星組青年館「キラールージュ」の感想の続きです。
目次
中詰 Rouge Royal/紅薔薇宮殿
この中詰もオープニング同様楽しくて、そして美しくて大好きです。
白×ピンクの衣裳が美しくて、なのにどっぷり濃さがあるのが星組らしいなとヴィスタリアは思います。
例によってヴィスタリアはことちゃんとくらっちとカイちゃんばかり見ていました。
くらっちのロイヤルプリンセスな濃いピンクのドレス姿がかわいいです。
こういう衣裳が本当にお似合いです。
ことちゃんのダンスにあらためて惚れ惚れし、そしてカイちゃんの歌にまたしてもくらくらでした。
「罪な薔薇」はよく考えたらすごい歌詞ですし、だからこそカイちゃんが歌っているのがいいですし、あなたこそ本当に罪なお方です。
客席おりでうれしいことがありました。
この日ヴィスタリアが座っていたのは1階の真ん中あたり、前の通路からもサイドの通路からも2~3番目あたりでした。
なので生徒さんとハイタッチ!ということはなかったのですが、かなり近くに生徒さんが来てくれました。
いい匂い…(すみません、変態で)。
生徒さんたちが舞台に戻るとき、ヴィスタリアの隣の席の方が手を振ったら、気づいた如月連さんが投げキッスを返してくださいました。
横からですが被弾させていただき、よい思い出になりました。かっこいい!
TANGO ROUGE/紅麗踊
これはショーとしても名場面ですし、ことちゃんにとってもよい場面だと思います。
民族衣裳のことちゃん、かっこいいです。
恋人役は希沙薫さんでした。2人のダンスにうっとりしました。
そしてことちゃんの踊った直後だというのに余裕の歌唱にはおそれいります。
Trip Rouge/紅子、海を渡る
通常55分のショーが今回は10分ほど長いのですが、それはこの場面のためです。
べにーさん扮する紅子さんというホール案内嬢が愛子ことあーちゃん、礼子ことことちゃんを巻き込んでアドリブであれこれやりとりをする場面です。
3人のやりとりがおもしろくてヴィスタリアも笑いはしましたが、この場面はなくても一向にかまいません。
むしろなくしてほしいとヴィスタリアは思います。
なぜかというと内輪向けの楽屋落ちに近く、海外公演には合っていないと感じたからです。
宝塚を初めて見る方、それも海外の方がこれを見たらどう思うのでしょう。
宝塚をよく知っている方が笑っているのを「どこがおもしろいのかよくわからない」と戸惑うのではないでしょうか。
台湾に宝塚がものすごく浸透していて、紅ゆずるさんといえばおもしろくて紅子というキャラクターまでできる、ということが前情報としてあるのなら台湾の初めて宝塚を見る方も楽しめると思います。
あるいは日本でやるときは日本のお客様が楽しめる内容でやり、台湾では中国語を多用するなどして台湾のお客様が楽しめる内容でやるのなら、この場面の意義があるのかもしれません。
しかし紅子さん、あるいは紅子さんに類するネタはもうよいのではないでしょうか。
Pegase Rouge/紅いペガサス
退団したぽこちゃん(十碧れいや)の歌はぴーすけが歌っていましたが、よかったです。
これからにももっと期待しています。
この後、Pop Up Rouge/紅瞬間 で、
あーちゃん、夕渚りょうくん、湊璃飛くんがとても懐かしいポップスを歌っていました。
聞いたことあるけれどなんの曲か思い出せずにいたのですが、サビを聞いてやっとわかりました。
ブラックビスケッツの「タイミング」でした。
昔流行りましたね。懐かしいです。
タイミングの振付が、そうしたい気持ちはわかりますけれどちょっと安直な気がしました。
ロケット SAKURA ROUGE WONDER GIRLS/紅桜超絶娘
真ん中にいるくらっちがかわいくてかわいくて最高!!でした。
くらっちの顔がかわいいのは当然として、それだけではないのです。
笑顔の弾け具合がかわいくて、元気いっぱいに踊るのがかわいくて、輝いていました。
なんて楽しそうなんでしょう。ヴィスタリアはきゅんとしてしまいました。
フィナーレ
西条秀樹さんの「情熱の嵐」がなくなっていました。
ことちゃんの掛け声で始まるこのナンバーが好きだったので少し残念でしたが、流れてきた「ウノ・ドス・トレス…」の掛け声で始まった曲の懐かしさに感極まりそうになりました。
いろいろなショーで使われていて、最近だと雪組「La Esmeralda」で使われていたそうなのですが(ヴィスタリアは未見なのです)、ヴィスタリアにとっては花組「ラ・ノーバ!」でミキさんが踊っていた曲です。
懐かしいしうれしいし目の前の舞台はすばらしいし、最高に高まりました。
西条秀樹さんのもう一つの曲は使われていたのですが、これを歌うみっきぃさんが大階段に男くさく座って歌い上げるという演出がありました。
みっきぃさん、かっこよかったです。
この演出は誰もがやってかっこよくなるわけではないと思います。
歌もすてきでした。
フィナーレは豪華な衣裳で踊りまくる星男と星娘にうっとりしていたのですが、ヴィスタリアが興奮しすぎてやや記憶が曖昧なのでこのあたりで終わりにしたいと思います。
お芝居もショーも楽しかったのでもう1回見たい、せめて台湾公演のライブヴューイングを見たいところですがその日は用事があって難しそうです。
1回だけでも観劇できて幸せでした。
長い記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
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