こんばんは。
昨日はスカステ環境のある実家に帰っていたヴィスタリアです。
ライトなヅカファン母に録画してもらった「阿弖流為」や「歌劇」100周年のタモマミトークを見てきました。
それについても書けたらいいのですが、まずは昨日に続いて「サンダーボルトファンタジー」のキャストごとの感想を書いてまいります。
目次
星組にピタリとはまったキャストごとの感想
べにあーのトップコンビはもちろん、どの役も生徒さんにハマっていて、いまの星組にぴったりの作品でした。
これを星組で舞台化しようと思いついた方はすごいです。
原作の人形の再現率が本当にすごいです。
原作の人形が展示されており撮影可だったのでヴィスタリアも撮ってきました。
しかし急いで撮ったのであまりに画像がブレブレで載せられるものがほとんどなくここでお見せできないのが残念です。
鬼鳥・凛雪鴉(キチョウ・リンセツア)/紅ゆずる
べにーさん、本当にお美しいです。
この日、ヴィスタリアと一緒に観劇になった方が「赤いコンタクト入れてるのがわかった」と仰せでした。
あいにくヴィスタリアはそこまで気づけなかったのですが、プログラムのメイクを見ても舞台のお姿を見ても、2.5次元とはこういうことかと感嘆するばかりです。
かなり個性的でふしぎな人物ですが、べにーさんの個性とも合っていると思いました。
どんでん返し(?)と言っていいのか、怒りを露わにしてからがこの人物のおもしろさが出てきます。
ここのべにーさんの演技もよかったです。
しかし一つだけ気になったのがセリフまわしの癖のようなものです。
凛雪鴉(リンセツア)という人物の不思議さを表現するセリフの喋り方のバリエーションが少なく、全編を通してほとんど一緒に聞こえました。
そしてその喋り方が「スカーレット・ピンパーネル」のパーシーの、マルグリットやショーブランを煙に巻くときの喋り方とも同じように聞こえました。
“このタイプの役はこう演技する、喋る”というのが決まりすぎているように感じます。
べにーさん自身としてもですし、凛雪鴉という一人の人物としても演技の引き出しをもっと広げてほしいです。
丹翡(タンヒ)/綺咲愛里
星組のみなさまの美しさと人形の再現度はすばらしいですが、群を抜いているのがあーちゃんです。
ほんっとにお人形さんのようなかわいらしさです。
「人形のような」という形容をするとき、人間より人形の方がかわいいからそういう例え方をすると思うのですが、あーちゃんの場合は人形よりかわいいのがすごいです。
演技は、いままで見たあーちゃんの役のなかでは一番よかったようにヴィスタリアは思いました。
丹翡という役がヒロインヒロインしていないのがよいのかもしれません。
しかしあーちゃんは発声といいますか、声の作り方が気になります。
裏声?作り声?になるときがあって、それが全然素敵じゃないんです。
「スカーレット・ピンパーネル」のマルグリットのような大人っぽい女性を表現するためにそういう声を使っているのかなと思っていたのですが、今回の丹翡でもそういう声になるのであーちゃんの癖なのかもしれません。
歌唱にもつながることだと思うので発声はしっかりやってほしいと思わずにはいられません。
殤不患(ショウフカン)/七海ひろき
この舞台の実質の主役はカイちゃんかもしれないとヴィスタリアは思いました。
出番がかなり多く、役もよく、カイちゃんの演技もよくて一際輝いていました。
ファンの方はこれはうれしいでしょうね。
…と書いているヴィスタリアがカイちゃんにグラグラきそうでした。
とにかくカイちゃんがかっこよくて、カイちゃんが出ているとカイちゃんばかり見ちゃいました。
まず殤不患がとにかくかっこよいのです。いい男、いえ漢です。
英雄好漢とは正に彼のような人物をいうのでしょう。
情があって、さっぱりしていて、大胆で鷹揚さもあって。
そしてカイちゃんの演技がよいものだから殤不患がより一層かっこよい漢になっていました。
原作はお髭を生やした壮年くらいの設定のようですが、カイちゃんはもう少し若く見えます。
これが大変な美丈夫でした。
ただ立っていたり、喋っていないときでもカイちゃんの殤サマがかっこよくて存在感があって、できることならもう一度この舞台のカイちゃんを見たいです。
捲残雲(ケンサンウン)/礼真琴
金髪のキリリと凛々しい青年です。
若い琴ちゃんにぴったりの役だと思いました。
琴ちゃんはほんとうにどんな役でも上手ですね。
捲サマはやや三枚目なのですが、そういったコミカルさもばっちり。笑いました。
名をあげたいという出世欲に燃える若者の血気盛んさ、かわいい丹翡にメロメロに一目惚れしちゃってガツガツ迫るのも上手で、「こういうキャラクターいるいる」と大いにうなずきました。
歌ももちろんいいですし、槍を振り回しての立ち回りもキレッキレで決まっています。
蔑天骸(ベツテンガイ)/天寿光希
やや小柄に見えるのですがそこは高貴なお顔立ちとオーラでカバー。
悪役としての存在感がバッチリでした。
メイクがいつもと違う、かなり黒っぽい悪役らしいものなのですが、それでもみっきーさんのきれいなお顔は隠せません。
狩雲霄(シュウンショウ)/輝咲玲央
琴ちゃんの師匠で、すでに名高い弓の名手としての威厳がありました。
肩で風を切る歩き方、立ち方なども武勇の大物らしさが出ていて好印象でした。
獵魅(リョウミ)/有沙瞳
くらっちの宝塚の娘役さんらしいところがヴィスタリアは大好きなのですが、今回はイロモノっぽい役なのでどうかな?と思っていました。
イロモノはうまくやれば目立ちますし注目されるきっかけにもなりますが、くらっちのイロモノ度合いは大人しめだったとヴィスタリアは思いました。
原作ではかなり物騒な、いかにも女闘士なセリフがあったのですがその辺りはカットされていました。
スミレコード的にNGにだったのかなと思いますが、カットされていてよかったです。
ところで衣裳にスリットが入っていてちらりと見えるのですよ、くらっちの太腿が。
ちょっとドキッとしました。
見せるためのスリットという感じではなく、さらりと見えたのが余計にドキドキしちゃいました。
刑亥(ケイガイ)/夢妃杏瑠
ひるがえって、こういったイロモノ系はお手のものなのがあんるちゃんです。
存在感がありました。
ころっと変わり身の早さを見せるところなど上手でした。
声に特徴がありますが役に合っています。
「ANOTHER WORLD」では声がキンキンしているのが気になったのですが、今回はそういったことはなかったです。
以上、ヴィスタリアの偏愛に満ちた感想でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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