観劇の感想

花組NICE WORK IF YOU CAN GET IT初日(ご挨拶など)

こんばんは、ヴィスタリアです。

花組「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」初日の初日のご挨拶

花組「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」の国際フォーラム公演初日に行ってきました。

東京宝塚劇場で本公演の初日を観劇したことはありますが、
すでに宝塚大劇場での公演を終えて生徒さんもこなれていますしご覧になった方の感想も出ています。

それが今回は正真正銘の初日、初公開となる舞台の初日を生まれて初めて観劇しました。

しかも今日は仲良くしていただいているヅカ友さんにお声がけいただいて1階10列あたりのセンター寄りという見やすい席で幸せな観劇でした。

舞台は緊張感と気合がみなぎり、そしてあちこちで喜びがスパークし、
客席はいったいどんな舞台が展開するんだろうと探りつつもレスポンスがよくて熱くあたたかく、
初日ならではの特別な空気感が満ち満ちていました。

いつもは感想がSNSやブログに出た後で自分が書くので、この段階で感想を書くというのも初めてのことです。

どの程度書けばいいのかネタバレにならないのか(あるいはネタバレして書くのか)手探りしつつ書いています。

ネタバレにならない感じで言うとこんな感じです↓

とりあえず今日は感想まではまとまりきらないので初日のご挨拶について書きますね。

終演後のご挨拶はあきらさん(瀬戸かずや)から作品の紹介、出演されている専科のゆうちゃんさん(汝鳥伶)まゆみさん(五峰亜季)のご紹介がありました。

あきらさんは感に堪えないといった感じで手を胸のあたりにおいておられたのですが、その手さえもかっこよかったです。

この楽しい作品を形容するときにおもちゃ箱をひっくり返したようなという言葉が抜けてしまったようで、
「あっ」と一度止まってから言い直すのに和やかな笑いがおきました。

それにしてもさおた組長(高翔みず希)るな副組長(冴月瑠那)がバウ「PRINCE OF ROSES」組とはいえ、
2番手のあきらさんがこのNICE WORK組の長なのだな…と思いました。

主演のれいちゃん(柚香光)のご挨拶はまず「新年あけましておめでとうございます。…というには遅い時期ですが」という言葉で始まりました。

フィナーレは黒燕尾・白手袋・ハットでしたがそのハットを脱ぎ小脇にかかえてのご挨拶でした。

(今回興奮しすぎてヴィスタリアの脳内メモリが働かず記憶が曖昧なのでニュアンスでざっくりとお届けします。)

劇場に駆けつけたファン、この状況下でそれが叶わず遠くから心を寄せているファンへの言及、
また「大雪による被害で来ることができなかった方がいらっしゃると聞いています」とのあたたかい言葉と
「これ以上被害が大きくならないようにという祈りといたします」という言葉がありました。

そしてこの作品をお届けしたい一心でお稽古をしていたことが短く力強い言葉で語られ、
ブロードウェイミュージカルで数々のナンバーがあっただけに出演者のみなさまの並大抵ではない研鑽があったこと、
そして観客にこそ見てほしいという思いが伝わってきました。

お客様に入っていただいてこそ作品が完成する」というような言葉もあって、
この作品が日の目を見て幕が上がり観客へ届いたことがどれだけかけがえのないことでありうれしいことかと感じました。

一人の休演者も出すことなく、一公演も落とすことなくやっていきたい」からこそお願いいたします、という強い決意の言葉もありました。

またれいちゃんのまぶしいくらいの笑顔が喜びでいっぱいで、
どれだけの思いでこの作品に立ち向かっておられたのか、見る人に届けてこそという強い思いを感じました。

たくさん笑って免疫力を上げていただいて」という言葉と笑いが絶えなかった客席への愛も何度も語られました。

カーテンコールのたびにれいちゃんはなちゃんとはしゃぎつつお話しつつ手をとりあいつつ、
下手から入り→次は上手から入り→最後は舞台中央の階段を上がって入っていかれました。

この役なのか中の人なのか混然とした感じの、楽しいワチャワチャは見ていて和みます。

最後のカーテンコールはれいちゃんお一人で2021年が幸せになる予感しかないというパワフルな言葉でした。

しかもポーズといいますか仕草もとってもかっこよかったです。

人生にはミュージカルが、宝塚歌劇が必要だ

この作品はガーシュインのナンバーに彩られた明るく楽しいミュージカルで、終始笑いっぱなしでした。

見ているうちに自分がどんどん元気になって心が軽くなっていくのを感じました。

こんなに素直に笑って、また目の前で展開する舞台にシンプルに感動してわくわくできて、心が解き放たれることは日常では早々ありません。

劇場という非日常の空間で舞台芸術というすぐれたものを目の当たりにしているこの瞬間にこそ体験できることです。

すぐれた舞台芸術はあまたあれど、男役娘役という美しくすばらしい舞台人がいて、
音楽・セット・衣装・振付といった舞台芸術としてのレベルが高い宝塚歌劇が大好きだし自分の人生には必要だと思いました。

特にこんな状況下だからこそ、その芸術を目にしている間は俗世の憂さを忘れられ、夢を見させてくれて、
「いろいろあるけれど明日からまたがんばろう」という活力をくれる舞台に、宝塚歌劇に救われていることもあらためて感じました。

今日はこの幸せは興奮に酔いしれつつ、落ち着いたら作品やキャストの感想を書けたらいいなと思っています。

読んでいただきありがとうございました。
はげみになりますので応援していただたらうれしいです。
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