観劇の感想

喜六!ことちゃん!そしてトップ娘役考(星組「AW/KL」感想)

星組「ANOTHER WORLD/Killer ROUGE」の2回目の観劇に行ってきました。
作品の感想は1回目の観劇の際に書きましたので、今回は気になった生徒さんを中心に書いてまいります。
「気になった」というのはよい意味でもあり悪い意味でもありますので、それでもかまわないという方はお付き合いいただければと存じます。
 
ヴィスタリアの独断と偏見、偏愛に満ちた感想はこちらです。
1.「ANOTHER WORLD」はリピートしても楽しい。喜六がかわいい。赤鬼がおもしろい。
2.「Killer ROUGE」はことちゃん(礼真琴)のダンスから目が離せない。
3.平日ソワレを観たら、客席の反応が平日マチネとまるで違った。
4.トップ娘役に求めるものを考えてしまった。
 
 
「ANOTHER WORLD」はリピートしても楽しかったです。
今回は母サラ(仮名。スカステ環境に身を置きながら、ながら見専門のライトなヅカファン)も一緒に観劇したのですが、母サラは「紅さんて上手ね。おもしろかったわ」と興奮気味に話していました。
母サラにとっては「ガイズ・アンド・ドールズ」以来の星組観劇でしたが楽しんでくれたようでなによりでした。
 
そしてヴィスタリアは「1回観れば満足してしまうかな」と思っていたのですが、まったくの杞憂でした。
2回目でもおもしろくてたくさん笑いました。
この舞台をまわすべにーさん(紅ゆずる)のコメディエンヌっぷりにあらためて拍手を送ります。
 
 
今回、特に目が吸い寄せられたのがカイちゃん(七海ひろき)の喜六とせおっち(瀬央ゆりあ)の赤鬼ででした。
 
喜六は、最初は「高い声、まくしたてる芝居が気にならない」といい意味で目をひかれました。
前回感想で書きましたが、この舞台は多くの登場人物がワーッと一気にまくしたてるように話すのでヴィスタリアは聞くのに疲れると感じたのですが、喜六はそれがないと思ったのです。
そして観ているうちにだんだんと、喜六がしゃべっていないときの演技がかわいいということに気づきめした。
ぴょこぴょこ飛んで、とてとて歩いて、ぷらぷらと腕をふっている仕草がかわいい。
そしてにこにこしているお顔がとってもかわいいではありませんか。
最後の方は喜六がにこにこと舞台にいるだけでなんだか微笑ましい気持ちになりました。
ただかわいいだけだったらこんなに注目しなかったと思います。
カイちゃんのたしかな芝居があったから、かわいさにひかれたのだと思います。
 
そして赤鬼は、いつも拝読しているブログ様が「せおっちがいい場面にしている」と書いておいででしたが、本当にそうだと思いました。
SNSで宝塚の名言を紹介しているなかで、ある生徒さんの「(おもしろい役がきますように、と言った別生徒に対して)違うよ、もらった役をおもしろくするんだよ」というものを読んだことがあります。
今回のせおっちは正にこれではないかとヴィスタリアは思いました。
「ぶち生かす」の言い方、体の動かし方、そして方捌けていくときの「なにしよっかな~」という、ほのぼのした感じがおもしろかったです。
この日はせおっちが袖に捌けると拍手が起こっていましたし、ヴィスタリアも拍手をしました。
 
 

2.「Killer ROUGE」はことちゃん(礼真琴)のダンスから目が離せない。

前回の観劇で「紅いペガサス」の場面でことちゃんのダンスに惹きつけられ、今回は最初からことちゃんばかり見ていました。
というより、ことちゃんが踊っていると自然と目がそこに吸い寄せられて、目が離せなくなってしまいました。
 
