観劇の感想

「君の輝く夜に」キャストごとの感想

「君の輝く夜に」の夢がまだ続いているような、ふわふわした気持ちで過ごしているヴィスタリアです。
 
夏休みも終わって今週から本格的に仕事が始まるというのに、ぼんやりするとあのダイナーとそこに集まった4人のことを考えてしまいます。
この思いが消えないうちに、簡単にですがキャストごとの感想を書いておくことにします。
 
この記事のほとんどがネタバレになりますのでご注意ください。
またヴィスタリアはヤンさんファンなので偏りがあることをご承知おきください。
12019 / Pixabay

ジョージ/稲垣吾郎

稲垣吾郎さんの演技を見るのは映像も舞台もこれが初めてでした。
(ヴィスタリアはドラマも邦画も見ない生活を送っているのです。民放もほとんど見ません。)
なので稲垣吾郎さんって舞台だとどんな感じなのだろう?と純粋に楽しみにしていました。
 
幕開きのうちは、なんせ初めての生 稲垣吾郎さんなので、ややミーハー気味に見ていたのですが、すぐにジョージにしか見えなくなりました。
IT系企業で順調に働き、中古のルノーを運転している姿がありありと想像できるようになりました。
 
”一途なのにチャラい”と何度も言われるジョージですが、この言葉の後ろには(でもそれが魅力的でいい男)というカッコ書きがつきます。
ただかっこいいだけでもダメ、一途なだけだとつまらない、チャラいだけだとときめかない。
そんなジョージが魅力的な男として息づいているのは、稲垣さんの個性と演技力あってこそだと思いました。
 
この個性というのは、稲垣さんのピュアで透明感のある在り様だと感じました。
なぜそう感じたのかをうまく言葉にできないのですが、ジョージを通して稲垣さんの人間性に触れているような感覚があったのです。
それを形容するなら、”ピュア”かなと思いました。
 
今回ヴィスタリアは最前列センター付近で観ていたのですが、ジョージが歌うとき、客席に強めの視線を送るのですが、2回ほど目が合ったような気がしたのです。
そのジョージの黒い瞳がなんともいえず甘やかでドキドキしてしまいました。
(目が合ったと気がするのはヴィスタリアの勝手な思い込みです。)
 
ビビアンに昔の恋人への伝言を頼むとき、すてきな夢を見させてもらったなと思いました。
 
カーテンコールのトークも楽しかったです。
 
 

ビビアン/安寿ミラ

美人で、 雰囲気があって、情もあっておもしろくて、こんな魅力的な女性がいたら誰だって夢中になってしまうだろうなと思いました。
 
パーティー(だったと思うのですが)で談笑のパントマイムをするシーンがありましたが、ジョージだけでなく多くの人が彼女に注目し惹かれているのが見えるようでした。
 
美人だけれどお高くとまっていなくて、自分で「中高年」と言ったりしてみせるさっぱりした気性もうかがえます。
この「中高年」など、ヤンさん(安寿ミラ)のコメディエンヌの片鱗が舞台のあちこちでスパイスのように効いていました。
さらりとほんの少し効かせただけ、この匙加減が絶妙だと思いました。
 
会社経営をするバリキャリなのに男運はイマイチで、ニーナのように男に騙されて貢いでしまうというより、情がわいてのめりこんでしまうタイプのようにと思いました。
 
親友サエコとジョージの関係に対しての感情の表し方、サエコがどういう存在なのかをややムキになって話すところなど、ビビアンの情というのは、自分が好きな人、信頼をおいた人は男女をとわず一生大切にする…蠍座の女っぽいイメージをヴィスタリアは持ちました。
 
ミステリアスな美女ビビアンからヒビノ アンに戻り、ジョージとなにか始まりそうなのに、あるいは始まったかもしれないのに「10年後に会いましょう。ここで」とさらりとダイナーを出ていく。
 
きっとビビアンは後ろを振り返らないでしょう。
 
 
SHOW TIMEのダンスはさすがヤンさん!
歌もよかったです。
これに関しては前の記事で書いているのでここでは割愛しますが(書き出すとヤンさんへの愛があふれてとまらなくなるので)、ヤンさんがすごく楽しそうに舞台におられるので、客席で観ているヴィスタリアも楽しくて幸せな気持ちになりました。
 
 

ライザ/北村岳子

プログラムによると劇団四季に在団していたのは6年だそうですが、身のこなしといいますか、脚の上げ方に四季のミュージカルの様式美のようなものを感じました。
 
ライザって人生を思い切り楽しんでいる女性だと思うんです。
失敗したり、辛いこともあったけれど、自分で選んだ人生を進んでいこう、楽しもうというエネルギーが弾けていると思いました。
 
ジョージに迫ったり二日酔いのシーンはおもしろくてたくさん笑っちゃいました。
 
ヤンさんとご一緒されるのは3回目だそうですが、おそらくその全てを観ていると思います。
そのころヴィスタリアは中高生だったので記憶は曖昧なのですが、こうしてまた舞台で拝見できてうれしい限りです。
 
ヤンさんとの肩の力の抜けたやりとりは演技じゃなくて素のように見えます。
楽しんでやられているんでしょうね。
 
二日酔いの後着替えてきたオールインワンの下のシャツの胸元がけっこう深く空いているのがとてもライザらしいと思いました。
 
あとふしぎだったのが”山わさびごはん”ってどんな料理なんでしょう。
かなり珍しい料理ですよね。
(ヴィスタリアはワサビと和辛子が食べられないので山ワサビの入荷がなくてよかったとほっとしました。)
このふしぎなものをスルリと納得させちゃうパワー、存在感がライザにはありました。
 
 

ニーナ/中島亜梨沙

スタイルがすごいですねえ。脚の細さ、手足の長さには息をのみます。
お顔もきれいですねえ。目が大きくてお人形さんのようです。
そして特に鼻筋がすっと高くてラインがきれいでした。
 
美人なのにそのことにあまり頓着していないサバサバ具合がよかったです。
 
羽桜しずくとして宝塚に在団されていたときはヴィスタリアがちょうど宝塚から離れていた時期で、この舞台で初めて観ました。
 
wiki先生で調べてみたら、新人公演ヒロイン3回、別箱ヒロイン1回、大劇場公演でヒロイン1回(月組娘役トップ不在時代)と活躍されていたのですね。
そして89期生とは。これからの活躍も応援したいです。
(ヴィスタリアがいま生徒さんで一番応援している美弥るりかちゃんの同期なのです)
 
 
以上、思い出しながらのヴィスタリアの感想でした。
まとまりきらずやや箇条書きになってしまいました。
もし間違いなどありましたらこっそり教えていただけたらうれしいです。
 
 
 

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