おはようございます。ヴィスタリアです。
雪組彩凪翔様 観劇する度に好きになっていった
好きな生徒さんにはいろいろなタイプといいますか、好きになる経緯はいろいろあると思っています。
1.一目惚れ
2.観劇やインタビュー・ポートなどに触れるたびに少しずつ好きになる
3.自分のなかにある「こういうタイプの男役さん、娘役さんが好きになりがち」という基準やパターンにひっかかる
4.観劇するといつも目が離せなくて「これは好きなんだな」と気づく
一目惚れの場合は在団中・退団後問わずファンクラブに入ることが多いです。
2つめの少しずつ好きになるはカイちゃん(七海ひろき)でそうで、じわじわと好きになりサンダーボルトファンタジーがあまりにもかっこよくて特別好きな男役さんになりました。
3つめの基準やパターンに引っかかるのは、1つ例を挙げるなら自分の場合、面長で頬骨が美しくて頬がそげている(あるいはそげたら線が入りそう)な男役さんを好きになりがちです。
筆頭は永遠の贔屓ヤンさん(安寿ミラ)で、
現役の生徒さんだとさきちゃん(彩風咲奈)の頬骨とKABUちゃん(朝水りょう)頬骨と削げた頬が好きです。
4つめの観劇するといつも目が離せなくて「これは好きなんだな」と気づくのは、いましょうくん(彩凪翔)にもっとも強く思っているかもしれません。
雪組を見るといつもしょうくんに目を奪われ心を鷲掴みにされ、息をつめるようにして見ている気がします。
贔屓あるいは特別好きな生徒さんのいる組はその生徒さんに注目して観劇することもありますが、雪組は舞台全体のレベルが高いので箱推しといいますか、全体を見て楽しむスタンスでいるのに、です。
「20世紀号」フラナガン
「壬生義士伝」土方歳三に「Music Revolution!」のガウチョに黒燕尾
「ハリウッド・ゴシップ」のジェリーと劇中劇「サロメ」ヘロデ王、
「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」ジミー。
登場するだけで場面を一気に引き締め劇場の空気を塗り替え、ショーではご自身の男役の美学を見せてくれるしょうくんに見入ってしまうのです。
そんなしょうくんの男役道がスカイステージで再放送されたので心して見ました。
これがもうすごかったです。心の準備が足りませんでした。
盛り沢山のお話のなかで特に印象的だったことについて書いています。
彩凪翔くんのウィンクの極意
雪組男役3人あきくん(叶ゆうり)・るいくん(眞ノ宮るい)・あみちゃん(彩海せら)の質問に答えているのですが、
凪様のウィンクがすごすぎてテレビの前で心臓が止まるかと思いました。
三者三様の凪様のウィンクに被弾したエピソードが報告されると「そんなにウィンクしているかな。無意識かな」と言いながら、
無意識というにはあまりに罪深いウィンクの極意を明かし披露してくれているのです。
こっちを見てくれているなというときはアイコンタクトのように、”あなたを見ています”というふうにやっている。
二階は遠いから”ちゃんと見えてますよ”という意味でしたりする。
“そこのあなたですよ”と指を差してからウィンクをして、その後のお客さんのリアクションを見て、笑うとか。
そうするとすごく遠いのに舞台と客席でアイコンタクトができるのを楽しんでいる。
いやー、すごい。これ客席で被弾した方の心臓は大丈夫なんでしょうか。
自分だったら瀕死の重傷を負いそうです。
このお話はお兄様(七海ひろき)の男役道でのウィンクを同じ流れを感じました。
ウィンクが単体で存在するではなく前後の流れがあり、そりゃあお客様もファンも夢中になるのも納得です。
しょうくんの男役道全3回の締めくくりはハットの被り方だったのですが、ここにも被る前の仕草などの流れがあり、
なぜしょうくんが舞台に出てくると空気の色が変わるような印象を受けるのかがわかったような気がしました。
すべてを言葉にするのは難しいですが余韻と間、流れている時間が長いということは言えそうです。
二階席のときはゆっくりウィンクしたり、あえて口を開けたりする。
ここで即座に「やらないけど」と言いながらるいくんには「ちょっとやってみて」と言うのがさすが。
しかもるいくんは自己紹介で歯のことをお話しているのに振るんだ、と思いながら見ていました。
いろんなレパートリーでやっているし、(中略)余裕があるときは右左使い分けてやっている。
しょうくんのウィンクのレパートリーと聞いて思い出すのが「ファントム」大劇場千秋楽フィナーレの左右ウィンクです。
銀橋を渡りながら左目でゆ……っくりウィンクして瞳が開いたと思いきや、そのまま繋がるように右目でウィンクをされたのです。
ライブビューイングで見ていてあまりの技とかっこよさに衝撃を受けました。
こんなウィンクの技が、男役芸があるのだとひれ伏しました。
また先日ヅカ友さんに「ラ・エスメラルダ」はすごくいいショーだから見たほうがいいと薦められて見たらしょうくんが音が出そうなくらいのウィンクを決めていて、つい巻き戻して二度見してしまいました。
「娘役さんと組んだら好きになってもらわなくては」
あきくんがこんな質問をされました。
ある上級生の娘役さんが”しょうちゃんと組むと好きになっちゃう“と言っていた。
自分も娘役さんにモテたいなと思うけれどあまり組んだことがなくて恥ずかしくなってしまう。
しょうくんの答えがまたすごかったです。
ほんまに好きになるしかないよね。
相手役さんに好きになってもらわなきゃいけない。そうやって思ってもらえたらいいなと思いながらやっているので、(娘役さんに)そう言ってもらえてうれしい。(中略)ラ・エスメラルダのときなど相手役さんが強気のときはドSで行く!
でもキスシーンとは優しくして、自分のなかでそういう流れを作るのが好き。
この娘役さんとの関わりはtwitterで見かけたコムさん(朝海ひかる)のものだという名言が頭をよぎりました。
男役として一番大切なのは舞台の娘役を本気で惚れさせること。 【朝海ひかる】
— 宝塚名言bot (@tkz_meigenbot) April 8, 2020
生徒さんにとっては仕事ですし舞台の上の虚構の世界ですけれど舞台の上で本気でそう思い思わせるからこそ夢が見られるのだと思いました。
(生徒さんに恋をしているという意味ではないですよ、念のため。)
ほかにもしょうくんの声の出し方、色気、手の見せ方、黒燕尾ですっと下を見たときの首筋の見せ方などのお話がありました。
首の筋はちょっと力を入れると立つ。
姑息やねん。でもそういうの考えるの好きやねん。
しょうくんの実演でほんのちょっとしたことなのに首筋が立つか立たないかで見え方が全然違うのがよくわかりました
今度から黒燕尾の場面は首筋にも注目します…というか注目せずにいられないでしょう。
男役を研究し続けるということ
最終回ではしょうくんがあみちゃん、るいくん、あきくんのいいところやアドバイスをお話されていました。
下級生にも学べるところはあり秀でたものを持っている子がいる。
そういうところや外のダンサーさんの踊りも見たり、全部取っていったらいいと思う。私も表情の作り方とか上級生の真似をしている。
取り入れるタイミングが来たときにそれを使えばいいと思う。
ありとあらゆるところに落ちているから取りこぼさず拾っていったらいいと思う。
アドバイスであると同時にしょうくんがどのように真摯に緻密に芸事に取り組み研究されているかがわかるお話でした。
次に雪組公演を観劇するときは最初からしょうくんに注目して観劇する自分がいそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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