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紅ゆずる・綺咲愛里サヨナラ特集〜宝塚GRAPH10月号

こんばんは、ヴィスタリアです。

定期購読している宝塚GRAPH10月号を読みました。

例によってヴィスタリアの独断と偏見と偏愛で特に気になったページについて順不同で記事にしています。

唯一無二のトップスター紅ゆずる様サヨナラ特集

ゴールドの刺繍があしらわれた白いジャケットのさゆみさん(紅ゆずる)が表紙を飾っています。

青いジャケット、ストライプのジャケットなどいろいろなさゆみさんのポートがありますが、インタビューのページの寒色系のカットソーが中性的でフェアリー感もあって特に素敵だと思いました。

その読み応えのあるLast Interviewでは「怒られた」という話がたくさんでてきます。

とにかく成績が悪くて技術的に不足していたので、初舞台のときから怒られすぎるほど怒られていました(笑)。

(なかなか努力が実らず落ち込んだことはなかったのかという質問に)
谷先生演出の「さくら」でプロローグもフィナーレも出させてもらえなかったときは落ち込みましたね。
(中略)このときも本当に怒られて、今考えると先生の愛だったのですが(後略)

(「THE SCARET PIMPERNEL」の新人公演主演が決まって)
本公演もピンパーネル団に入れていただいたのですが、案の定「パーシー!婚礼衣装のままでか」という一言の台詞だけで小池先生から5時間ダメ出しをされるような状態だったので、これで新人公演の主演が務まるのかなと…。

(柚希礼音さんがトップに就任されてから)
(略)お芝居やショーで絡む機会が増え、めちゃくちゃ怒られるようになりました(笑)。
後に「怒るのにも勇気がいった」と仰っていて、そりゃそうだろうなと。

怒られ続けていたさゆみさんですが常に真摯に努力し続け、トップスターに就任してから「THE SCARET PIMPERNEL」の小池先生や「ANOTHER WORLD」の谷先生に「ようやく褒めていただくことができ、本当にうれしかった」というお話には胸がいっぱいになりました。

またインタビューとことちゃん(礼真琴)との対談でさゆみさんはいい仕事場(組)をつくるためにどうするべきかに尽力されていたのだということに感銘を受けました。

ちえさんの後みっちゃん(北翔海莉)がトップスターになったときのことをことちゃんが「あのころはさゆみさんがよく皆を集めて、大切なことをたくさん言ってくださいましたよね。トップさんが気持ちよく舞台に立つために我々がどうすべきか、とか」と思い出しています。

……みっちゃんさん(北翔)がトップになられてからは、星組の皆をまとめて、みっちゃんさんとの懸け橋になるのが自分の仕事だとも思っていたから。

またご自身がトップスターになってからは「トップとトップ娘役、二番手の関係性がいいと組の関係性がよくなると組の雰囲気もよくなると思う」といったことや、
相手役のあーちゃん(綺咲愛里)についても黒木瞳さんとのエピソードをまじえてこんなことをお話されています。

私を支えるとかではなく、二人で一緒に舞台で輝きたかったので、とにかくいろんなことを話し合おうと言いました。

いま舞台でべにあーのデュエットダンスを見ているとあたたかく幸せな空気に包まれ、
星組の一人ひとりが個性を発揮しながら揃えるべきところはビシッと揃えていて大感動する理由を知ったように思いました。

さゆみさん、すてきな星組と星組の舞台をありがとうございました。

綺咲愛里ちゃんサヨナラ特集

あーちゃんのサヨナラ特集のポートでは金髪ロングのラフなウェーブヘアのあーちゃんが最高にかわいいです。

深い緑色のドレスに裸足なのはゆきちゃん(仙名彩世)のさよならポートを連想し、同じアイテムでも人によってよって魅せ方、演出がこうも違うことのだと味わい深く見ました。
あーちゃんが持っているオレンジ色の薔薇の合わせ方が絵画のようです。

黒いレースの手袋はプリンセスのようで目を伏せているショットがこれぞ完璧な美で、ページをめくるとシンプルなシャツにパンツのコーディネートが新鮮でした。

さゆみさんとの対談は2人のトップコンビになってからの歴史を紐解くようで興味深かったです。

ヴィスタリアは小説などを読むとき出てくる料理に小道具として注目するのが好きで、忘れられないあの小説のあの料理みたいなのがあるのですが、
パスタ、ファミレス、焼き肉などなどごはんのエピソードがたくさんあるのもべにあーの仲の良さや関係性が伝わってくるようで幸せな気持ちになりました。

そして「GOD OF STARS-食聖-」のアイリーンがなぜ健康サンダルを武器に大立ち回りをするのかの謎がとけました。

またあーちゃんはThe Costumeでは劇場で観劇したとき「絶対この衣裳を取り上げてほしい!」と思っていた「Eclair Brillant」のパレードのピンクのドレスを紹介してくれています。

