考えたこと

発表!ヅカバナのヅカデミー賞2018

こんにちは、ヴィスタリアです。

先日予告しましたヅカバナのヅカデミー賞を発表します。

予告の際に年内に発表すると宣言したもののなかなか書く時間がとれず間に合わないかもしれないと焦っていたのですが、なんとかまとめることができました。

これで安心して年が越せます。
そして自分で書き上げるまでは各ブログ様の2018年の振り返りや大賞の記事が読めないでいたので、これからゆっくり拝読しようと思っています。楽しみです♪

発表!ヅカバナのヅカデミー賞2018

エントリー作品はヴィスタリアが2018年に観劇(ライブビューイング ※LV含む)した13作品です。

花組「ポーの一族」※LV
月組「カンパニー/BADDY」 2回
宙組「天は紅い河のほとり/シトラスの風」 1回
月組「雨に唄えば」2回とLV
雪組「凱旋門/Gato Bonito!!」 1回
星組「ANOTHER WORLD/Killer Rouge」 2回
星組「サンダーボルトファンタジー/Killer Rouge」 1回
花組「MESSIAH/BEAUTIFUL GARDEN」1回
月組「エリザベート」 2回とLV
宙組「白鷺の城/異人たちのルネサンス」 1回
花組「蘭陵王」 1回
花組「Delight Holiday」※LV
雪組「ファントム」※LV

観劇回数は19回でした。
これに外部の舞台が4回(「トロワ・バイオレット」「君の輝く夜に」「タイタニック」「モーツァルト!」)なので合わせて23回でした。

来年はもう少し増えるかもしれませんが、基本的に1〜3回/1公演くらいのマイペースは変わらないかと思います。

芝居部門「蘭陵王」まっすぐで美しい言葉たち

芝居は良作が多く迷いましたが、 完全オリジナルであること、再演を期待したいことから木村信司先生の「蘭陵王」を選びました。

「ANOTHER WORLD」もメッセージ性がよくて楽しい舞台でしたが、べにーさん(紅ゆずる)のキャラクターあってこその作品で、再演を望むか?という点で受賞には至りませんでした。

なお原作ありのものでは「ポーの一族」がよくぞこういう形でまとめて舞台にしてくださったと思います。

「蘭陵王」は脚本を読みたいですし映像で見直したいのですが、ル・サンクは出ないしセル化しないんでしょうか。

「与えられたつもりが奪われていた」――虐待を受けてた子どもたち(蘭陵王/凪七瑠海と洛妃/音くり寿)が必死で生き、「生きたい」「(この人を)愛したい、愛している」と自らの心と自由に生きることを勝ち得るストーリーは、 新しい宝塚だと感じました。

ラブストーリーにこれほど主演の男役と娘役の生き方、自我が関わっている作品は宝塚では珍しいのではないでしょうか。

「美しかったが、悪いか」とファンをざわつかせた(?)ポスターのコピーがまさか重要なセリフとして登場するとは思っておらず、とても驚きました。

このセリフにこめられた蘭陵王の「これが私なのだ。私は私だ」という自身の生きてきた道を肯定する強い思いはヒリヒリと痛いくらい響きました。

高緯/瀬戸あきらの演技力、実力を引き出した名場面、語り部/京美紗の名演、考え抜かれた舞台装置、東儀秀樹氏の音楽のすばらしさも受賞の理由となりました。

また蘭陵王と洛妃がたどりついたハッピーエンドのほのぼのした幸せにもときめきました。

宝塚のオリジナル作品の魅力はあて書きにあると思うのですが、カチャさん(凪七瑠海)、おとくりちゃん(音くり寿)、アキラさん(瀬戸あきら)の魅力を存分にひきだし「この生徒さんたちで見ることができてよかった」と心から思いました。

ジョーバとか光るヌンチャク、そしてときどきずれて聞こえる戦闘の効果音、なぞの「はばかりながら申し上げます」など、??と思う場面もあるので、これらはブラッシュアップしてしかるべき生徒さんで再演を熱望します。

ショー部門「BADDY」賛否両論を巻き起こした”新しい”ショー

ショー部門は上田久美子先生「BADDY」が満場一致で選出となりました。

ストーリー仕立てで宝塚のショーの型を利用しながら新しい見せ方を提示した「BADDY」はまさに賛否両論を巻き起こしましたが、ヴィスタリアは賛成派です。

この作品を観劇したことでヴィスタリアは10数年ぶりにヅカファンに復帰し、美弥るりかちゃんと衝撃的 に出会えることができました。

CDもBlu-rayも買って何度リピートしたかわかりません。
クセになるんですよね、「BADDY」って。

音楽がオリジナルが多いように思いますが、調べられていませんが全編オリジナルでしょうか。
また振付ではトップコンビのデュエットダンス、「怒りのロケット」など後世に伝えたい名場面があったことも評価の対象となりました。

特に トップコンビのデュエットダンスは夢々しい美と愛以外の激しい愛を見せてくれました

いつのまにか恒例のようになっているデュエットダンス後の一呼吸おいて→トップコンビが一礼して→拍手→トップコンビが捌けるという、なぞの儀式がなかったのも好印象でした。

