映像の感想

NOW ON STAGEに見る「新しい生活」〜花組はいからさんが通る

こんばんは、ヴィスタリアです。

NOW ON STAGEで実感する「新しい生活様式」

スカイステージで花組「はいからさんが通る」NOW ON STAGEを視聴しました。

スカイステージに加入してから初めてこの名物番組のファーストランを見ることができました。

加入前まではオンデマンドのマンスリープランで視聴していたのですが、配信が東京公演の半ばなので自分の観劇より前に視聴できないこともありました。

NOW ON STAGEという番組名の通り、大劇場の初日が開けて舞台に立たれた上でのスターさんの貴重な声をタイムラグなく摂取できて幸せです。

今回の出演者はこちらの5名です。

柚香光(伊集院忍)

華優希(花村紅緒)

瀬戸かずや(青江冬星)

水美舞斗(鬼島森吾)

永久輝せあ(高屋敷要)

しかし出演者5名全員が並んで話すのではなく、れいはな(柚香光・華優希)あきらさん(瀬戸かずや)の3人と、
マイティー(水美舞斗)ひとこちゃん(永久輝せあ)の2人に分かれてのトークでした。

司会者さんも不在で公演紹介はひとこちゃんがアナウンスし、出演者それぞれが質問をしながらの鼎談・対談形式で進んでいく形に
「これが新しい生活なのか…」と静かな衝撃を受けました。

それぞれかなり間隔を開けて座り、さらに間には透明なパーテーションを挟み、画面が3分割あるいは2分割され感染防止対策に万全を期した収録であることが伝わってきます。

撮影・編集に手間がかかっていることは承知の上ですし、初日が開けて公演中で一層感染対策に力を入れているであろう状況でこれ以上を望むのは贅沢なのかもしれませんが、
できることならメンバーをシャッフルしてのトークも見てみたかった…という気持ちがあります。

特に今回は95期のれいマイが役として大きな関わりがある上に
れいちゃんのお披露目公演という特別な公演ということもあって同期のトークが聞いてみたかったです。

マイティーがひとこちゃんに向かってれいちゃんの忍少尉についてものすごくうれしそうに話していたり、
れいちゃんが同期で初演も同じだった鬼島軍曹のマイティーに全幅の信頼を置いている話があったので尚更です。

シャッフルが現実的でないなら、たとえばマイティーかられいちゃんへの思いなり質問をあきらさんが読み上げてれいちゃんが答えるとか…やはり贅沢な望みでしょうか。

また公演では鬼島さんから紅緒への想いはあまり描きこまれていませんが、青江冬星と鬼島森吾という紅緒に惹かれながら忍少尉に掻っ攫われた男2人とはなちゃんのトークも聞いてみたかったと思いました。

「はいからさんが通る」NOW ON STAGE 印象に残ったトーク

れいちゃんは自身の代表作の再演について己に厳しく役作りをしているのが伝わってきました。

そしてたまらなかったのが初日のエピソードです。

(柚香)始まる前に振付の若央りさ先生が
「お客様がお話されないで静かに客席についてくださっていて本当にありがたいね。
なんて宝塚のファンの方々は温かくて、愛情に満ちていて思慮深くて、本当に本当にそれだけで涙が出てくる」とお話しにきてくれた。
始まる前なのにそれが沁みて。

初日の中継やライブ配信のご挨拶でれいちゃんが「今日大変な思いをして劇場に来てくださったみなさま」という言葉で観劇したファンを思い、
また画面越しに見ているファンへの温かな気遣いを伝えてくれ他ことを思い出しました。

はなちゃんはこれまで映像で拝見したインタビューよりもはっきりとご自身の思い、役についてを表現されていたように思います。

ライブ配信でも自信を持って堂々と紅緒さんを演じ存在していたので、舞台もオフステージも花組のトップ娘役としてはなちゃんらしい魅力を存分に発揮していってほしいです。

あきらさんはにこやかにれいはなに質問しつつ、青江冬星役について語っていました。

(瀬戸)パレードでれいの大羽根を迎えたときに、お客様の拍手を浴びているれいを見て、やっとこの日を迎えることができたという、言葉では言えない誇らしい気持ちになりました。

