星組

星組トークスペシャルに行ってきました!(役作り・黒燕尾・ダイヤモンド)

こんにちは、ヴィスタリアです。

友の会のトークスペシャルに行ってきました。
近いうちにスカイステージで放映もありますので一部、特に印象に残ったことを書いてみます。

なお発言はすべてヴィスタリアの記憶によるもので正確なものではなくニュアンスで、話の順番なども前後しており、「こんな話があった」程度のレポになります。

初めてのトークスペシャルは星組!

金曜日に友の会の星組トークスペシャルに行ってきました。

ヴィスタリアは抽選にハズれてうちひしがれていたのですが、ありがたいことに誘っていただき行くことが叶いました。

しかもなんと!最前列のセンターブロックという信じられないような神席でした。

お友だちと一緒に見て笑って、たくさん宝塚の話もして、お互いに好きな生徒さんのポイントを語り合ったりとても楽しかったです♪ありがとうございました。

トークスペシャルの出演者は東京宝塚劇場で公演中の「GOD OF STAR-食聖-/Eclair Brillant」で卒業されるれんた(如月蓮)ゆっこさん(麻央侑希)、そしてちなちゃん(瑠璃花夏)です。

登場した3人のファッションは司会の竹下典子さんいわくまったく統一性がないものでしたがそれには理由があり、れんたによるとそれぞれ自分が一番いいと思うものを着よう、それ一番いい!という信念によるものだそうです。

れんたは濃緑を基調としたチェックの派手なスーツ、白いシャツ、襟元には蝶ネクタイ風のものがありました。

「お買い物をしているときに見つけました。ガイズ・アンド・ドールズみたいでしょ」とご機嫌のれんたは、今回トークスペシャルに出るにあたりスカイステージで放映された過去のものを見て研究された上でのチョイスだそうです。

スーツからちらりと見える細いベルトが派手目のイエローであることをヴィスタリアは見逃しませんでした。
イエローは本当に紅5を愛しているんだなと思うとぐっときました。

ちなみにすぐ脇の通路をれんたが颯爽と歩いていって登壇されたのですが、白い肌が発光しているのではというほど美しく、ものすごい美人でした(男役さんですけれど美人は美人です)。

ゆっこさんは圧倒的な頭身バランスの映える黒いロングジャケットにパンツ、中に白いシャツを合わせておいででした。
シャツには銀の飾りがあしらわれており、靴のヒールも銀の凝った装飾がありオシャレでした。

ちなちゃんは白とピンクのレースのワンピースにピンクのハイヒールで「ピンクが好きなので選びました」とのこと。

きらきらのティアラのような髪飾りと大きめのピアス、美しく巻かれたヘアアレンジ、パール系の淡いピンクのシンプルなネイル、素足かと思うほど繊細で上質なストッキングなど「娘役さんにはこうあってほしい」と思う全てが凝縮したコーディネートでとってもかわいかったです。

またお三方の立ち方、座り方、凛と美しく伸びた背筋などタカラジェンヌの仕草の美を間近で見られたことにも感動しました。

公演中の「GOD OF STARS-食聖-/Eclair Brillant」のこと

公演中の「GOD OF STARS-食聖-」の話は、アイリーン/綺咲愛里の祖父が得意料理のタンメンを出している愛麗飯店の従業員レン&マオの話になりました。

司会の竹下さんから「どういうきっかけであの店で働くことに?」と水を向けられると、役作りの設定が明かされました。

レンは「小説家志望の大学生のアルバイトで、バイト歴は長いです。
愛麗飯店の字がいいなとピンときて働きはじめた。
ホンとアイリーンの話を小説にしてマオに見せたらマオが“ちょっと預かるわ”とネットに載せたらイイネがいっぱいきた」そうです。

マオは「掃除嫌いの大学生で現代っ子。バイト歴も数ヶ月」だそうです。
スマホばかり見ているマオだからこそレンの小説をネットを使って世に出すことを思いついたのかもしれません。

ちなちゃんはプロローグの天女と本編では通行人をしているのですが、ご当地アイドルグループ「パラダイス・プリンス」のP-heaven/天華えま推しとのことです。

(通行人ではオレンジ系のノースリーブのワンピースで得意のダンスを活かした渾身のオタ芸を打っています。)

またちなちゃんは新人公演でアイドルグループ「エクリプス」のCherry/本役:桜庭舞を好演していましたが「スタイリッシュで大人っぽい役は今までしたことがなかったのでたくさん学ばせていただきました」とお話されていました。

しかし「新人公演はものすごく緊張していてあまり覚えていない」そうです。

レヴュー「Eclair Bllirant」はやはり、れんたゆっこさんの卒業のはなむけである「that’s Life」、羽山先生振付の黒燕尾の話がたくさんありました。

