おはようございます。ヴィスタリアです。
雑感ではありすが雪組「fff/シルクロード」の作品の内容に触れています。
望海風斗・真彩希帆の雪組の最後の初日によせて
今日は雪組「fff/シルクロード」が東京宝塚劇場で初日を迎えます。
初日おめでとうございます!
だいきほ(望海風斗・真彩希帆)率いる雪組の最後の公演であり
凪様(彩凪翔)、カリ様(煌羽レオ)、
ひーこさん(笙乃茅桜)、まちくん( 真地佑果)、
けんじ(ゆめ真音)、まれくん( 朝澄希)が卒業されます。
トップコンビだけでなく雪組を観劇するときに目と心を奪われずにいられないたスターさん、上級生も卒業され
雪組が大きく変わる節目の公演です。
どうか千秋楽まで無事に、舞台も舞台裏も客席も元気で健康に全日程を完走できますように。
そして緊急事態宣言が解除された際には早い段階で席数制限が解除され
舞台から満席の客席が見えるようになりますように。
1週間前にはこのような報道がありましたがどうかお願いしますよ。
静かなイベント、早期の収容率緩和も 専門家が意見:朝日新聞デジタル https://t.co/rmbUMeyvt1
— 朝日新聞大阪芸能班 (@asahi_Ogeinou) February 19, 2021
「fff/シルクロード」を宝塚大劇場の初日から日の浅いうちに1回だけ観劇したときは
「これは1回だけでは消化どころか咀嚼しきれない」と感じ、
感想もどう書けばいいのかとても悩みながら書きました。
その後NOW ON STAGEを見たり「ル・サンク」の脚本を読んだりプログラムを読み返した上で
大劇場千秋楽のライブ配信を見て、ようやく噛み砕くとともに味わうことができた気がしました。
のぞ様を愛するヅカ友さんが「fffとシルクロードで卒業なのが本当によかった」と観劇の感想を熱く語っていたことにも刺激されて、
上田久美子先生と生田大和先生がどこまで意図しているのかはわかりませんが、
「fffとシルクロードは不可分な2本立てなのでは」と感じたのです。
「fff」のクライマックスのルートヴィヒ/望海風斗が謎の女/真彩希帆の名前を見つけ、受け入れて歓喜の歌が組子たちで歌われる場面と
「シルクロード」の盗賊と宝石の場面は交換可能――とは言いすぎかもしれませんが、
通底するものは同じではないかと感じたからです。
謎の女/真彩希帆がナポレオンの銃を片手に静かに歌うことと宝石/真彩希帆が見てきた古今東西で人間が繰り返してきたものは通じますし、
ルートヴィヒ/望海風斗も盗賊/望海風斗も彼女を救います。
全組子が白い衣装でくるくる回り祝祭あるいは祈りのようなものをテーマにした場面は
ショーの後半の定番の場面ですが
それがお芝居のクライマックスに持って来られたというのも新鮮で興味深かったのもあります。
「fff」も「シルクロード」も歴史の中で人間が繰り返してきたことがテーマになっていて
フィナーレでは宝塚歌劇の世界で繰り返され受け継がれ、次の世代へと託されているものが描かれていることは
うねるような感動とカタルシスを生むと思いました。
のぞ様の黒燕尾で薔薇を背にしたポーズが
初舞台の月組「シニョール ドン・ファン」のトップスターリカさん(紫吹淳)と同じものであるを知ってその思いは一層強くなりました。
そんな「fff/シルクロード」を東京宝塚劇場という通い慣れた劇場空間で観劇したときに
どんな感慨をもって腑に落ちるのか、とても楽しみにしています。
大劇場で観劇したときが初日から日が浅かったこともあり舞台は進化も深化もしていることでしょう。
大劇場公演のうちは「まだ東京がある」と思っていたのがいよいよ最後の公演で
変化するものもあるでしょう。
受け継ぎ受け継がれていく宝塚歌劇の歴史の中で、だいきほの雪組の節目の公演の無事の大団円を心から祈っています。
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