こんばんは、ヴィスタリアです。
一昨日の愛ちゃん(愛月ひかる)の組替えと雪組の記事を多くの方に読んでいただいたようで驚き、またうれしく思っています。
厚く御礼申し上げます。
なぜ愛ちゃんの異動にこうもショックを受けているのか、ヴィスタリアなりに考えたことをまとめてみました。
目次
愛月ひかる様の異動はいつから決まっていたのか
みなさまのブログや各SNSをヅカパトロールしていると「劇団の計画は数年先まで決まっている」というようなご意見を目にすることがあります。
先日退団を発表した花組トップ娘役のゆきちゃん(仙名彩世)についても「4作で退団と最初から決まったいた」という意見をお見かけしました。
長期計画があるのだとしたら 愛ちゃんの専科への異動はいつから決まっていたのでしょうか 。
キキちゃん(芹香斗亜)の花組から宙組への組替えが発表されたのが2017年7月7日、異動は10月30日付でした。
キキちゃんの異動と朝夏まなと様の退団を経て、新生宙組はこの体制ではじまりました。
◆トップスター 真風涼帆
◆トップ娘役 星風まどか
◆2番手 芹香斗亜
◆3番手 愛月ひかる
キキちゃんと愛ちゃんが同じ93期で組替えで新2番手と3番手になったことだけでも複雑な心境になるのに、それから1年と少しで愛ちゃんが専科に異動するというのは、こうして書きながらもどう受け止めていいのかまだ動揺しています。
愛ちゃんの組替えがいつから決まっていたのか知るのは劇団のみですが、もしもキキちゃんの組替えのときにすでに決まっていたのだとしたら…あまりにも非情だとヴィスタリアは思いました。
仮定の話、ヴィスタリアの妄想ですが、同期が上のポジションに来て異動するのが他組の3番手という横移動でもなく、そしてポジションが上がる確約も見通せない専科というところに、劇団の人事はときとして非情であると思いました。
2番手のまま退団したスターさん、トップお披露目公演が退団公演だったトップスターさん、ヒロインを何度もつとめながらトップ娘役になれなかった娘役さん…過去にもそういう、非情さに胸を痛めた人事がありました。
(念のため申し添えますが愛ちゃんの今後とこの方たちを一緒にしているのではなく、組替えの第一報を聞いた印象という文脈です。)
愛月ひかる様は宙組のスター街道をまっすぐ歩んできた
愛ちゃんの経歴をみると、宙組のスター街道を順調に歩んできたのがわかります。
・新公主演4回
・バウ主演(研8)
・「エリザベート」ルキーニ(研10)
・「不滅の棘」東上主演(研12)
今年は「不滅の棘」の好演、梅芸「ウェスト・サイド・ストーリー」でベルナルド、そして来年「黒い瞳」ではプガチョフと別箱とはいえ2番手の大役が続きます。
こうして愛ちゃんの経歴を見ていて思ったのですが、まだ研12、専科に行く時点でも研13という若さなのですね。
最近の新専科への組替えを経験された生徒さんと比べても若いのがわかります。
◆北翔海莉 (研15)
◆沙央くらま(研16)
◆星条海斗 (研16)
◆凪七瑠海 (研14)
◆華形ひかる(研16)
※()内は専科異動時の学年です。敬称略で失礼いたします。
愛ちゃんの経歴と学年を考えると専科への異動はよい意図があってのことではないかとヴィスタリアは思うのですが、 もし若手なり別のスターさんを引き上げるためだけだったとしたら…劇団はほんとうに非情です。
一昨日の第一報では異動後初の公演は未定とのことですが、専科の愛ちゃんが各組の公演にどう出演していくのか応援し見守っていきたいです。
宙組生え抜きのトップスターの誕生がまた遠のく
宙組ができて20年、宙組生え抜きのトップスターの誕生は悲願だとヴィスタリアは思っていました。
そして宙組のスター街道を歩んできた愛ちゃんは自負するものがあったのではないでしょうか。
愛ちゃんがこの内示をきいたときのことを考えると胸が潰れる思いです。
これがヴィスタリアが愛ちゃんの組替えにショックを受け、立ち直れない理由です。
今回の愛ちゃんの組替えが愛ちゃんと宙組、そして宝塚にとってプラスのものであればいいのですが、そうならなかった場合(あってほしくないですが)、宙組の長期計画は言葉は悪いですが失敗ということになるのではないですか。
愛ちゃんが再び組替えで宙組に戻ってくる可能性だって0ではありませんが、宙組生え抜きのトップ誕生はまた少し遠いたことは間違いありません。
劇団に長期計画があるのだとしたら宙組の長期計画はどうなっているんでしょう。
生え抜き、あるいは宙組育ちのトップスターの誕生を望んでいるわけではないのでしょうか。
宙組を長期的に見てみる
愛ちゃんが専科に異動した後の3番手は、95期の桜木みなとくんが上がってくるんでしょうか。
あるいは今回発表になったのは愛ちゃんの組替えだけでしたが他組から誰かが来るという可能性もあるやもしれません。
そうなるとトップの真風くん以下、2番手のキキちゃん、3番手、みな宙組出身者以外ということになります。
宙組以外の4組でこういう体制の組はなく、これは宙組とそれ以外の組で”差”が固定化している面があるように感じます。
宙組が誕生して20年、劇団はこのことを想定したのでしょうか。
組の誕生からの年数、歴史の差は大きく、宙組で生え抜きなり宙組育ちのトップスターが誕生するのはまだ先だと考えているのでしょうか。
宙組生え抜きのトップ娘役星風まどかちゃんが誕生したのが宙組誕生20周年のメモリアルイヤーですから、宙組生え抜きのトップスターの誕生も同じようにメモリアルイヤーに劇的に…と考えていてもふしぎはないのかもしれません。
もしそれが宙組25周年でまどかちゃんがちゃぴちゃん(愛希れいか)のように長くトップ娘役をつとめたとしたら、トップコンビそろって宙組育ちという可能性もあります。
そしてそして声を大にして言いたいのですが、過去にはワタルくん(湖月わたる)のように星組→宙組→新専科→星組トップスターと育った組でトップ就任した例もあります。
専科いく決断をした愛ちゃんを信じて応援する!
愛ちゃんの組替えについてショックだったりもやもやした思いを書きましたが、愛ちゃんはこれからも全力をかけたすばらしい舞台を見せてくれるでしょう。
専科に行く決断をした愛ちゃんを応援します。
そして愛ちゃんの宙組最後の舞台博多座「黒い瞳/VIVA!FESTA!」は絶対行きたいですが、現実的に遠征は難しそうなのでライブビューイングは絶対いこうと心に誓いました。
愛ちゃんのプガチョフ、真風様とのかけあい、エカテリーナ2世とのわたりあい、期待しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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