黒燕尾ではゆっこさんれんたをお姫様抱っこする衝撃の振付がありますが、この振付は急遽決まったもののようです。

ゆっこさんがこんなことをお話されました。

久しぶりの羽山先生の振付というこでみんな緊張し、先生の言葉を一言も聞き逃すまいと集中していたんです。
(黒燕尾の振付の)次の日にさゆみさんとあーちゃんのデュエットダンスの振付があり、その前にあーちゃんと男役さんたちが絡むところで私はあーちゃんをリフトさせていただいているんですが、
振付のあと羽山先生に呼ばれて“如月さん、お願いしていいかしら”と言われて(目をまんまるにするジェスチャー)。
先生はきっといろいろ考えていらしたと思うのですが、力持ちキャラということでこんな形になりました。

このお姫様抱っこについてれんたがとっておきのエピソードを話してくれました。

公演中の誕生日に抱っこしてもらって下から見上げられて“おめでとうございます”(超キザな感じで)と言われてヒャー!となったら、周りの男役たちに悲鳴が聞こえていたらしいです。
それ以来ドキドキしている。

またちなちゃんは初めてフィナーレメンバーに出ているとこのとで、桜をイメージした美しいドレスのスカート捌きを練習していることや、「that’s Life」の陰コーラスにかける熱い思いをお話されていました。

せおっち(瀬央ゆりあ)の「マシュケナダ」の銀橋渡りでは一番下手でちなちゃんにしかできない艶と雰囲気のある上半身の動きを見せてくれるのがヴィスタリアの観劇の楽しみです。

れんたゆっこさんも「あの場面見てるよ」と声を揃えておいででした。

星組と「若き日の歌は忘れじ」とダイヤモンド

このトークスペシャルのなかで星組で長い時間を過ごし舞台を支え盛り上げてきたれんたゆっこさんから星組のすばらしさ、熱さ、あたたかさがいろいろな言葉で語られ、星組の魅力を中の人の貴重な言葉で再確認できたことがファンとしてうれしかったです。

トークはれんたが客席を大いに楽しませてくれ、ゆっこさんもいまだから話せる新人公演時代の話や大劇場の卒業の挨拶について「演説みたいだった」とざっくばらんに話され、
学年がうんと離れているちなちゃんはにこにこしながら聞き、緊張しながらもご自分のことも一生懸命お話されていました。

ちなちゃんは司会の竹下さんに演じてみたい役を聞かれると「“おとめ”にも書かせていただいているのですが「若き日の唄は忘れじ」のふくです。
幼少期から大人までの役を演じてみたい」
とお話されていました。

「おとめ」でやりたい役に昔の宝塚の作品を挙げている生徒さんがいるとうれしくなったり、それをきっかけに覚えたりするのですが、ちなちゃんのふくは正にそうだったのでこの話が聞けてうれしかったですし、
初演は星組ですからまた星組で上演があってふくができるといいね…と思いました。

幼少期から老齢まで一生を演じる役といえば「エリザベート」もそうですが、れんたは「エリザベート」がやりたくて宝塚に入ったので、「退団の話をするときプロデューサーさんに次の公演、「エリザベート」じゃないですよね?と確認した」そうです。

そのれんたちなちゃん「ちなちゃんはすごく感受性が強くてちなちゃんにしかできないものがある」「宝塚の娘役さんはすばらしい」と言ったことを熱く語っていたときのことです。

ちなちゃんのいいところを全部言ってくれるような、そしてこれからの宝塚や星組でちなちゃんができることを心から信じ背中を押すようなれんたの言葉に、ちなちゃんが突然ポロポロと涙をこぼしたのですが、
れんたが即座に「あっ、ダイヤモンドが!」と言ったんです。

娘役さんの涙をダイヤモンドと表現するなんてかっこよすごます。男役さんだー!と感動しました。

ゆっこさんの新人公演ネタでれんたに怒られたことや、れんたが「自分は娘役さんに厳しく言う方」という言葉もあり、宝塚のすばらしい舞台は生半可なものでは創れないので必要な厳しさだと思いますが、
そんなれんたちなちゃんを心から思う言葉をかけていることにも心を動かされました。

そしてこの世界で一番綺麗なダイヤモンドを見たとき、瑠璃花夏ちゃんをこれからも応援しようと心に誓いました。

大いに盛り上がり大いに笑い、ちょっぴりホロリとしたトークスペシャルでした。
お見送りがとてもゆったりとした時間で、お3方の笑顔と「ありがとうございました」というご挨拶に幸せな気持ちになり会場を後にしました。

星組が好き、宝塚ってすばらしいと感じた一時でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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