こんばんは。
今日でようやく遠征が終わると思うとうれしいヴィスタリアです。
趣味なので楽しいは楽しいのですが、いろいろあったりしていまは休みたい気持ちがあります。
さて、お芝居に続いてショー「BEAUTIFUL GARDEN」の感想です。
「MESSIAH」に続いてショーもヴィスタリアは趣味に合わず、今回の記事はそういった感想に触れております。
目次
野口ワールドについていけない
のっけから申し訳ないです。
実は観劇する前からヴィスタリアは一抹の不安を感じてはいたのです。
なぜならNHK-BSで見た野口先生の「SUPER VOYAGER」の歌詞のセンスが気になって仕方なかったのです。
ぶっとんだ歌詞に「!?」となったり、気恥ずかしい歌詞やシチュエーションに落ち着かなくなってしまうかもしれない、どうか杞憂であってほしいと願っていたのが通じたのか、今回は歌詞はそれほど気になりませんでした。
しかし衣裳や音楽でどうしても気になるところがあり、野口先生のショーはあまり相性がよくないのかもしれないと思いました。
それでは場面ごとの感想です。
第1章 BEAUTIFUL GARDEN
幕が開く前の舞台面、劇場の空間に映し出された光の描く模様が美しいです。
舞台面が映像というのは珍しい気がします。
かれーくん(柚香光)ひきいる花男…ではなく蝶美男子(バタフライ)たちの登場で始まります。
黒髪のかれーくん、かっこよかったです。
そして踊りだすと華とオーラがすごいです。
スターさんがこれでもか!と出てきて正に百花繚乱のプロローグでした。
舞台の真ん中に円形の階段があるのですが、これがあるおかげで展開がおもしろくなったように思います。
ところでこのプロローグにお衣裳、みなさまはお好きでしょうか。
ヴィスタリアは美しさの一方でちょっとどぎついようにも感じました。
娘役さんは濃いピンク、男役さんは濃い紫の衣裳で、それぞれ白い扇を持っていると映えて美しかったです。
このピンクや紫が黒と組み合わされているからか、ヴィスタリアはこの場面は夜、夜の劇場ですとかクラブをイメージしました。
またゆきちゃん(仙名彩世)のすごいドレスも写真などで見て楽しみにしていたのですが、いざ実際に見てみると「すてき」よりも「すごい」が先行してしまいました。
かなり歩きにくそうに見えましたが実際はどうなんでしょう。
スカートからのぞくゆきちゃんのきれいな脚がより映えてそれは溜息ものでしたが、銀橋を歩くゆきちゃんを少しハラハラしながら見ました。
(A席から遠目で見たからそう見えただけかもしれません。)
第2章 百花繚乱-花美乙女-
ミツバチに扮したマイティー(水美舞斗)の笑顔が輝いていました。
ロケットがここに入ってくるのも新鮮ですが、マイティーがロケットの真ん中に入るとは思っていなかったので新鮮でした。
はなちゃん(華優希)とおとくりちゃん(音くり寿)もかわいかったです。
第3章 RAINY DAY GARDEN
かれーくん中心の場面です。
生き生きと踊るかれーくん、すてきでした。
そして一緒に踊るひっとん(舞空瞳)の笑顔の愛らしさと動きののびやかさが目を引きました。
少し上体をそるようにして、腕を伸ばして円を描くような振り(説明が下手ですみません)のとき、なんてのびやかに踊りなんて楽しそうに舞台に立つのだろうと思いました。
タンバリンをもったタソさん(天真みちる)には大きな拍手を送りました。
お芝居の田中もすごく自然な演技で存在感があって、あなたはここにこんなにも溶け込んでいるのに本当にやめてしまうの?と思わずにいられません。
第4章 SPANISH GARDEN
ヴィスタリアの永遠の贔屓ヤンさんことANJU(安寿ミラ)振付の場面です。
語り手のちなつさん(鳳月杏)の叙情性にひきこまれました。
スペインの美女たちの振付も美しいです。
そしてみりおちゃんのマタドールのなんと麗しく美しいことでしょう。
表情、動きはもちろんですが、そこにいるだけで死と隣り合わせの孤独、ゆきちゃん演じる女優ルペ・シノへの燃え上がる恋情が伝わってくるようでした。
みりゆきのデュエットは独特の変わったものでした。
さすがヤンさん、と拍手を送りたくなります。
圧巻はマイティー(水美舞斗)のダンスでした。
この振付をこんなふうに踊れる人はマイティーをおいて他にいない!とヴィスタリアは思いました。
もしかしたらヤンさんは「マイティーにこういう踊りを踊らせてみたい」と思ってこの振付を考えたのではないかと思ってしまうほどでした。
切り裂くようなピルエット、ほんとうに飛べるのではないかという思う跳躍。
すごかったです。もう一度見たいです。
第5章 TROPICAL GARDEN
アロハで真夏な中詰です。珍しい衣裳で新鮮でした。
あきらさん(瀬戸かずや)がかっこよかったです。
このショーで、すごくスタイルがよくてかっこいい人がいる…と思って見ると大抵あきらさんでした。
ゆきちゃんの白いドレス、帽子、手袋姿がとってもすてきでした。
しかし全員揃っての曲が「HOT LIMIT」でヴィスタリアは客席で硬まりました。
なぜこの曲を宝塚で使おうと思ったのかまったくわからず、これをよしとしている野口先生とは本当に趣味が合いそうもありません。
ここはブックマークで色気だだ漏れなちなつさんを見ていたのもあり、ちなつさんの「ジラされて熱帯」にくらくらしちゃいました。
劇場内の熱気も一層ヒートアップしたように感じました。
第6章 GLADIATOR’S SANCTUARY
マタドールとグラディエーターのみりおちゃんが一つのショーで見られるなんて贅沢だと思いました。
羽山先生の振付にどきどきしてしまいました。
第7章 NYC HIGH LINE
ゆきちゃんのタキシードに美しい脚、すばらしい歌にダンス。最高です。
男役さんの真ん中で輝いていました。
ずっと聞いていたい、ずっと見ていたいくらい好きな場面になりました。
シルクハットにケーンの正装のみりおちゃんもかっこよくて、歌もよくてすてきでした。
こういう音楽も衣裳も正統派の場面はいいなあと何度見ても思います。
第8章 百花繚乱-花美男子(HANAOTOKO)-
若手男役スターさんのアイドルっぽい(?)シーンです。
スクリーンに漫画のようにスターさんの顔と愛称が次々と映し出されていきます。
それはいいとして、最後に「花美男子」と映し出されたのを見たとき、野口先生とは本当にわかりあえそうもないとヴィスタリアは思いました。
キラキラネームみたいでどうしてもよいと思えないのです。
あと衣裳も気になりました。
かれーくんとマイティーを目立たせたいのはわかりますが赤と青の手袋はしない方がよかったのではないでしょうか。
第9章 ETERNAL GARDEN TAKARAZUKA
エターナルガーデンとは美しい言葉ですね。
薄紫の衣裳がとっても素敵でした。
みりゆきのデュエットダンスにうっとりです。
リフトはありませんでしたが(なくても全然かまわないのですが)、変わった決めポーズがありました。
難易度が高そうですし、支えるみりおちゃんも支えられるゆきちゃんもきちんと鍛えているからこそできるのでしょう。
劇場を後にして、数年ぶりに花組を観た母サラ(ライトなヅカファン)に誰か印象に残った生徒さんはいるか聞いてみました。
すると「水美舞斗さんのダンスがすごかったわ。ファンになっちゃう。ショーでも鳳月杏さんがが目立ってた。これからもっと来ると思うわ」と言っていました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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