ことちゃんのあの動きはいったいどうなっているんでしょう。
体の動かし方が大きいのにシャープでキレキレで「ほかの人より一つか二つ多く振りが入っているんじゃないかしら?」と思うくらい動いているように見えるのです。
その動きが美しく、手や指の動かし方一つとってもことちゃんの個性がきらめていているから、いい意味で目立っていて目をひくのかなとヴィスタリアは思いました。
フィナーレでべにーさんが「皆さんご一緒に」と「キラ!キララ!キラールージュ!」する簡単な振りの繰り返しでさえ、ことちゃんの動き一つひとつに圧倒されました。
 
中詰のべにーさんとのボレロも「ペガサス」の場面の夢々しいダンスも「紅麗踊」のタンゴもすてきですし、フィナーレの西城秀樹さんのナンバーは、ナウオンでことちゃんが話していたように心の中で「マコト!!」と合いの手をいれながら見ました。
できることならもう一度、いえ、もう何度だって観たいです。
 
 
ヴィスタリアは昔からダンスがうまくてかつ個性のあるダンスをされる生徒さんが好きです。
ヤンさん(安寿ミラ)、しぶじゅん(リカさん。紫吹淳)、としさん(宇月颯)…ナツメさん(大浦みずき)は別格で、好きというより崇拝に近い感覚でおります。
 
ことちゃんもその一人だと思いました。
ここに挙げた方はダンスがうまいといってもそれぞれ違うタイプのダンスをされますが、共通しているのは、正統的なうまさに留まらない個性が魅力的であることだとヴィスタリアは思っています。
ヴィスタリアはまだ映像でことちゃんの踊るのを見たことがないのですが、映像でもじっくり見てみたいです。
 
 

3.平日ソワレを観たら、客席の反応が平日マチネとまるで違った。

1回目は平日マチネ、今回は平日ソワレの観劇で席はいずれも1階後方でしたが、明らかに客席の反応が違うと思いました。
ソワレはリピーター、ファンの方が多いのか、拍手も笑いも反応が大きかったです。
マチネではあまり反応のなかった「少しも早く」のセリフでも笑いが起きていました。
またショーの振付もソワレはヴィスタリアの席から見えた前数列の方はほとんどの方が一緒にやっていました。
 
よくあることなのかもしれませんが、ヴィスタリアは同じ公演をリピートしたことがほとんどないこともあり初めての経験でした。
 
 

4.トップ娘役に求めるものを考えてしまった。

あーちゃん(綺咲愛里)はお顔がかわいらしくてスタイルも美しいです。この点に関しては圧倒的だと思います。
しかし歌は厳しいものがあるとヴィスタリアは思いました。
芝居中の歌はまだしも、ショーの幕開きも中詰も歌詞がまったく聞き取れませんでした。
 
そしてこの日は中詰でピンクのきらきらしたドレスが足元で絡まったのか靴に入り込んだのか、堂々と直していました。
その直し方が堂々というよりは豪快に見えて、そうするより他はなかったのかもしれませんが、ヴィスタリアはがっかりしてしまいました。
「舞台のセンターで、他の娘役さんよりきれいなドレスを着せてもらっているのに」と思わずにはいられなかったのです。
 
 
ヴィスタリアの好み、完全に偏見ですが、「トップ娘役はこうあってほしい」と思うのは、
1.芝居、ダンス、歌の実力に穴がない。得意分野があればなおよい。
2.娘役個人として美しく魅力的である。
3.トップスターとの相性のよさも感じられる。
4.女役度の高い役もできる。
ということです。
もともと女役もできる娘役さんが好きなので4.を入れております。
(上級生の娘役がトップになるパターンが好きですし、現娘役トップのなかではゆきちゃん(仙名彩世)とちゃぴちゃん(愛希れいか)が好きです。
過去では森奈みはる、白城あやか、月影瞳といった方たちが好きでした。
そしてトップにはなりませんでしたが、洲悠花さんが好きで、今でも各組にこういう方がいてほしいと思っています。)
 
あーちゃんに2.と3.があるのはわかります。
2番手、3番手なら何も申しませんがトップ娘役である以上1.が心もとなく、芸事をみがいてほしいと思ったヴィスタリアでした。

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