こんばんは、ヴィスタリアです。
定期購読している宝塚GRAPHの2021年5月号を読みました。
例によってヴィスタリアの独断と偏見と偏愛で特に気になったページについて順不同で記事にしています。
目次
COVER 芹香斗亜
ずっと白や淡い色の背景が続いていたので黒を背景にしたキキちゃんにはっとしました。
中を開くと軍服のジャケットでかっこいい…!
憂いを秘めた貴公子のようで、巻末のバストアップのショットも素敵です。
GRAPHでときどき表紙を飾るスターさんがお召しの私服の軍服が大好きなのでうれしいです。
(「いったいどこで買うんだろう」と思いつつ)
それが表紙撮影ルポではものすごくイノセントな笑顔を見せていてギャップもたまりません。
過去の同期生紹介コーナーが今月は93期で、ここにもかわいいキキちゃんがいます。
自分はキキちゃんの透明感と変幻自在さに他の人にはない魅力を感じているのですが、
笑顔も水色のコートのポートもギャップの大きさにその魅力をあらためて感じました。
K-Learning 瀬戸かずや
宝塚大劇場で公演中の「アウグストゥス」を連想したくなる石膏の女性の胸像を抱きしめているあきらさんが最高すぎて、
このポートを企画してくださった方にお礼が言いたいくらいです。ご本人なのかな。
Dream Timeで「結婚指輪いくつあるかなあ」とぼやいていたあきらさんがその一部を紹介されています。
結婚指輪はシンプルだからこそ作品や役に合ったものが選び抜かれているのがわかって興味深く、
錚々たる花娘たちに贈って男役冥利に尽きるというコメントに
男役スターとしての道のりが窺えるようです。
また背中について語り、これまた最高にかっこいい背中のショットを見せつつ
「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」の印象的な背中のシーンについて解説されています。
そういうとき、心のなかで言葉を発するようにしていて。
(中略)そうすると自然とその感情の背中になるんですよね。
そりゃあジミー/柚香光とビリー/華優希のやり取りに
背を向けて黙って立っているクッキーから目が離せないわけです。
「退団前の置き土産」と笑いながら語っていることの数々が舞台人を超えて人として大切なことであり、
また上級生のスターとして苦労してきたことを知っているからこその言葉で沁みました。
いま役がつかない、お休みが多いなど悩んでいる下級生の道を照らす灯になる言葉ではないでしょうか。
(中略)いちいち文句を言っていたら自分がどんどん嫌な人になっていく気がして。
たとえ役がつかなくても、他に与えられたことはある。そこを全力でやれば、見てくれている人は絶対にいる!
ただ、その地道な積み重ねに耐え続けられるか。
色気の塊のようなあきらさんが色気について真剣に研究するようになったのが研10のころで
どのように探求していったのかというお話とあわせて興味深かったです。
As Is To Be 永久輝せあ
見開き2ページの短いインタビューですがひとこちゃんのこれまでと今がぎゅっと詰まっていて読みごたえがありました。
意外だったのはこの一言です。
私、一見クールに見られるのですが、中身はわりとアイリーンに近いので(笑)、役作りも無理せずできたんですよ。
逆に想像以上で驚いたのはひとこちゃんのストイックさでした。
役付きも早く新人公演の主演に代役などを任されながら自らに課すものが厳しすぎて
「どんどん自分をがんじがらまにする始末」と振り返る下級生時代は想像するだけで苦しそうです。
その縄を解いてくれたのぞ様(望海風斗)との「ドン・ジュアン」でのお稽古場のエピソードは
何度読んでも生徒さんの内面と成長に触れられるようで好きです。
またれいちゃん(柚香光)のお芝居を「まるで演じていらっしゃらないのでは?というくらいナチュラルなんですよ」とお話されていますが
これは客席でも感じることで、緻密に計算された上でのナチュラルさが魅力なんだよね…と頷きました。
はみだしSHOTのれいひとの美✕美のツーショットも眼福でした。
宝塚GRAPH888号記念企画 トップスターアンケート
5組のトップスターが8つの質問に答えています。
8を全身で表現しているれいちゃんがトゥで立っていてさすがダンサーです。
ご自身の印象的なポートとして挙げているもの、れいこちゃん(月城かなと)との対談も強く印象に残っているのでうれしくなりました。
さきちゃん(彩風咲奈)の雪組トップスターとしてのお仕事をこの宝塚GRAPHで初めて目にしました。
さきちゃん、あらためておめでとうございます!
