと)日本舞踊って一朝一夕にできるものではない、身体的センスと言ったらいいですか、体の持っているセンス、ダンスを踊ってセンスのある人っていうのは日本舞踊を踊ってもセンスがあると思うんです。
そこを皆日本物だからといって取り違えている気がするの。
流れているものはダンスをしているときも日本舞踊を踊っているときもタップをしているときだってセンターというのは一緒であって、ただ腰の丹田の力っていうんですかね、そういうのが入っているか入っていないかだけの違い。気負わず、日本物と思わないほうがいい。
この言葉はダンスができるなら日本舞踊だってできる――という後輩たちへの力強いエールのようにも思えます。
ご自身の振付で印象的な作品には「更に狂はじ」「飛鳥夕映え」「あかねさす紫の花」を挙げておいでで、
あかねさす…は花組博多座(2018年)を映像で見てなんと耽美で凄みのある場面だろう…と息をのみました。
このすごい場面を作られたのは峰さんだったのかと番組を通じて知ることができ、うれしく思っていたのでした。
それが約3ヶ月前のことでまさか訃報に接しようとは思いもしませんでした。
あまりにも早すぎて信じられない…信じたくありません。
この番組中でも柴田先生とのエピソードが語られていましたが、
いまごろ冥土歌劇団で柴田先生に「来るのが早すぎるだろう」と言われているでしょうか。
ご冥福をお祈りいたします。