観劇の感想

雪組「20世紀号に乗って」が最高に楽しかった

こんばんは、ヴィスタリアです。

先日雪組東急シアターオーヴ「20世記号に乗って」に乗車してきました。

3階席センターで手摺が邪魔だった以外は舞台全体がよく見える席でした。

例によってヴィスタリアの独断と偏見、偏愛に満ちた感想です。

たった1回の乗車しただけの上に楽しくて笑いすぎて感想をきっちり書けるか怪しいのでさらりといきたいと思います。

雪組の実力が発揮された海外ミュージカルは抱腹絶倒のコメディ

ヴィスタリアの乗車券はB席(3,000円)だったのですが、あまりにおもしろい上にレベルが高くて「本当に3,000円でいいのかしら」と思うほど楽しい舞台でした。

とにかく笑って笑って笑いました。
それもクスクス笑いではなく、声を上げて笑うのをこらえきれない、劇場中あちこちで笑い声が弾けているというくらい笑いました。

たまに笑いを誘うところがあるのではなく、ほとんど全編笑いっぱなし。

雪組の芝居心を、たしかな演技力を見たと思いました。

ついこの間まで涙なしには見られないミュージカル「ファントム」を見せてくれていた雪組なんですよね。

雪組は悲劇も喜劇もいいですね。

そして演技、ダンス、歌のクオリティの高さはもちろんのこと、セリフの聞きやすさといった基本的なスキルもすばらしかったです。

オスカー・ジャフィ/望海風斗

髭のイケオジなだいもんでした。
ダブルのスーツがかっこよかったです。

歌はもちろん、演技もうまくてたくさん笑っちゃいました。
こういう勢いで世の中を渡っていく男いるいる、と自然に思えるうまさでした。

だいもんのコメディを初めて見て、「ドン・ジュアン」のような激しい役、「ファントム」のような繊細や役が似合うというイメージを持っていたのですが、見事に裏切られました。

だいもんはなんでもできて、悲劇も絶品だけれど喜劇も絶品でした。

劇の最後で仰向けに倒れたオスカーがリリーに手を伸ばすところがありましたが、これは「ファントム」のオマージュでしょうか。

ほかにもそういう、過去の作品へのオマージュが散りばめられていそうです。

リリー・ガーランド真彩希帆

ハリウッドの大女優の押し出しの強さ、ブロンドやこの時代のファッションがまあやちゃんによくお似合いでした。

プログラムを見るとメイクなどよく研究されているなあと感心しきりです。

数々のナンバーがありますが「ヴェロニク」のパワフルさが強く印象に残りました。

まあやちゃんのトップ娘役になってからの役で一番好きかもしれません。

ブルース・グラニット/彩風咲奈

正直に言うなら、さきちゃんは「ひかりふる路」の映像、そして「凱旋門」を見たときは演技でもう一歩深く表現してほしいと思うことがありました。

しかし「ファントム」のキャリエールに目を見張りました。
明らかに数段ステップアップし、トップスターと渡り合う2番手スターさんたと思ったのです。

そして今回のブルース役もかっこいいとは言えない役どころですが存在感がありました。

滑稽な大根役者、三枚目を体当たりで演じていました。

一つひとつの仕草、動きがおもしろくて笑わせてくれました。

フィナーレのダンスもとってもかっこよかったです。

フラナガン/彩凪翔 男役の美学

特急20世記号のポーターたちが踊り歌う中に車掌フラナガンの凪様が登場すると空気が変わるのを感じました。

ダンスの技術そのもの、歌の技術そのものといったことではなく、凪様は男役としての見せ方を知っていてそれに魅了されずにいられないのだと思いました。

男役の芸ーー 男役10年というけれどそこから先の「この人にしかできない」男役の美学のようなものを凪様に感じました。

劇中もフィナーレもタップダンスが多かったですがただタップがうまいのではなく、タップでどうすてきに見せたいか、それがうまかったです。

レティシア・プリムローズ/京三紗

歩き方、立ち居振る舞いが老婦人にしか見えません。
お年を召されて膝から下が湾曲気味になってしまったご婦人の歩き方そのものでした。

本当にこの背中の曲がり具合、歩き方だったかしら?と思うほどで舌を巻きました。

演技、歌もすばらしくて、京三紗さんがこの役を演じられなかったら作品は全く別のものになってしまっていたのではないでしょうか。

これからも各組の舞台でのご活躍を楽しみにしています。

オーエン・オマリー/朝美絢とオリバー・ウェッブ/真那春人

あーさ(朝美絢)は呑んだくれの軽い男なのですが、色気がありますね。

あーさを劇場で見るたびに1人発光しているようなオーラを感じます。

スーツ姿もかっこよくてちょっと「メランコリック・ジゴロ」を見てみたくなりました。

まなはるくん(真那春人)は演技がものすごくうまくて雪組に欠かせない男役さんだと思いました。

ハプニングとアドリブ

ところでヴィスタリアが観劇したときにちょっとしたハプニングがありました。

20世記号のブルース/彩風咲奈とリリー/真彩希帆の特別室にボーイがシャンパンやキャビア、オリーブを載せたお盆を運んでくるところで盛大にお盆をひっくり返す勢いでこぼしてしまったのです。

まあやちゃんは着替えるために特別室を出るとき 「キャビア残念だったわ」と一言さらりとアドリブを入れておいででした。

さきちゃんはどんなふうにアドリブを入れるかしら?と思ったら、そのあと姿見に向かってナルシスト的に身だしなみをチェックするところで ナルシスト的な仕草でオリーブを一つひとつ拾ってお掃除していました。

もう一つハプニングがあり、この少し後でだいもんが 盛大にセリフを言い間違えていました。
客席は笑っていました。

カーテンコールの挨拶でだいもんは 「初めての18時30分発車で私も含めて、ちょっと様子がおかしかった」と言っていました。

とにかく最高に楽しくレベルの高い舞台でした。
1回だけですが乗車できてよかったです。

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POSTED COMMENT

  1. うみひこ より:

    ヴィスタリアさん
    はじめまして。私も同じ回を観劇しました。木曜夜ですよね。やはりあのお盆ひっくり返しはハプニングだったんですね。ボーイさん役の人が平然としていたので、もしかして予定されたネタ?と思ってしまいました。望海さんの言い間違えは分かりました。

    しかし真彩さんすごしです。明らかに主役だと思いました。歌や演技だけでなく真ん中感ありまくりで、舞台を制圧してました。ブロードウェイでも通用するんじゃないかなと。
    あとこの演目、彼女のためのチョイスだったのかなとさえ思いました。一方、他の娘役さんの出番が少なくて気の毒でした。朝月さんもほとんどセリフが無かったような。

    • vistalia より:

      うみひこさん

      はじめまして。
      コメントありがとうございます。

      私は一回限りの観劇ですが、お盆がひっくり返ったときの周りの方の悲反応でアクシデントなんだろうなと思いました。

      そして真彩希帆ちゃん、うみひこさんの仰るようにすごかったですね。
      ナンバーは多いですし、また真彩ちゃんの歌がすばらしくて。登場シーンも女優となってからのコミカルさもおかしくて笑いました。

      今回存在感、押し出しの強い役を生き生きと演じた真彩ちゃんが次の「壬生義士伝」ではどんな舞台を見せてくれるのか楽しみにしています。
      押すだけでなく引く表現が見られるのでは?とも思っています。

      そして本当に娘役さんの役が少ないのは残念ですね。

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