星組

規格外の”超”優等生礼真琴くんが目指すもの(25ansインタビュー)

こんばんは、ヴィスタリアです。

今日は星組全国ツアー「アルジェの男/ESTRELLAS」が初日を迎えました。
初日おめでとうございます。

次期星組トップスター 礼真琴くんが半年前に語ったこと

雑誌「25ans」に連載中の「タカラジェンヌの美学」を楽しみにしていて買ったり買わなかったりなのですが、ことちゃんのインタビューが非常に興味深かったので買いました。

2018年11月号です。

このなかでことちゃんは優等生と言われることについてこんなことをお話されています。
発売から半年がたっておりご存知の方が多いかもしれませんが、ごく一部を引用いたします。

ポジティブな意味で言ってくださっているのはわかるのですが、私にとってこれほど嫌な言葉はなくて、なぜなら私には優等生=つまらないと聞こえてしまう。
(中略)
久しぶりに公演を観てくださったOGの方が、なんか笑っちゃうくらい上手いよねと言ってくださったんです。うますぎて逆に変みたいな。
それがすごく嬉しくて、救われた気持ちになったんです。

このOGさんが仰ること、よくわかります。

礼真琴くんは規格外の”超”優等生

ことちゃんはなんでもできる優等生ですけれど、タカラジェンヌさんに使われる「優等生」という褒め言葉の枠を超越していると思います。

星組を観劇すると芝居も歌もダンスもことちゃんの圧倒的なパフォーマンスに目を奪われることが多く、賞賛を抱かずにいられません。

このインタビューでことちゃん自身が選んだという「Killer ROUGE」フィナーレのハイジャンプの写真にしても、「ESTRELLAS」の「Back!」のジャンプ、星鷺の跳躍にしても「この人は本当に翔べるのではないか」と思うほどです。

「Killer ROUGE」の客席も一緒に踊った簡単な振りでさえ、ことちゃんの動きはなにかが違いました。
顔の前で少し手のひらを動かすだけの簡単な振りなのにことちゃんの見せ方は段違いのかっこよさ、キレがありました。

広い音域を難なく歌いこなす歌唱も芝居のうまさも言うまでもありません。

ことちゃんを最初に見たのはまだ宝塚ファンに戻る前に観劇した「ガイズ・アンド・ドールズ」でした。

アデレイド役がうますぎて舌を巻きました。
女役でコミカルな要素もあり、ともするとやりすぎてしまう役だと思うのですが、ことちゃんのアデレイドは非常にさりげなくて徹底的な引き算の演技が光っていました。

また「霧深きエルベのほとり」のフロリアン役も非常に印象に残りました。

フロリアンは自分の愛する幼馴染であり婚約者のマルギットを船乗りカールに取られても嫉妬を見せずに、むしろ2人の仲を取り成しさえする男です。

人間ができすぎていて一体なにを考えているのかわからないように見えて、フロリアンはフロリアンなりに嫉妬もしているし人間的なところがあることをことちゃんの演技は感じさせてくれました。

ことちゃんはいまでさえ「笑っちゃうくらい上手い」のにいったいこの先どれほどの高みへ登りつめ、ハイレベルな舞台を見せてくれるのかを考えるとワクワクします。
つまらないわけがありません。

規格外の優等生、ハイレベルな未完の大器ーーそれが礼真琴という男役だと思います。

礼真琴くんが目指す面白い舞台人

最新の「25ans」6月号で星組が特集されています。

べにあー(紅ゆずる・綺咲愛里)とことちゃんがハイブランド(じゃなくてメゾンと言うのですね、25ans的には)のお洋服を身に纏いモードなメイクで登場されています。

べにーさん(紅ゆずる)のゴージャスさ。
あーちゃん(綺咲愛里)のかわいいの極み。

そしてことちゃんはかわいくて美人さんで、この麗しさは永久保存版だと思い買いました。

ことちゃんのページの煽りに「ひとたび踊りだせば豹のごとく、白鷺のごとく舞う」という一文があり、
ことちゃんがリクペストしてやまないちえさん(柚希礼音)の「黒豹の如く」を連想したのはライターさんの狙い通りでしょうか。

ことちゃんは半年ぶりの25ans登場ですが、前回も今回も面白い舞台人になることを目標と定めています。

稽古場で与えられたある振りを前に戸惑ったこと、べにーさんはどうしているのかというお話が興味深かったです。

経験を重ねれば自分もあそこへ行けるだろうかと希望は持っていますが、今は遠すぎる課題です。

ここで挙げられた課題というのは見せ方に通ずるものなのかなと思ったのですが、その課題をことちゃんはきっと難なく乗り越えてより高いレベルのものを見せてくれると確信しています。

あいにく「アルジェの男/ESTRELLAS」はチケット難すぎて観劇は叶いませんが、
ことちゃんがどんな面白い舞台人になっていくのかをこれから目撃できることにわくわくしています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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