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大浦みずき様の10年目に…舞台に引き継がれるもの

こんにちは、ヴィスタリアです。

なつめさん 元花組トップスター大浦みずき様をしのんで

10年前の2009年11月14日、なつめさん(大浦みずき)が天国に旅立たれました。

当時宝塚や舞台からはすっかり離れていたヴィスタリアですが、ニュースで知って衝撃を受け茫然となりました。

なつめさんの舞台は映像で、それも一部しか知らないですが、いまでもなつめさんは宝塚随一の名ダンサーであると思っています。

少し前に「ショー・アップ・ショー」「フォーエバー・タカラヅカ」「ザ・ゲーム」「ジャンクション24」などペイさん(高汐巴)なつめさんの花組のショーの映像をあらためて見ていたのですが、
なつめさんのすばらしいダンスにハッとしたりため息をついたり、あの動きはいったいどうなっているんだろうと、いまでも魅了されます。

そしていま、まさに東京宝塚劇場で上演中の花組「シャルム!」の黒燕尾で、なつめさんから花組トップスターのバトンを受け取ったヤンさん(安寿ミラ)の振付で踊る男役さんたちを見ていると、
なつめさんの気配や受け継がれてきた花組の男役の美学を感じる瞬間があります。

前にも書いたかもしれませんが、特にマイティー(水美舞斗)がヤンさんの振付で踊っているとき、もっとも強くなつめさんを感じるのです。

なつめさんもマイティーもすばらしいダンサーですが踊り方が似ているということではなく、スピリットが受け継がれているような、香気をまとっているような、表面に出てくる個性は違えど根本に通じるものがあるような、そんな感じがします。

花組の新トップスターれいちゃん(柚香光)のお披露目公演が「DANCE OLYMPIA」で、なつめさんやヤンさんのころのような「ダンスの花組」再びになったらうれしい気持ちがありつつ、
いまの生徒さんはみなさん踊れてダンスの平均レベルが向上しているのでダンスに特化するのは難しいかな…という気持ちがあります。

どんな花組、どんな公演になるのかはわかりませんが、ダンスの技術的なことにとどまらず宝塚らしさ、花組らしさ
ひいて言えば「なつめさんがいる」と感じさせてくれるような香気がこれからも引き継がれていってほしいと願っています。

大浦みずき様を偲ぶ会と冥途歌劇団の再会

今年のなつめさんを偲ぶ会は先月おこなわれ、OGさんや関係者の方が多数お集まりだったようです。

元星組トップスター香寿たつきさんのブログ↓

元花組トップ娘役森奈みはるちゃんのブログ↓

そして今日、元月組トップ娘役の風花舞さんが投稿されていました。

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11月14日。あれから10年。 大浦みずきさんに憧れて宝塚に入り、 大浦さんの組で初舞台を踏み、 一緒にNY公演に行かせていただき、 過去に客席で見ていて大好きだったナンバーで一緒に踊らせていただき、 退団後も同じステージに立たせていただき、二人きりで踊らせてもいただいた。 私の夢は、 夢見ていた以上にすべて叶い 本当に有り難く、もう十分幸せなのだけど ひとつだけ、 あの日、お約束したことだけが達成できずにいる。 それはまたいつか、 大浦さんにお会いしたときに、 叶うと信じている。

風花舞 Mai Kazahanamai(@kazahanamai)がシェアした投稿 –

なつめさんが冥土歌劇団に入られて10年目の今年、柴田先生も入団されました。

向こうの歌劇団でなつめさんは男役10年、バリバリ踊って活躍されているのかな。
柴田先生とコーヒーブレイクをしてどんなことをお話をされているのかな。

今朝の東京はざっと雨が降り、天を見上げてそんなことを思ったなつめさんの命日でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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