ヴィスタリアはこのデュエダン後の一礼はいらないと思っているのです(お披露目公演とか特別な場合はあってもよいかと思いますが)。

この公演で退団されたとしさん(宇月颯)とわかばちゃん(早乙女わかば)のデュエットの場面を作ってくれたこともよかったです。

主演男役賞 明日海りお様「ポーの一族」「Delight Holiday」

昨日も1月のスカステについて「ポーの一族」について書いたので繰り返しになりますが、 みりおちゃん(明日海りお)のエドガーのこの世のものとは思えない美しさ、再現度の高さ、永遠に少年として生きる孤独の表現にはなにか、神がかり的なもの――エドガーの魂が憑依しているのではないかと思いました。

そこにエドガーがいる、萩尾望都氏の作り出した美しきヴァンパネラがいる、とみりおちゃんを見て思いました。
 
この魂が乗り移ったとしか言えないような、奇跡を目撃したと思わせてくれた熱演が受賞の理由です。

またトップスターとして、たしかな実力と愛されるお人柄で組全体を引っ張っていることも受賞理由の一つです。

「Delight Holiday」の最高の楽しさと初の舞浜アンフィシアター公演の成功はこのみりおちゃんの花組での在り方が欠かせないものだと感じました。

主演娘役賞 愛希れいか様「エリザベート」「BADDY」新しきトップ娘役

退団公演となった「エリザベート」の演技が受賞の最大の理由です。

自由と自立を求め、誰にも寄り添わないエリザベート/愛希れいか(月組LV感想)こんばんは。ヴィスタリアです。 前回の記事の続き、今回はちゃぴちゃん(愛希れいか)のエリザベートについてです。 自由と自...

大劇場千秋楽のLVを見た際にちゃぴザベーとについて書いた記事です。
その後東京で2回観劇しましたが、ちゃぴちゃんのエリザベートについて思ったことはこのLVから変わりありません。
(その日の演技の違いなどは感じますが)

一つひとつのセリフ、仕草、表情が演技力に裏打ちされており、「私だけに」の歌唱は感情が昂り気絶するシシィそのものだったと思います。

自由と自立を追求し続け、自我を確立し貫こうとしたちゃぴちゃんのエリザベートは、たま様(珠城りょう)のトートとるりかちゃんのフランツ・ヨーゼフの2人の男の愛の対立をよりクリアに際立たせ、いまの月組「エリザベート」の世界を確固なものとしたのではないでしょうか。

またショー「BADDY」のグッディも最高にキュートでかわいくて、ショースターとしてのちゃぴちゃんの魅力を最大限に発揮したことも受賞の理由です。

「怒りのロケット」のキレキレのダンス、上気した息づかいと怒りを鎮めようとしながら、まるで見得を切るような燃える瞳で捌けていったグッディのこと、忘れません。

グッディにしてもエリザベートにしても ちゃぴちゃんは男役に寄り添うことだけが男役を魅力的に見せる娘役ではないという、新たな娘役の道を拓いた稀有なトップ娘役だったとヴィスタリアは思っています。

この道に続く娘役さん、そして外の世界へと飛び立ったちゃぴちゃんの活躍を心から楽しみにしています。

助演男役賞 七海ひろき様「俺の名前は殤不患!」

「ANOTHER WORLD」喜六、「サンダーボルトファンタジー」 殤不患(ショウフカン)様の名演が受賞理由です。

お兄様の芝居の好きなところはセリフを喋っていないときの演技、喜六にしても殤様にしてもその人物がそのまま、本当にそこにいるように演じていることです。
喋っていないときでも動き、表情に目をひかれて気がつくと見ているということがよくありました。

特に「サンダーボルトファンタジー」は原作での殤様の描かれ方から「実質的な主役ではないのか」と思うこともありました。

お兄様は最高にかっこよかったです。

るりかちゃんの「BADDY」スイートハート、「雨に唄えば」コズモ、「エリザベート」フランツ・ヨーゼフもすばらしく、最後までどちらか悩みました。

しかし今年は七海ひろきのお兄様を表彰させてください。

助演娘役賞 海乃美月様”もう一人の”エリザベート

「エリザベート」のもう1人のエリザベート、ヴィンディッシュ嬢の演技により、うみちゃん(海乃美月)が受賞となりました。

月組「エリザベート」は芝居の月組らしい新しい「エリザベート」を見せてくれました。
心を動かされて感想を何記事も書きましたが、 うみちゃんのヴィンディッシュ嬢はどうしても言葉にすることができないんです。

なぜかはわからない、うまく言葉にできない、なのに見るたびに涙がこぼれて仕方ない、涙が止まらなくなってしまう、それがうみちゃんのヴィンディッシュ嬢でした。

これはこのまま、うみちゃんの魅力的かつ至高の謎として言葉にしないままにしておこうとヴィスタリアは思っています。

2019年のラインナップの約半分が発表されていますがどんな舞台、生徒さんに出会えるでしょうか。

来年も宝塚歌劇を楽しく見られる一年でありますように。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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