観劇の感想

SHOW-ISMS観劇の感想と、開演1時間前の公演中止…

こんばんは、ヴィスタリアです。

一昨日シアタークリエでSHOW-ISMSのDRAMATICA/ROMANTICAバージョンを観劇した感想を書きました。
例によってヴィスタリアの独断と偏見と偏愛に満ちており、内容にも触れています。

本来であれば今日がこのDRAMATICA/ROMANTICAバージョンの楽日でしたが、開演1時間前に今日の公演中止のお知らせがありました。

先日も書きましたが、新しい日常とやらの元で舞台は博打要素の強い、行き当たりばったりなものになってしまいました。

チケット当落×公演が実施されるかどうか×自分が観に行けるかどうか=本当に観劇できるかは劇場に入って幕が上がるまでわからないものになってしまったのだと、
開演直前での中止決定に衝撃を受けています。

体調不良の方が回復されることを祈りながら続報を静かに待ちます。

超一流の歌声に大感動 SHOW-ISMS DRAMATICA/ROMANTICAバージョン

SHOW-ISMは小林香さんが手掛け、10年間に8つのバージョンが上演されています。

今夏に第9弾として美弥るりかちゃん主演の「マトリョーシカ」が上演され予定でしたが、
感染拡大防止による公演中止を経てSHOW-ISMSという形に変えて上演されることになりました。

SHOW-ISMSには2つのバージョンがあります(公式サイト)。

前半日程はDRAMATICA/ROMANTICAバージョンで通称「ドラロマ」をメインに「ユイット(∞)」「マトリョーシカ」の一部が、
後半日程の「マトリョーシカ」バージョンは「マトリョーシカ」をメインに「Underground Parade」「TATTOO14」「ピトレスク」の一部がプログラムされています。

セットリストをまとめてくださっている方がいたので引用いたします。

「ドラロマ」は外部のミュージカルをあまり観劇したことのない自分でも耳馴染みのある曲があって楽しかったので、ミュージカルファンの方はなおのことでしょう。

特に最初の「The Show Must Go on」「Cinema Italiano」は映画が大好きでリピートしていたのでたまらなかったです。

とはいえ作品や背景のわからない曲もありそういう文化的背景がない自分を責めたくなりました。
知らなくても楽しめますがわかっていた方が100倍楽しいですし、魅力を深く味わうことができるのは言うまでもありません。

知らない曲もあったのでトークで曲の解説があるのもありがたかったです。

ミュージカルファンだけでなく配信で多くの方が視聴していることも想定してトークで触れてくれているのかなと思いました。

ドラロマは彩吹真央さん、JKimさん、知念里奈さん、新妻聖子さん、井上芳雄さんというオリジナルキャストがチームワークの感じられる楽しいトークと超一流の歌を生演奏でたっぷり聞かせてくれる贅沢な時間でした。

歌うとは、美声とは、声で奏で思いを届けるとはこういうことなのだーーという美しくて豊かな、劇場いっぱいに響く歌声に圧倒されました。

すごかったです、歌声の圧が。

感染拡大防止のために荷物を膝の上に置いて、オペラグラスを使わなくてよい席だったので荷物を手で押さえていたのですが、
井上芳雄さんや新妻聖子さんがたっぷりと歌いあげると音の圧で荷物にビリビリと振動が伝わってくるです。

こんなこと初めての経験でした。
音響のいい劇場で生演奏で至福の歌声に包まれるという体感の幸せを噛み締めました。

ゆみこさん(彩吹真央)の舞台姿を見るのも久しぶりでしたが、
ドレス姿、立ち姿、指先まで美しく、「The Rose」の慈愛に満ちた歌唱が印象的でした。

Jkimさんはパワフルな歌と同時にトークも個性的で「動物と魔女の役が多い」とぼやいていたのがおもしろかったです。

卵は人が殻を割れば目玉焼きだけれど自分で殻を破れば生命になる。
今日ここに来ている人たちは後者、勇気がある。

トークで率直な言葉で伝えてくれたことが胸に刺さりました。

設定がおもしろい「ユイット(∞)」

曲としては井上芳雄さんとゆみこさん「マンボ・イタリアーノ」のデュエット1曲のみでしたが、
「ユイット(∞)」の設定がとてもおもしろそうで惹かれました。

パリの高級ホテルに滞在する不老不死の大富豪たち。
そこに紛れるただ1人有限の命を持つ麗人をまゆさん(蘭寿とむ)が演じるというのです。

どこか退廃的で耽美に満ちた雰囲気、20時開演のソワレではキャストがフリーワインを観客に注いで回ったという遊び心満載の世界にわずか数分の映像でしたが引きこまれました。

