こんばんは、ヴィスタリアです。
東京宝塚劇場で雪組「蒼穹の昴」の初日を観劇しました。
ヴィスタリアの独断と偏見と偏愛に満ちた感想で作品の内容に触れています。
雪組「蒼穹の昴」東京宝塚劇場初日の感想
劇場に入るとロビーに飾られたツリーが目に飛び込んできました。
東京宝塚劇場❄雪組❄蒼穹の昴初日おめでとうございます。
ロビーに素敵なツリーが🎄❄✨✨ pic.twitter.com/3lkvUejQjM— ヴィスタリア@聞いてちょうだいこんなヅカバナ (@zukabana_vis) November 26, 2022
華やかで、雪組らしいカラーでうれしくなります。
終演後には街路樹がライトアップされ、ミッドタウンやペニンシュラホテルの前にはツリーが輝き、街が綺麗になる季節が来たのだなと思いました。
終演後のご挨拶でさきちゃん(彩風咲奈)が
みなさまと「メリー・クリスマス」が言えるように千秋楽まで元気でがんばりたい。
とご挨拶されていましたがどうか無事に公演が完走できますように。
一つひとつの公演が、新人公演が、千秋楽のきわちゃん(朝月希和)のサヨナラショーが、無事にできますように。
「蒼穹の昴」は大劇場で1ヶ月前と少し前にSS席で観劇して以来の観劇でしたが(記事にはてきていないのてすが)、それぞれの役が一層深まって際立って迫ってくるのを感じました。
初日ということで非常に緊張感の高い舞台で、客席も熱く集中していて最後にかけてすすり泣きも聞こえました。
終演後のご挨拶の中で長い長い拍手が鳴り止みませんでした。
日本物、和物の雪組とよく言われますが歴史ものの雪組なのではないかと、さきちゃんを筆頭に真ん中から端から端までの充実ぶりに思いました。
またにわ組長(奏乃はると)から原作者の浅田次郎先生がご観劇されていたとご紹介がありました。
原作者の浅田次郎先生がいらしていて終演後ににわさんから紹介があって大きな拍手が👏👏 pic.twitter.com/nZPC8ISnVS
— ヴィスタリア@聞いてちょうだいこんなヅカバナ (@zukabana_vis) November 26, 2022
「蒼穹の昴」は壮大なスケールの原作を宝塚歌劇ならではの豪華なセット、衣装、舞台機構を駆使した展開があってこそ実現した舞台化だと思います。
松井るみ先生のセット、有村淳先生のお衣装がすばらしくてこの作品に欠かせないものになっていますし、
プログラムに掲載されている制作秘話も非常に興味深かったです。
またこの作品が本公演一本物デビューとなった原田諒先生は文庫4冊の長大な原作をうまいことまとめたと思います。
が、娘役さんの役どころが少ない上に
この公演で退団されるトップ娘役のきわちゃんの役どころも本当にこれが最後なのか…と思う気持がないと言ったら嘘になります。
上演が発表になったときに原作を読んで、梁文秀/彩風咲奈も李春児/朝美絢もぴったりだと思っただけに(そして観劇してもはまり役なだけに)、
辛い目に遭うことの多い李玲玲がヒロインなのが気になったのです。
自分は原田先生の「ピガール狂騒曲」もトップ娘役の描き方が気になったのでこの点については相性がよくないのかもしれません。
海外ミュージカルの演出はよいお仕事をされるので信頼しているのですが…。
原作で登場する梁文秀に想いを寄せる女性が描かれていないこと、
この作品で退団されるのんちゃん(千風カレン副組長)、なーこちゃん(羽織夕夏)に徳齢、容齢という西太后つきの女官の中で特別な配役をしていることは原田先生の配慮なのだと思います。
徳齢、容齢も原作には登場しません。
次に原田先生がオリジナル作品を作、演出されるときに娘役さんをどのように描かれるのか注目したいです。
なぜここまで言うかというと、自分は娘役が魅力的な作品こそ宝塚歌劇としておもしろく名作になると思っているからです。
柴田先生の作品の、寄り添うだけでない娘役たち。
正塚先生の作品の、男同士の友情が描かれる中でも魅力的な、自立した女性たち。
最近で言えばオリジナル作品ではありませんが野口先生の「HiGH&LOW」の物語を引っ張りタメ語で話し男役たちを救う強くてかっこいい娘役たち。
宝塚歌劇の世界は人気でいえば男役>娘役なのかもしれませんが、作品に置いてそれは違うと強く思っているからです。
取り急ぎ初日の感想でした。
役ごとの感想などあらためて書きたいと思っています。
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