おはようございます。ヴィスタリアです。
望海風斗の最後の役を演じたのは誰だったか
新人公演が見合わせされたままですが、もしも雪組「fff/シルクロード」で新人公演が実施されたとしたら
主演はどなただったんだろう…ふとそんなことを考えました。
仮定の話ですが100期生までが出演するとしたら最後の新人公演になるはずですし
よい役付、そしてよき新人公演になってほしいと願います。
主演の可能性が高そうなのはこれまでの活躍ぶりから
あがたくん(縣千)
あみちゃん(彩海せら)
かなあ……と思います。
あがたくんはこの夏の「炎のボレロ/Music Reveution!-New Sprit-」も「パッション・ダムール」も大活躍で
一回り頼もしく成長されたのを感じます。
あがたくんは2025年万博のアンバサダーにも就任し劇団の期待の大きさも感じます。
あみちゃんは「NOW!ZOOM ME!!」でカゲソロでのぞ様が踊るという大きなシーンがあり、
美声をしっかり聞かせてくれました。
「ファントム」「壬生義士伝」と子役のイメージがありましたが幼いと思っていたお顔立ちもすっきりと、
爽やかにきらめく男役さんでした。
あみちゃんは「SUPER VOYGER!」「ファントム」エリックといい
のぞ様とリンクする役が多かったですが、
今回の「fff」でも青年ルートヴィヒでのぞ様と同じ人物を演じます。
そのまま新人公演でルートヴィヒを演じたかもしれません。
花組「A Fairy Tale-青い薔薇の精-」で退団されたみりおちゃんのエリュの幼いころを本公演で演じたほのかちゃん(聖乃あすか)が
新人公演でエリュを演じたのがこのパターンでした。
考えても仕方のないifなのですがトップスターの退団公演の新人公演は
組の時代の変わる大きな節目の公演なのでifを考えたくなってしまうのでした。
トップスター退団公演の新人公演主演のジンクス?
というのも過去のトップスター退団公演の新人公演の主演者を振り返ってみると錚々たるスターさんたちが並んでいるんです。
自分自身が宝塚を離れていた時期にあたるので気になってここ15年ほど調べてみました。
公演 | 公演 | 新人公演 | 本公演 |
2019 | 花 A Fairy Tale-青い薔薇の精- | 聖乃あすか | 明日海りお |
2019 | 星 GOD OF STARS-食聖- | 天飛華音 | 紅ゆずる |
2017 | 宙 神々の土地 | 瑠風輝 | 朝夏まなと |
2017 | 雪 幕末太陽傳 | 永久輝せあ | 早霧せいな |
2016 | 星 桜華に舞え! | 天華えま | 北翔海莉 |
2016 | 月 NOBUNAGA信長-下天の夢- | 暁千星 | 龍真咲 |
2015 | 星 黒豹の如く | 礼真琴 | 柚希礼音 |
2014 | 宙 白夜の誓い-グスタフ三世、誇り高き王の戦い- | 桜木みなと | 凰稀かなめ |
2014 | 雪 一夢庵風流記 前田慶次 | 月城かなと | 壮一帆 |
2014 | 花 ラストタイクーン-ハリウッドの帝王、不滅の愛- | 柚香光 | 蘭寿とむ |
2012 | 雪 JIN-仁- | 彩風咲奈 | 音月桂 |
2012 | 月 エドワード8世-王冠を賭けた恋- | 珠城りょう | 霧矢大夢 |
2012 | 宙 華やかなりし日々 | 愛月ひかる | 大空祐飛 |
2011 | 花 愛のプレリュード | 大河凛 | 真飛聖 |
2010 | 雪 ロジェ | 彩風咲奈 | 水夏希 |
2009 | 宙 薔薇に降る雨 | 七海ひろき | 大和悠河 |
2009 | 月 ラスト プレイ-祈りのように- | 明日海りお | 瀬奈じゅん |
2009 | 星 My Dear New Orleans-愛する我が街- | 真風涼帆 | 安蘭けい |
2007 | 花 アデュー・マルセイユ | 朝夏まなと | 春野寿美礼 |
2006 | 雪 堕天使の涙 | 凰稀かなめ | 朝海ひかる |
2006 | 宙 維新回天・竜馬伝! | 早霧せいな | 貴城けい |
2006 | 星 愛するには短すぎる | 和涼華 | 湖月わたる |
2006 | 宙 NEVER SAY GOODBYE | 早霧せいな | 和央ようか |
こうして見ると多くのトップスターが当時のトップスターの退団公演の新人公演で主演をつとめていることがわかりました。
もちろん全員が該当するわけではなく、現トップスターのうちのぞ様の、
前星組トップスターさゆみさん(紅ゆずる)のお名前はここにはありません。
その逆もしかりでトップスターにはならずに卒業されたスターさんもいます。
すごいなあと思うのがゆりかちゃん(真風涼帆)で、研4での新人公演初主演がとうこさん(安蘭けい)の退団公演です。
これは凄まじいプレッシャーだったのではないでしょうか。
ここまで未来のトップスターが退団公演の新人公演を主演をしているのを見ると偶然だけでなく
劇団の育成の一環なのかもしれません。
だとすれば研7で新人公演を卒業してからトップスターになるまで5年~8年程度かかるとして、
長い時間の壮大なストーリーが考えられていることになります。
あまりに壮大すぎてでときに流れが変わったり思わぬ方向に舵を切ることもありそうです。
客席で見ているだけの自分がそのことに気づくのはかなり後になってからなんでしょう。
新人公演の中止で流れが変わったり舵を切った部分ももしからしたらあるのかもしれません。
たとえば振分が変わるとか本公演の役が変わるですとか……。
考えたところで知る由もないifですがそんなことを考えました。
本公演を上演しながら稽古をしていくという形での新人公演の復活はNew Normalな世界でも負担は大きそうで
コロナ禍以前とまったく同じ形での上演は難しそうです。
バウホールでの若手公演のなど何かしらの形で
研7以下の生徒さんと若手スタッフさんの研鑽と活躍の場があることを祈ります。
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