また今回出演はなかったものの、まゆさんのメッセージ動画が舞台後方のスクリーンに映し出されました。

変わらぬ美しさ気品のあるまゆさんでした。

美弥るりかさん主演「マトリョーシカ」は夜間高校の物語

来週からいよいよ上演される美弥るりかちゃん主演の「マトリョーシカ」からは稽古場風景の映像とトークを交えて4曲が披露されました。

稽古場映像ではフェイスシールドをつけたキャストのみなさまの姿に「これが新しい形なのか」とはっとするものがありました。

またトークでは公演中止前は約2時間半で予定されていたものが85分に凝縮され、いまの時代にフィットしたものになるというお話もありました。

「マトリョーシカ」は定時制高校に通う、何かしらの生き辛さや様々な事情を抱えた人物たちの物語で、
るりかちゃん定時制高校の最終学年の担任バンビ先生という役です。

生徒の一人に同じ89期の夢咲ねねちゃんがいます。

この動画のお二人はお衣裳姿なのですが、るりかちゃんのこの緑のシャツに緩いシルエットのパンツが私服!?と思うほどお似合いでした。

舞台の様子はステージナタリーさんに33枚も!アップされています。

るりかちゃんの退団から1年と少しが過ぎて、これまでのステージはライブやコンサートなど芸名としての「美弥るりか」での出演でした。

今回初めて公演で役を演じるということで、退団後も在団中と大きくは変わらない、ジェンダーレスな雰囲気を纏い唯一無二の在り方を見せてくれるるりかちゃんはどうなものを見せてくれるんだろう?と想像がつかない気持ちもありました。

実際に舞台を目にしてもトークと映像で進んでいくのでまだ「バンビ先生」というるりかちゃんを見ている感じがすると思っていたのですが、
ソロ曲「月明かりの下で」を歌い始める瞬間に一気に空気が変わるのを感じました。

照明が絞られて暗転し、るりかちゃんが手を少し動かしただけで今までの空気が断ち切られて色が変わって飲み込まれるのがわかるんです。

るりかちゃんが役を演じているときの、歌や踊りで表現するときのこの空気に色をつけるような変化の瞬間に夢中になっているんだと、
久しぶりに客席でファン心に新たな火がついたというか、火に酸素が吹き込まれました。

そしてるりかちゃんの歌唱は発声が柔らかいものになり、響きが丁寧に深いものになったのを感じました

これからきっとさらなる進化をされていくことでしょう。

4曲目の合唱曲「翼をください」は定時制のクラスのメンバーが歌うのをバンビ先生は指揮をとり客席にずっと背中を向けているのですが、
華奢で薄い背中のなんと雄弁なことか。

そして指揮を振る腕と手は、バレエの「白鳥の湖」ではありませんが、これから羽ばたこうとする翼を感じさせる繊細で考え抜かれた動きの美しさがありました。

そんなに大きく動いでいるわけではない腕から、背中から、バンビ先生の「みんな翼を持っているんだよ、その翼を広げていいんだよ」という思いが伝わってくるのを感じました。

最後の曲は全バージョンのキャストが並んでの”ハレルヤ”、舞台への賛歌で、手拍子をしながら「ああ、いま劇場中でこの作品で一つになっている」という喜びを全身で感じました。

来週の「マトリョーシカ」バージョンが楽しみでわくわくしています。

チケットはご用意されたので自分が客席に座ることができ、無事に幕が上がることを祈っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
ランキングに参加しています。
ポチッとしていただたらうれしいです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください