こんばんは、ヴィスタリアです。
星組で再演される「マノン」について作品の内容や役のプロフィールに触れています。

星組「マノン」予習 あらすじ
あいみほ(愛月ひかる・有沙瞳)の星組で再演「マノン」の予習に
録画してあった花組「マノン」(2001年バウホール)を見ました。
当時は第1次ヅカファン生活の真っ只中であると同時に学生で観劇に費やすお金も時間も確保できず、
アベ・プレヴォーの原作を読むくらいしかできませんでした。
20年の時を経て再演されるいま、ブランクを経てヅカファンに復帰し
社会人となりチケットや観劇する時間を確保できるようになったことが感慨深くもあります。
作品の解説と簡単なあらすじがスカイステージの番組案内にありました。
役などに触れながらもう少しふくらませてみます。
19世紀のスペイン。
オリベイラ伯爵の子息ロドリゴ/愛月ひかるは友人ミゲルと大学から故郷セビリアへと帰る道中マノン/有沙瞳という美しい少女と運命的に出会う。
マノンは父親に修道院に入れられるところを逃げてきたのであった。
たちまち恋に落ちた2人は駆け落ちのようにして共に暮らすようになるが、仕事も親の許しもなく、
燃え盛る恋の先にはなにもない生活だった。
またマノンは隣家のフェルナンドが言い寄るのを許したり
見初められたアルフォンゾ公爵から金品を受け取ろうとしたり、
お金のためであればロドリゴを平気で裏切ることのできる一面もあった。
ロドリゴは愛するマノンのために金策に奔走し、
マノンの兄レスコーに誘われるがままに賭博にも手を染める。
レスコーはマドリードの近衛兵で恋人エレーナと派手に暮らしていた。
ある出来事からロドリゴとマノンはアルフォンゾ公爵の恨みを買い、それぞれ別の牢獄へと収監された上に
マノンは流刑地モロッコへと送られることになる。
そのことを知ったロドリゴはある行動に出た――。
原作はフランスが舞台ですがスペインに場所が移されていることと
恋に不慣れなロドリゴと手練手管を知っているマノンは「激情」のホセとカルメンと一部重なるものを感じました。
ただ「激情」と比べると登場人物の関わりが多角的に発展しないので
ドラマとしてはやや物足りないような印象も受けました。
この辺りは再演版を劇場でこの目で観てどう感じるのか気になるところです。
「マノン」配役を予想してみる
劇団の初演のページには出演者・配役の記載がないので映像に出てきたお名前を挙げています。
役名 | 配役予想 | 初演 |
ロドリゴ(セビリアの貴族の子息。大学生) | 愛月ひかる | 瀬奈じゅん |
マノン(ロドリゴと恋におちる少女) | 有沙瞳 | 彩乃かなみ |
レスコー(マノンの兄。遊び人の近衛兵) | 綺城ひか理 | 蘭寿とむ |
ミゲル(ロドリゴの友人。修道僧になる) | 天飛華音 | 壮一帆 |
エレーナ(レスコーの恋人) | 水乃ゆり | 沢樹くるみ |
アルフォンゾ公爵(マノンに入れあげる富豪) | 輝咲玲央 | 夏美よう |
オリベイラ伯爵(ロドリゴの父) | 大輝真琴 | 磯野千尋 |
オリベイラ夫人(ロドリゴの母) | 白妙なつ | 貴柳みどり |
フェルナンド(マノンに想いを寄せる男) | 朝水りょう | 矢吹翔 |
マヌエラ(宿屋の女主人) | 紫月音寧 | 翔つかさ |
フェンテス隊長(モロッコの軍人) | 漣レイラ | 風人夕真 |
ガロア修道院長 | 遥斗勇帆 | 真丘奈央 |
ホアン(ロドリゴの兄) | 朱紫令真 | 紫蘭ますみ |
レイエス(マノンの家の召使い) | 桃堂純 | 柾輝かずさ |
アルトゥーロ(ホアンの従者) | 夕陽真輝 | 悠真倫 |
リカルド(アルフォンゾ公爵の従者) | 彩葉玲央 | 桜花れいや |
マリア(ロドリゴとマノンの侍女) | 華雪りら | 仙堂花歩 |
ホセ(ロドリゴとマノンの従者) | 凛央捺はる | 未涼亜希 |
マチルデ(ロドリゴとマノンの新居での侍女) | 七星美妃 | 舞城のどか |
ロペス | 大希颯 | 桐生園加 |
2番手の役どころレスコーをまゆさん(蘭寿とむ)が演じていて、
出番も多ければナンバーもあり、相手役もいて大きな役です。
舞台歴を見ると新人公演初主演の直前の研6のときの公演のようですが
非常に大きな役であると同時に演技・歌・ダンスと実力の高さに圧倒されました。
このレスコー役はあかさん(綺城ひか理)でしょう。
近衛兵なので軍服姿も見られる上にちょっと遊んでいる悪い男でもあり
あかさんの色気がだだ洩れになりそうで大変楽しみです。
そんなレスコーの恋人エレーナは水乃ゆりちゃん。
背の高いお2人の並びは想像しただけで美しいです。
ミゲルはロドリゴの友人で修道院に入るという対照的な道を進む人物ですが、
カノンくん(天飛華音)でしょうか。
ロドリゴの厳格な父オリベイラ伯爵はまいけるさん(大輝真琴)、
慈愛に満ちた母オリベイラ夫人はなっちゃん(白妙なつ)の上級生かなと思います。
そして真面目で物静かな兄ホアンはあかっしー(朱紫令真)が似合うのではと予想しました。
非常に悩んだのがマノンに言い寄るフェルナンドとアルフォンゾ公爵です。
フェルナンドは豪華な宝石をマノンに与えてかき口説きくシーンは大人の男の凶悪なほどの色気が匂い立ち、
アルフォンゾ公爵はマノンのために家まで用意する入れ込みようで、権力があり物語を大きく動かすキーパーソンです。
カブちゃん(朝水りょう)とレオさん(輝咲玲央)のお2人がどこらかだということはすぐに決まったのですが(ヴィスタリアの中で)、
どちらがフェルナンドか、どちらがアルフォンゾ公爵かで悩みに悩みました。
役替わりで見てみたいくらいですが、マノンに迫り口説くカブちゃんが見たい気持ちが勝り
このような予想にしました。
マノンの父親に遣わされたレイアスはちょっと柄の悪い使用人で、これはたおくん(桃堂純)、
モロッコの軍人フェンテス隊長はかなえさん(漣レイラ)かなと予想しました。
アルフォンゾ公爵の従者はロドリゴを追い詰めるシーンがあり、
いろはすくん(彩葉玲央)が似合いそうな気がします。
柴田先生が監修だからか宝塚歌劇のお約束かナンバーがあちこちに散りばめられていて
ここに挙げた役名の役以外にも出番が多いのは楽しめるのではないかと思っています。
ロドリゴは貴族の子息で大学での学業も修めて前途洋々の青年で、
マノンに出会ったことで人生がすべて変わるような恋をします。
この恋に溺れるロドリゴを愛ちゃん(愛月ひかる)がどう演じるのか、
そしてロドリゴを一目で虜にしただけでなく財産や地位もある男たちを夢中にさせるマノンをみほちゃん(有沙瞳)がどう演じるのか。
大人っぽい魅力があって演技も深く濃いあいみほがどのようなラブストーリーに惹き込んでくれるのか。
想像するだけでどきどきします。
少し先のことですが配役発表を楽しみに待ちます。
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