新生花組、れいちゃんのお披露目本公演でやっとこのお姿を見ることができたという感慨は組子も客席も同じなんだと思いました。

また同じように、あきらさんがフィナーレナンバーの歌唱指導をしたり、黒燕尾や軍服でスポットライトが当たって真ん中で踊ったり、
パレードで2番手の位置で階段下りをされるのがたまらなかったです。

「背中で語れる男役になりたい」と目指してこられたものを今まさに舞台で見せてくれるあきらさんですが、
ご自身の男役を追求しつつ後輩に伝えていってほしいと心から思います。

ひとこちゃんマイティーは和やかにテンポよく話が進み、組替えで花組に来たひとこちゃんが「DACE OLYMPIA」を経てしっかり馴染んでいるのが伝わってきました。

高屋敷要役を演じるにあたり、組替え後初の本公演が別箱とはいえ再演であることの緊張とプレッシャーはいかばかりだっただろう…と思わせるお話もありました。

トーク開始からすぐに温まっていて、ひとこちゃん鬼島軍曹の軍服の開襟っぷりに突っ込んでいるのがおもしろかったです。

(水美)すごく言われるけれど、そんなに開いていないんだよ。
自分の中ではこのくらい(第2ボタンあたりに触れて)なんだけど…お衣装部さんがちゃんと綺麗にやってくださっている。

マイティーは自然体で語っていますが、番組中に舞台映像が流れましたがやはりけっこうな、かなりの開襟具合な気がします。

舞台映像を見てヴィスタリアの開襟ベスト3は
・「オーシャンズ11」のダニー・オーシャン/柚希礼音
・「シャルム!」のみりおちゃん(明日海りお)
・「はいからさんが通る」の鬼島森吾/水美舞斗
に決定しました。

みりおちゃんは「開襟というからには開いていないと意味がない」と宣い、
ちえさんは「(開襟具合は)どれも絶対女の人じゃない」と思っていただける角度を目指しているとGRAPH誌の「The Costume」で言い切っていますが、
男役さんの開襟の衣装ってすごいとあらためて思いました。

どんなに深く、ちょっと際どいのでは?と思うくらい開いているのにだらしなくもいやらしくもならないのですから。

娘役さんの露出度の高いお衣装が美しく品を失わず、媚びを含んだものには決してならないのも同様です。

トークから滲む花組の男役の在り方

よく花組の男役さんは娘役さんをかわいがり褒める、「かわいい」と声をかけるという話をよく聞きますが、
今回その片鱗を感じたのが出演者以外の役の紹介でした。

あきらさんが「(部下を)和海・帆純・一之瀬が演じ(中略)青江家は父を羽立(光来)が、母の須磨子さんを春妃うららちゃんが演じ」と言い、
れいちゃんが「花乃屋吉次を演じる朝月希和ちゃん」と褒め、
ひとこちゃんが「環さんを演じている音くり寿ちゃん、かわいいですね」と相好を崩す。

こういうトークでは下級生は呼び捨て、上級生は芸名の姓(◯◯さん)で呼ぶことが多い気がするのですが、花男が揃いも揃って娘役はフルネーム+ちゃん呼びなのが印象的でした。

他組のNOW ON STAGEではどのように呼んでいるのかこれから確かめていけたらいいな…と思っています。

最後にさおた組長(高翔みず希)の組のまとめ方、仕事の仕方が素晴らしいと思った話がありました。

(水美)フィナーレは黒燕尾も軍服もオラオラしてしなくてスッとしている感じ。
軍服は戦っている態で振りをつけてくださって、皆があまりにも戦い過ぎて無表情すぎて、かといって笑うわけにもいかないと思ったら、
組長さんが「こっちが勝っていて、余裕でいいんじゃない?俺たち最強軍団だぜ、って」と言われてから、なるほど!と。 皆が上がった。

さおた組長といい、鬼島軍曹の開襟を美しく保つお衣装部さんといい、冗談社のセットが小道具さんの力で凝りに凝っものになっていたり(返本の束もあるとか)、
プロの仕事をされている方々が舞台を支えているのを感じました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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