好評だったというポート、自分も大好きでブロマイド買っちゃいました。
ことちゃん(礼真琴)は好きなコーナーにThe Costumeを挙げていて、わかる!と深くうなずきました。
今月はことちゃんが「ロミオとジュリエット」のパレードのお衣装について
解説してくれています。
(なこちゃんがことちゃんからもらったという指輪をかわいいエピソードとともに紹介してくれていてときめきました。)
ゆりかちゃん(真風涼帆)の整理整頓について「S-Leraningでもまだ語りたりない」そうで、
ぜひ1冊本にしていただきたいです。買います。片付けます。
5人とも初舞台生特集のお写真が載っていて、ちょうど107期の紹介ページがあります。
この39名の中から未来のトップスターが誕生するかもかしら…とお顔と芸名を見ました。
月組アンケート MY BEST 珠城りょう
月組生全員にたま様の魅力についてアンケートを実施したという、
最近発売のない組本のような企画で楽しいページでした。
SPECIAL PORTRAITもナチュラルに色気を放っているたま様ですが、
「こんな珠城りょうを見てみたい」アンケート内で披露されているパイロット姿が大変なかっこよさです。
しかしそのアンケートにターザンと答えているまゆぽん(輝月ゆうま)…あなたというお人は。
「たま様のどこにぐっとくるか」という質問ではまゆぽんは「下唇」と答えています。
ちなみにやすくん(佳城葵)は「(キッチンに立ったときの)腕まくり」で、
スペシャルライブ「Eternita」メンバーはやっぱりたま様への愛がおかしい深い上に自由奔放で好きです。
その他のページ
一言ずつですが触れさせてください。
◆Decor 星南のぞみ
おさげにミニスカートが元気なアイドルのようなかわいさです。
思い入れのある髪型(「ケイレブ・ハント」レイラ役)で恋人役だったのぞ様(望海風斗)が前髪の立ち上げ方を教えてくれたエピソードが紹介されています。
先日スカイステージで一挙放送されたBrilliant Dreams+Nextでヘアアレンジの様子を披露されていたのぞ様を思い出しました。
◆Decor 音くり寿
大人っぽいダークレッドのリップとゴールドのゴツめのネックレスがとても素敵なスタイリングで
いままでのくりすちゃんのポートで一番好きかもしれません。
好きだった台詞に「CASANOVA」のエトワールの歌詞を、
心震える瞬間に「マスカレード・ホテル」のデュエットダンスのカゲソロを挙げているのが
歌姫のくりすちゃんらしいです。
「蘭陵王」洛妃、「A Fairy Tale」プルケなど客席で素敵だなあと思ったお役が並んでいるのもうれしいですし、
自分は思っている以上にくりすちゃんが好きなんだなと思いました。
◆RAMDOM 極美慎
このページの「ウィンクは得意?」という質問が好きです。
しんくんのショーでは無自覚にやっています!に
星組らしさを感じてうれしくなりました。
◆PICK UP INTERVIEW 桜庭舞
これからもっと活躍するお姿を見られると思っていたまめちゃんのご卒業のインタビューを読んで、
ご本人の決められたこと、前向きな旅立ちなんだなあと思いました。
「アルジェの男」のエリザベートのプライドとそれが崩れる瞬間、歌声が強く印象に残っているので
まめちゃんの強い思いがあったことに感動しました。
◆100期の秘密あかします ゲスト:華優希
あかっしー(朱紫令真)とはなちゃん(華優希)の超サイヤ人の仮装に驚くと同時に
エマーエージェンシー(星組の余興をする精鋭の集まり)の文字を見て納得しました。
そして先日スカイステージで放映されたDream Timeではなちゃんが余興で
「はいからさんが通る」の牛五郎になりきったというエピソードを思い出しました。
はなちゃんが音楽学校時代にタップダンスで「死ぬほど成績が悪かった」とのことで、
「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」に向けて「こりゃまずいと思って「はいからさんが通る」のころから必至で特訓した」と明かされています。
特訓の成果は舞台に現れていて、れいちゃんとのタップが揃っていたのを思い出しました。
3度目の緊急事態宣言による公演中止でチケット代も返金になることですし
円盤を買ってハッピーな気持ちになることにします。
来月号も楽しみです。
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