こんばんは、ヴィスタリアです。
４月25日以降の舞台は、宝塚歌劇はどうなるのか
劇団のサイトにお知らせが出ました。
4月24日（土）の宝塚歌劇公演について
宝塚歌劇では、現在、政府や自治体等による新型コロナウイルス感染拡大予防のためのガイドラインやイベント開催制限を遵守するとともに感染予防対策の強化に取り組み、公演を実施しております。
今後の公演実施につきましては、今般の政府による緊急事態宣言の発出、ならびに これにともない自治体から発出される新たなイベント開催制限の内容を踏まえて決定いたしますが、
4月24日（土）の以下公演につきましては、予定通り公演を実施いたします。
なお、4月25日（日）以降の詳細につきましては、決定次第、改めて当ホームページにてご案内いたします。
あらためての発表を祈るような気持ちで待ちます。
緊急事態宣言は現在4月25日～5月11日が想定されていますが、
この間にどれだけの大切な公演があるかを考えると、１回１回の舞台が唯一無二であることを思うと胸が潰れそうです。
宝塚大劇場は花組「アウグストゥス／Cool Beast!!」で
はなちゃん（華優希）、あきらさん（瀬戸かずや）の退団公演中なのに…千秋楽は５月10日なのに。
バウホールは宙組「夢千鳥」が上演中で、
梅田芸術劇場の宙組「ホテル スヴィッツラ ハウス」は短い公演期間が丸被りです。
東京宝塚劇場は星組「ロミオとジュリエット」B日程が千秋楽を迎えるのに…。
多くのOGさんが出演中のエリザベートガラコンサートも25日以降の公演についてアナウンスがありました。
別の用事があって視聴を諦めていたのですが、あれやこれやと調整して明日24日のライブ配信を見ることにしました。
目と心に焼き付けます。
宝塚歌劇団は一つのカンパニーで専用劇場もあってリスケジュールがしやすいですが、
ガラコンサートはリスケジュールなど到底できないのではないでしょうか。
振替もなく休業要請に従って公演中止ということになれば24日が千秋楽になってしまう可能性もあります。
無観客ライブ配信があるとしても、観客は舞台の最後の１ピースだと思っているので、
通常の公演と完全に同じものにはなれないと思うのです。
たとえ無観客でも映像で見られるだけいいのか、
それが少しでも収益に繋がるならいいのか…即答はできません。
宙組「シャーロック・ホームズ」ポスターが美の極み
宙組「シャーロック・ホームズ－The Game Is Afoot!－／Delicieu!-甘美なる巴里-」のポスターが発表になりました。
こういうポスター待ってました！と悲鳴をあげたいくらい美しくて、物語に惹き込まれそうで
霧深いロンドンのどこかあやしげな空気さえ漂っているようです。
ゆりかちゃん（真風渦帆）の端正さと色気と大きな手がもう…かっこよくてたまりません。
鎖で捕らえられているのか、なにかを捕えようとしているのか想像を掻き立てられます。
かのちゃん（潤花）のアイリーン・アドラーは美しくてどこか冷たくて、
いままでとは違う、かのちゃんの新たな魅力の開花を予感し期待せずにいられません。
天性の華やかさとぱっと明るくなる笑顔が印象的ですなかのちゃんですが、
もっと違う役や雰囲気の方がハマるのでは？と思っているんです。
そしてキキちゃん（芹香斗亜）は悪や罪といったイメージよりも
したたるような色気の濃さにどきどきしました。
生田先生は舞台にとどまらずポスターにも美学とこだわりがあって、
いつも期待以上のものを見せてくれて大好きです。
絡み合う鎖と３人の手に公演解説の文章がうんと練られていることを確信しました。
稀代の名探偵、シャーロック。その宿敵となるジェームズ・モリアーティ教授。
ただ一人、シャーロックの心を動かした「あの女」、アイリーン・アドラー・・・
「罪を追う者」。 「罪に生きる者」。 そして、「罪を背負う者」・・・
「罪」によって分かち難く結ばれた三人のキャラクターの描き出す幾何学模様（トライアングル・インフェルノ）！
