おはようございます、ヴィスタリアです。
愛月ひかる様の組替えのショックから抜け出せずにいます。
このショックについては近日中に記事にしたいと思っていますがまだまとめきれないので、今日は月組初日ということで先に形になった記事をアップすることにいたします。
今日、月組が東京宝塚劇場「エリザベート」初日を迎えます。
月組のみなさま、卒業される愛希れいか様、憧花ゆりの様、おめでとうございます。
大千秋楽まで誰一人欠けることなく、無事に舞台に立たれることを祈っています。
目次
劇団が当日券について「お願い」を発表
チケット難公演「エリザベート」の初日を前にしてのことだと思いますが、劇団から当日券についてこんな内容のお願いが発表されました。
当日券をご購入いただくにあたり、深夜から徹夜でお並びいただくことは、お客様の安全や防犯を確保できないほか、近隣のご迷惑にもなりますので、ご遠慮下さいますようあらためてお願い申し上げます。
また、当日券整列の際、長時間列を離れますとお並びいただいていないものと判断させていただく場合がございますので、予めご了承下さい。
ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
引用元:https://kageki.hankyu.co.jp/news/20181017_001.html
当日券に並ぶのは何時からか?
これは人によって考え方は違うでしょうし、「深夜から徹夜で」とはっきり時間が明記されていないので如何様にも解釈ができてしまいます。
ヴィスタリア自身が当日券に並ぶとしたら、現実的に可能かつ自分のポリシーとして「始発で行って並べる時間」から並びます。
しかしこうやってわざわざ劇団から改めてお願いされるということは「エリザベートの当日券は始発で行っても取れないかもしれない」と思いました。
電車以外のアクセス方法で始発より早く劇場に着くことが可能な人だっておいででしょうし、日比谷で夜を明かすことだってできます。
近くのホテルをとる、インターネットカフェ、カラオケ、コンビニのイートインで時間をつぶすなど、徹夜をする場所が劇場から少し離れるだけです。
ファンからのお願い1 当日券を抽選販売にしてほしい
当日券が先着順である以上、徹夜あるいは始発前から並ぶ人をこうしたお願いだけで止めるのは難しいのではないでしょうか。
そして宝塚の、とりわけ人気公演の当日券は先着順がふさわしい販売方法なのでしょうか。
ヴィスタリアは当日券の窓口抽選販売を導入してほしいと思います。
たとえば開演1時間前までに窓口に並んだ人で抽選を実施するというものです。
外部の舞台でそういった方法をとっている公演もありますし、身近なところで言うと今年の春バウホールでおこなれた超人気OG公演はその方法を採用していました。
千秋楽などの特別な公演の当日券は専用ダイヤルで前日受付ですが、この方法だとダイヤルの受け手の人員を毎日割かなければいけないですし窓口よりコストが余分にかかるような気がします。
千秋楽・新人公演・サヨナラショー実施公演
公演日の前日朝10時より、東京宝塚劇場公演当日券専用ダイヤル(TEL.0570-05-9500)にて、ご購入の順番を電話受付し、受付時にお伝えした順番で、当日券をお買い求めいただきます。取扱いは基本的に立見券となります。
詳細はニュースにてご案内いたします。
窓口抽選であればスタッフの数はいまと同じすむでしょうし、当日券の権利を持つ人が来なくて空席になることも避けられるのではないでしょうか。
そしてこれはオプションですが、ハズレ券○枚(3枚とか5枚とか)でアタリ券と交換できるようにしたらいかがでしょうか。
(これは友の会のチケット抽選についても思います。)
舞台ではないのですが抽選で人気、倍率が高いというと東京マラソンが思い浮かびます。
報道によると東京マラソン2019の抽選倍率は12.1倍だそうですが、ハズレ続けている人は何年も何年もハズレ続け、一方で抽選で何度も当選している人もいるそうです。
検索すると「東京マラソン 抽選 不公平」などというワードがでてきます。
海外の人気のマラソン大会ではハズレ券が3枚集まると次の年は必ず当選する仕組みを取っているところがあるそうです。
そうでもしないとおそらくですが、10年以上走れない人が出てしまうのでしょう。
ハズレ券○枚とアタリ券の交換はオプション的な提案ですが、宝塚の人気が高まり続けているいま、当日券の抽選は導入する時期に来ているとヴィスタリアは思います。
ファンからのお願い2 チケット転売防止に本腰を入れてほしい
劇団としてチケット転売防止に本気で取り組んでほしい、なによりもこれに尽きます。
なぜ深夜から当日券に並ぶかといえば、チケットが取れないからではないですか。
そして公演を見たいファンはたくさんいるのに、あるいは「宝塚ってどんなものかしら。ちょっと見てみたい」と思っている潜在的なファンもたくさんいるでしょうに、人気公演のチケットを正規の価格で取るのはたいへんです。
にもかかわらず多くのチケットが定価以上の値段で転売されています。
転売防止策がきちんと取られて、本当に舞台を見たいファンの手にチケットが行き渡るのであれば当日券に関してこういった「お願い」をする状況も解消されるのではないでしょうか。
友の会についてサイトで「宝塚友の会は、宝塚歌劇を心から愛する方々のための会員組織です」と謳われていますが、本当に愛していたらチケットの転売をしますか。
転売可能だから転売を目的に入会している人だっているのではないですか。
そして劇団はSS席を当日発券にしたことで転売対策がなされていると本気で考えているのでしょうか。
チケットの転売はファンを疲弊させ、劇団を疲弊させる
ヴィスタリア自身がそうですがファンのチケットやグッズなど宝塚歌劇にかけられる予算には限りがあります。
限られた予算をどうしても見たい公演の転売価格のチケットに割けば、その分ほかの公演やグッズにかける予算は減ります。
正規の価格でチケットが取れれば予算を新たなチケットなりグッズなりに使うことができ、劇団も潤うことになるのではないでしょうか。
転売チケットがものすごい値段で売買されているのを見ると、 チケットの転売はファンも疲弊するけれど劇団を疲弊させることに繋がっているようにヴィスタリアは思います。
劇団の収入が増えればハードな公演スケジュールの見直しもでき、相次ぐ生徒さんの休演も防ぐことにも繋がるのではないでしょうか。
「エリザベート」のチケットが取れないあまりに熱く語ってしまいましたが、なぜこうした「お願い」が必要になったのか背景から考えるべきではないかと思ったヴィスタリアでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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