というのも正面からはよく見えないヘアアクセサリーに星の形がたくさん散りばめられているのが見えたからなんです。

まさかその星のなかに「K」と「Y」のイニシャルがあしらわれているとは。凝っていますね。

はみだしSHOTでは妹のみさこちゃん(美里玲菜)との姉妹ツーショットがありますが、本当にそっくり!
母娘、姉妹のタカラジェンヌは大勢おいでですがもっとも似ているお2人なのではないでしょうか。

麻央侑希くん、如月蓮くん Interview

卒業公演中のゆっこさん(麻央侑希)のインタビューを読むと、「Eclair Brillant」の「That’s Life」が著作権の関係でヴォーカル割愛の収録となってしまったことが残念でなりません。

インタビューのなかで当初目指していた男役像と配属になった星組の男役のイメージの違いのお話が興味深く、どんな男役を目指すのかも自分次第、宝塚歌劇は自己プロデュースの世界だとあらためて思いました。

舞台を見る度にゆっこさんの超絶スタイルに目を奪われますが、はみだしSHOTの脚長ショットは驚嘆に値します。

れんたくん(如月蓮)PICK UP INTERVIEWは、せーこさん(純矢ちとせ)の退団のときも思いましたが、サヨナラポートにしてくれていいと思うんですよ。

れんたくんのインタビューには明るい・楽しい・幸せという言葉が、気持ちがあふれています。

16年という長い間舞台に立つことは決してそれだけではなかったと思いますが、いま「清々しい気持ち」「やりたかったことが全部叶った」という潔い言葉を綴ることができるのは、努力し続けた方にしかできないことだと思いました。

卒業の公演を「感謝祭だと思っている」というファンの方への言葉には胸が熱くなりました。

印象に残る役で「ANOTHER WORLD」の阿修羅を挙げておいでですが、大劇場のさよならショーでも阿修羅が映し出されると大きなどよめきと笑いが起こっていました。
これほどインパクトのある役はなかなか無いと思いますが、仰るようにメイクのクオリティがすごい!

「紅5の絆は永遠」というお話もありますし、先日さゆみさんのディナーショーで映像をふくめて集結されましたが、いつかまた活動があることを願っています。

ゆっこさんれんたくん、お疲れ様でした。
そしてご卒業おめでとうございます。

その他印象に残ったページ

一言ずつですが触れさせてください。

◆STAGE写真
星組「Eclair Brillant」ひっとん(舞空瞳)の驚異的な身体能力がプロローグの姿勢といい「パリ~恋する風の煌めき~」の軽やかなジャンプといいよくわかります。

中詰のあーちゃんは金髪ロングのウェーブヘアですが、ヴィスタリアが東京で観劇したときはスタイリッシュな黒髪ボブでしたが、あーちゃんのショートヘアが観られてよかったと思いました。

月組「ON THE TOWN」はヴィスタリアは1月に国際フォーラムで観劇し夏の梅芸は遠征できなかったのですが、美園さくらちゃんが相当絞ってスリムになったことをあらためて実感しました。

黒と緑のミニドレスの手脚の細さにちょっと心配になると同時に筋肉がちゃんとついているなあと感嘆します。

◆Special Portrait 芹香斗亜
「オーシャンズ11」ではラヴェンダー色のテラテラのオシャレなスーツでキメていたキキちゃんは真っ白のスーツで登場です。

キキちゃんの白い美肌と爽やかな笑顔とシチュエーションがまぶしいですし、はみだしSHOTも楽しそうに弾けていて魅力的だと思いました。

◆SIDE SHOT SELECTIONと雪組生FNS出演
雪組「壬生義士伝」貫一郎/望海風斗の表情に舞台を思い出して涙が出そうになります。

斎藤一/朝美絢の隊士時代のギラついた目と明治維新以降の生き残ってしまった者の虚無をまとった寂しさが印象的です。

このコーナーは衣裳の着こなしや見せ方の技術がモロに出ると思っているのですが、ショー「Music Revolution」の黒燕尾は舞台で目を奪われた凪様(彩凪翔)の立ち方、肩と顔の角度などがやはり美しいと思いました。

もう2ヶ月も前のことになりますが「2019うたの夏まつり」に出演した雪組生14名の集合写真があるのですが、だいきほを中心にそろった精鋭メンバーに「完全無欠とはことことだ」と思いましたし、
凪様InstaGRAPHの男役さんたちが並んだショットには手脚の長さ、スタイルのよさに見惚れます。

◆横浜アリーナ公演ルポ/レポーター瀬戸かずや
レポーターのあきらさん(瀬戸かずや)にお礼を言いたいです。
だってみりおちゃん(明日海りお)はなちゃん(華優希)をはじめ「恋スルARENA」メンバーの楽しそうなショットをたくさん見せてくれたんですもの。

そしてものすごくかっこいい「F4」を見せてくれて、ありがとうございます。
花組で大注目しているホッティー(帆純まひろ)が本当にかっこよくて、いつか舞台でこんな役が観られたらいいなあと夢見てしまいます。

来月号はみりおちゃん(明日海りお)のサヨナラ特集号です。
本公演もGRAPHもトップの卒業が続いて寂しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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