考えたこと

専科と星組、あるいは宙組の気になっていること

こんばんは、ヴィスタリアです。

今日はいつも以上に独断と偏見に満ちた記事で人事的なことにも触れています。

専科 春日野八千代、轟悠の後継者はあり得るか

イシ様(轟悠)の最後の公演星組「婆沙羅の玄孫」が千秋楽を迎えました。

自分の第一次ヅカファン時代にイシ様は雪組の3番手→2番手→トップスターとして活躍され、「春日野八千代先生のような存在に」と専科へ組替えされました。

当時学生だった自分は全組観劇する予算も時間もなく、雪組は未見でした。

10数年のブランクを経てヅカファンに復帰し、「凱旋門」再演(2018年)が初めて観劇したイシ様の舞台であり雪組公演になりました。

このときは声、特に歌が辛そうであることが気になったり、
「ラヴィックとボリスは中の人が逆の方が似合う気がする」などとヅカファンに復帰したての自由気ままさで思ったりしていました。

その後「チェ・ゲバラ」の歴史ドラマの力強さ、
映像ですが「シラノ・ド・ベルジュラック」の深い人間味のある演技、
そして最後の「婆沙羅の玄孫」の芸の極みと観る度に心を動かされてきました。

また「タカラヅカ・スペシャル」のイベント等で各組のトップスターはじめ組子から大いに尊敬され、愛されているのも見聞きしてきました。

宝塚歌劇は世代交代のスパンが短く組子との学年差は長く在団するほど大きくなっていきますから、このままずっと主演を続けるのは難しいかもしれないけれど
主演以外のイシ様も観てみたいし、そういう舞台があってもいいのでは…と(勝手に)思っていたところで予想だにしない退団発表がありました。

2020年の専科のミエコ先生(松本悠里)の退団に続いての衝撃的な出来事でした。

ネットの片隅の拙ブログですが、どんなワードで検索していらしたのかを知ることができて極々たまーーーに見ることがあるのですが、2021年でダントツで多いのがイシ様の退団に関するワードなんです。

「轟悠 退団 なぜ」「轟悠 退団 理由」といったワードで検索されている方の多さにイシ様の退団発表がもたらした衝撃の大きさを実感しています。

そして「婆沙羅の玄孫」が千秋楽を迎えたいま気になっているのは第二の轟悠は生まれるかということです。

トップスター経験者が専科へ組替えし、スターとして活躍し各組の公演で主演するようなことが約20年ぶりにあり得るでしょうか。

もしも誰かが後継者のように望まれて専科へ組替えするとしたら、個人的には
トップスターを経験した男役さんが専科生として在団し芸を極めたり下級生へ伝え教えていくことは貴重なことだと思うけれど、主演以外の活躍の仕方もあってほしいと思っています。

組で主演をしたからといって専科へ組替えしてからも長年ずっと主演するのは作品も選びますし、組子との学年差は広がっていきますから
幅広い役柄で存在感を示し、主演ではできないような役も見せる在り方があってもいいのではと思うのです。

そしてもしもイシ様のバトンが託されるとしたら、ゆりかさん(真風涼帆)もあり得るのかな…?
7作目の本公演が「NEVER SAY GOODBEY」であることが発表になりましたが、この公演後に専科へ組替えする可能性も0ではないのでは…?と想像妄想したりもします。

トップスターの任期としてもっと長い方もいらっしゃるので8作目以降もあり得るかもしれませんが
宙組には長く2番手をつとめているキキちゃん(芹香斗亜)もいますし、
ゆりかさんが男役としてとてもかっこいいので専科へ組替えすることで一層長く男役として下級生へ教えていきながら活躍する道もあるのでは…と(勝手に)思ったのです。

(念のため申し添えますが、早く退団してほしいという話ではなくトップスターの平均的な任期という面で考えた場合の一つの可能性についての話です)

組替えか退団か、今後の進む道の発表があり得るとしたら8月2日の「シャーロック・ホームズ/Delicieux!」大劇場千秋楽の翌日以降でしょうから注目したいと思っています。

星組の気がかりなこと

そしてもう一つ気になっているのが8月上旬と思われる星組「柳生忍法帖/モアー・ダンディズム!」の集合日です。

2020年の公演中止以降、各組とも大勢の生徒さんがご卒業を発表していますし、星組は組子の人数も多く上級生の層が厚いので
「シャーロック・ホームズ/Delicieux!」で宙組の上級生が大勢卒業されるような発表があってもおかしくないのでは…と覚悟をしています。

覚悟をしたところでショックは免れないのでしょうけれど、星組の集合日まで自分なりにできる限りの心の準備をしておくつもりです。

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