宝塚歌劇のポスターで３人の身体が触れ合っているというのは非常に珍しい構図ではないでしょうか。
そして～～サー・アーサー・コナン・ドイルの著したキャラクターに拠る～という副題がいつの間にか増えていることにポスターを見て気づきました。
最初はタイトルに（仮）と入っていましたが、この長いタイトルに着地したのですね。
生田先生のことですからきっと意味のある、外せない副題なのでしょう。
今日のポスター発表を劇団のInstagramがアップしてくれています。
公演ポスターのタイムリーな更新は初めてではないでしょうか。
せっかく”映え”が命のInstagramというSNSにアカウントがあるのですから
宝塚歌劇というこの世で唯一無二の美を積極的に発信してほしいです。
公式SNSにアップされることで画像の無断転載も減るのではないでしょうか。
（できれば公式サイトをtwitterに引用したときも画像が出るようになるといいなあと思っています。
キャトルレーヴオンラインは今年に入ってから物によっては商品画像が表示されるようになったように）
月組 風間柚乃満を持してのバウ初主演は谷正純の新作
なかなか発表にならないなあと気を揉んでいた月組博多座「川霧の橋／Dream Chaser」と同時期の別箱公演が発表になりました。
月組公演
■主演・・・風間 柚乃
◆宝塚バウホール：2021年10月7日（木）～10月18日（月）＜一般前売：2021年9月4日（土）＞
座席料金…全席5,500円
バウ・ミュージカル『LOVE AND ALL THAT JAZZ』
作・演出／谷 正純
ナチス政権下で退廃音楽として禁止されたジャズを愛し、ユダヤ人の娘を護る為に命を懸けて戦ったドイツ人ジャズピアニストを主人公に、時代を覆う閉塞感に敢然と立ち向かう若者の姿を、ジャズの名曲に乗せて描くミュージカル作品。
第二次世界大戦下のベルリン。かつてジャズの生演奏で欧州中にその名を轟かせたキャバレー「レベル」では、ジャズピアニストでもあるルーカスが、父から受け継いだ店を一人護り続けていた。
ある時、店へ逃げ込んできたユダヤ人の娘レナーテを気まぐれに匿ったことで、ルーカスの運命が動き始める。
ジャズの演奏すら禁止される祖国の歪んだ現状に反発し、突如レナーテと共に自由に生きられる国へ旅立つことを決意。
偽造屋から身分証を入手したルーカスは、かつて同じ音楽院で学んだ友人でもあるナチス親衛隊ゾマー少尉の猛追を受けながらも、
仲間のミュージシャンが集うパリ、そして彼女の祖父が住むカナダを目指して旅を続ける。
そんな彼らを待ち受けるものとは……。
おだちん（風間柚乃）が満を持してのバウホール初主演です。
おだちん、おめでとうございます！
最近「谷貴矢先生のお仕事が続いているけれど谷正純先生の次のお仕事はいつかしら…」と思っていたところでした。
雪組「fff／シルクロード」でご卒業されたのぞ様（望海風斗）やひーこさん（笙乃茅桜）のインタビューなどで
谷正純先生の厳しいお稽古のことをたくさん耳にしたからかもしれません。
谷正純先生のオリジナル新作を主演のおだちんはもちろん芝居巧者が揃う月組さんで上演されるのがうれしいです。
あらすじを読むとドラマがおもしろそうで、一方で皆殺しの谷という通称をが頭に浮かびました。
先生、その点についてはお手柔らかにお願いしたいです…。
2021年の宝塚歌劇は宙組「ホテル スヴィッツラ ハウス」、月組「LOVE AND ALL THAT JAZZ」と
第二次世界大戦下の作品が並びます。
コロナ禍の緊急事態宣言や自粛など個人の生活、自由、経済活動や文化芸術活動が制限される日々が
リンクしているのかな……と感じています。
発表された公演が無事に上演でき、安心して観られることを祈ります。
読んでいただきありがとうございました。
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